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陰気なリア充おやじのチラ裏。  作者: おぎん
まだまだ自分語り。
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うちの上司は見た目もやばい。

 コーヒーの飲み過ぎで眠れなくなり、水分の摂りすぎで深夜に尿意で目が覚めてしまい、冷たいものの飲み過ぎなのかスープにどばどば投入したレッドペッパーオイルを摂りすぎたのか朝からお腹が緩くなり。完全なる因果応報から始まる今日という素敵な1日!


 今日は三男の療育の卒業式だったのに、年度末の修羅場のお陰様々で会いに行けなかったし今月のサービス残業も30時間を超えたしマジでやってらんねーな! 凡そ7万円をドブに捨てたようなものだとか金額に換算したら嫌気が差すのだが、こんなんもSNSで愚痴ると「残業代が出ているだけマシなんだが?」とか「お前が仕事できないカスなだけ」とか叩かれるこんな世の中じゃ。ポイズン。


 改めて述べる。


 SNSで身分を明かした上で、職場への不満を書き込んだり、政治的な発言をしたり、その他諸々の不適切な書き込みが発覚すると懲戒処分される「組織」に属している。それなりに出世したし子宝にも恵まれたし、世にいう「リア充」だけど愚痴りたいこといっぱいあるぜ?


 ――という設定の痛い妄想なのかガチのイニシャルトークなのかを曖昧にして、普通にSNSに書き込んだら炎上する内容だけどあくまでも「なんだこの主人公、全く共感できないぞ」とスルーされるだけの不人気小説に過ぎませんよという逃げ道を作った上で「組織」の悪口をこそこそ書き連ねてもうすぐ2ヶ月である。


 とりあえず特定の個人に対する誹謗中傷になるであろう不適切な発言をさせてもらうと、「社宅」の科長殿の汚部屋がガチのガチガチでとんでもなくヤバかった。ちょっと想像を遥かに超えていた。


 本日異動となった科長殿から、引っ越しが予定通りに終わらないから週明けにでも代理人として退去点検を受けるよう指示され「いやいやいやいや鍵の返却とかどうするつもりなん?」と電話しても出やしねえ。仕方がないから檜山ボイスで「間に合えーっ!」を脳内再生しながら自転車で「社宅」まで駆けつけた私であった。


 もうすぐ20時になろうというのに引っ越し業者のトラックが居座っており、若い兄ちゃんが荷台に腰掛けてスマホをいじっている。間に合った! 間に合ったが…いやどういう状況なんこれ…。とりあえず3階の科長殿の部屋に向かおうと階段に足をかけた辺りから、なんかこう…凄く嗅ぎ慣れてしまった異臭が漂ってるの…有り体に表現すると科長殿の体臭なんだけど。


 科長殿はあまり入浴しない、滅多に洗濯しない、愛煙家の上に歯磨きもお嫌いなスメル・ハラスメントの権化と言うべき御仁であらしゃりますよって、たまらず悪臭を訴えても「大袈裟に表現してふざけている」と解釈なされる節があり一向に改善されないままさよならbyebyeの日を迎えてしまったわけだが? 何だこれ、1階の時点でヤバいし3階に近づくほど強烈になっていく。


 ――ここがグラウンド・ゼロ。


 科長殿の部屋に辿り着くと玄関扉を開けっ放しにしており、ジャージに着替えた科長殿の指示で、若人が未だにタラタラ梱包などしている。いやゴミだらけやけど何なんこれ…。はちゃめちゃな悪臭がする部屋に踏み入り鍵を受け取り、なんか挨拶もそこそこに逃散してしまった。とりあえずわかったのは、科長殿の放つ体臭の真実の一端である。入浴してない、洗濯してないに加え、この汚部屋の腐臭が全身に衣服に染みつき混じり合い、あの形容し難いスメルを産み出すわけだと思った。不幸な引っ越し業者に同情する。しかし最後の最後にとんでもねー爆弾を投下していただき、立つ鳥跡を濁しまくってくださったものである。つら。

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