ニチアサと私たち。
ここのところ日曜日は昼まで寝ていることの方が多いのだが、今日は早起きしてしまったのでニチアサをリアタイ視聴。早起きしてしまったというのは嫌な夢を見て目が覚めてしまったということであって、今日から始まる新しいプリキュアのために目覚ましかけたわけではなくて(早口)ちなみにその嫌な夢の中の私は元気だった頃の父と母と弟と一緒に実家で暮らしていて、現実の私が所属している組織に現実とは異なる形で加入していて、寝坊して慌てて「あれがない、これがない、髭を剃ったらめっちゃ血が出た、あ〜、間に合わない!」とかやってるうちに目が覚めた。夢で良かった、より、実家住まいから一人ぼっちの現実に引き戻された寂しさの方が勝っているように感じる。あ、新しいプリキュア自体は良かったです。私は好き。
リアタイ視聴するかどうかはさて置き、ニチアサは毎週録画して見ている。番組の内容自体が好きで好きでたまらないと言うほどのことではないが、まあ、好きは好きだが、訳あってバラバラに暮らしている息子たちと、せめて同じものを見ていたいのである。私の世代くらいまでかな、テレビが家族団欒の中心に位置していたのは。その下からはテレビが一人一台だったりスマホでバラバラに好きな動画を見たりしている方が普通なんだろうか。
妻はテレビを見ない人で、息子たちにもなるべくアンパンマンかEテレしか見せたくなかった人である。その時その時の一番下の子供が分別つくまでは、正義のヒーローが悪者を暴力で排除する様を見せるべきではないという思考の人である。私と妻は同学年――同い年と表現すると3月産まれの彼女は「それは違う、私の方が1歳若い」と頑なに主張するので同学年だ――だが、価値観は人それぞれだ。妻は息子たちが暴力的に育つことを危惧し、私は息子たちが世間ずれして育つことを危惧した。この辺は正解がない問題だろうなあ。
それから何やかんやで「仮面ライダービルドだけ見たらテレビを消して朝ごはんや!」となり、この仮面ライダービルドの夏映画で息子たちが同時上映のルパパトからスーパー戦隊に目覚めてなし崩しに9時から10時までテレビを見ることになり。
三男が白血病で入院し、長男と次男を妻の実家で預かってもらっている間に次男が――男の子だから見せなくていいと思っていた――プリキュアにハマり、三男の退院後、8時30分から10時までニチアサをフル視聴するようになってから、逆に朝食をとって着替えるまではテレビをつけないようになったり。
訳あって、今は家族バラバラに暮らしている。
妻と長男は朝が弱いので、一緒に暮らしている三男も含めて、ニチアサはほとんど見ていないらしい。妻は録画してまで見るものではないという考えでもある。
妻の実家で暮らしている次男は今日もリアタイ視聴しているかな。
訳あって、家族はバラバラである。