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陰気なリア充おやじのチラ裏。  作者: おぎん
隙あらば自分語り。
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アムロにもシャアにもなれない。

 「我が社はブラック企業ですからねえ」というのが口癖になっている部下がいる。複数名。いちいち口にしないが同じ認識という構成員は「組織」の半数くらいいるんじゃなかろうか。


 ブラック寄りのグレーくらいな中小企業から引きこもりニートを経て転職してきた私の鑑定だと、まあまあホワイト寄りなグレーというところだが。なんだかんだ有給休暇とれるし土日祝日が休みだしなあ。高額ではないけど給料も安定してるし。


 まあ、それ故に退職して家族と一緒に暮らすという選択に踏み切れないでいる。勤務地が全国あちこちかつ転勤が多いから、自閉症の長男の療育やダウン症の三男の就学を含めた将来のことを考えると子供たちは都会に定住した方がいいので単身赴任せざるを得ない。その都会暮らしも先立つものがあってのことだし今更この歳で条件の良い企業に転職できる気がしないから、単身赴任を続けるしかないのかなあ。ないよなあ。私がもっとできた父親であり、どんな場所でもサクセスできる有能なビジネスマンなら、もっと違う道を選べるのだけれど。脱サラして不安定な道に踏み出す勇気がある人を尊敬する。本当に。


 私の個人的な事情はさて置き、働き甲斐を感じにくいからモチベーションが上がらずネガティヴなムードになる職場ではある。基本的に減点方式で人事評価されるのが最大の原因じゃないかな。何らかの成果を挙げるよりもミスをしないことが評価される体制だから、達成感を感じにくいし、一つ一つの作業に人手も時間もかけにかけるあたりがブラック企業感を醸成している。例えば100万円の赤字を出したけれど翌月に3倍の黒字を出して挽回するなんて機会もない。やらかしたらそこで試合終了なので、新しいこと難しいことのリスクに対して消極的になりがちだ。


 その程度に問題意識を持った上で、これを内部から改革するため出世しようとかいう覇気が私には全くないから、ただの愚痴でしかないな。何もしない善人より行動する偽善者の方が有益だが何もしない偽善者は本当に何の益も生み出さない。せいぜい「責任感が強い兄貴分」の仮面を斜めに着けて部下の盾になるくらいが、私の演じる「悪くない上司」の限界ってところだろう。


 宝くじなりギャンブルなりで一生遊べるお金が手に入ったら退職して家族と暮らしたいなとか、くじも買わずギャンブルもしないまま夢想する毎日である。やれやれ。

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