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陰気なリア充おやじのチラ裏。  作者: おぎん
隙あらば自分語り。
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豆を40粒食べたらいいのか?

「――俺、40歳になってしまった。カナン…悪いけど!」


 私は、某アニメ監督の信者として、誕生日を迎える都度、自らの齢を当時のキャラクターボイスそのままに脳内再生することを己に課している。なんなら人目がないところなら声真似もしてみる。あくまでも人目がないところでね。恥ずかしいから。


 40歳のおやじである。おそらく自分で思っている以上にキモい類の。一人で、海鮮巻きをもそもそ、いかり豆をぼりぼりしていたらなんか悲しくなって、衝動的にスマホをポチポチしている。一人で。長文打ちにくい。節分に何をやっているの私は。


 別に、異世界に行きたいとか転生したいとかタイムなんちゃらしたいとか思わない程度には幸せなのだと思うけれど。客観的に見たら。40歳で妻いて子供3人いて年収600万円超だもの、リア充とか勝ち組とか呼ばれる側だよ。何を訴えても「チラシの裏にでも書いてろ」って叩かれるやつだよ。


 だからこれは、チラシの裏に向けて発信している、ただそれだけの言葉。


 ただ、それだけ。


 ――SNSでの自分語りを禁じられている組織に所属しているけど、まあ「あくまでもフィクションですよ」という建前で逃げられるんじゃないかな。かな。だめかな?

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