Prologue again
人類が滅んだ後あるいは数万年先、はるかな未来に知性を持った新しい生き物、もしくは宇宙から知的生命体がやってきて地球の地面を掘ったとき、恐竜の化石、三葉虫やアンモナイトの化石などよりも、たくさんの人類の痕跡が残されているから。アスファルトで覆われたたくさんの道路網や巨大なビル群などの大都市跡。そして土に還ることのない金属やプラスチック類や化学物質等々。
地球は、未来の知性を持った新しい生き物や宇宙の知的生命体のためにも、もう少しだけ変わらなければならないのだ。
だからこそ、ポニーテールにライトピンク色の大きな耳が垂れたブタの顔が真ん中にあるカチューシャをし、セレクトモカのピンクニットのディズニーコーデのワタシは、この地球のピンク色のテロリストにならなければならないのだ。
落照にグラデーションされた空を背景に、夕映えに輝くシンデレラ城が、未来を照らすように眩しかった。今年最後のディズニーランド。大都会の喧騒からスワイプし光彩陸離の世界へと!
大きなミニーマウスの帽子をかぶったワタシは、セレクトモカのピンクニットの上に大きめの黒のレザージャケットを重ねていた。
──おかわ、でしょ!
さて、白いベンチに腰かけてひとやすみ。
家族連れ、カップル、友人同士、みんな楽しそうに年末のディズニーを楽しんでいる。
ワタシはワイヤレスイヤホンで、ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』の主題歌『輝く未来』を聴きながら、スターバックスのホットカフェモカを飲んだ。
──あったまる
「ワタシのいる場所」「未来照らす光」を考える。
地球は、未来の知性を持った新しい生き物や宇宙の知的生命体のためにも、もう少しだけ変わらなければならない。だからこそワタシも来年はもっと仕事を頑張って、サロンモデルから飛躍しなければならない。この地球のピンク色のテロリストとして。
いつも丸くてつぶらな、くもりのないまなこのシーちゃんが、ピンク色の舌をちょっとだけ出したまま見守ってくれるのだから……




