表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1日1つの物語  作者: 水谷舞湖
3/28

4/12 頑張れ

頑張れと言われたくて、

「頑張れって言って」

と、他人にお願いをしてみる。


これに何の意味があるのか、僕にはわからない。

「頑張れ」という応援は、自然発生的な発言だ。だからこそ、「頑張れ」と言われた側は頑張れるのだろう……と考えている。要求することに、どこまでの意味と意義があるのだろう。「頑張れ」と言われなければならなくて、「頑張れ」と言ってもらおうとしなければならない世の中だということなのだろうか……


確かに、応援されれば力になる。それは確定的に明らかだ。ただ、応援するという行為は、応援したいとその個人が感じた相手にしか行われない。他人に対して、「自分を認めて、応援してくれ」と要求して行われる行為ではないはずなのだ。

頑張れって言ってもらいたい、その気持ちは理解できる。けれど、自然発生しなければ、何の重みもないものになる。


頑張れは、自然発生的なもの。だからこそ人は、自分に「頑張れ」と言い、他人に「頑張れ」と言うのだと、僕は思う。

自分に「頑張れ」と言えるからこそ、他人に「頑張れ」と言える。

そして、"他人に「頑張れ」と言える"からこそ、自分に「頑張れ」と言えるのだろう。


僕の頑張れは、君に聞こえてるかい?

聞こえてなかったら、何度でも言うよ。


「頑張れ」

そして、

「一緒に頑張ろう」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ