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センター6日目

6日目。

今日は室井さん、伊織さん、明、歩と一緒に部屋で話をしていたんだ。


すると、

ビーッビーッビーッ

「!?」


「呼び出しね。」


「あぁ、伊織!明!行くぞ!」

あ、行ってしまった。


「室井さん、あたしも行ってはダメか?

何か、変われそうなんだ。」

あたしは室井さんを見つめた。


「…分かった。でも遠くから見るだけだぜ。いいな?」


「分かった。」


あたしと室井さんは現場を見に行った。

見て思ったのは、歩達がカッコいいと思った。


今回の現場は、土砂崩れが起きて、そこに逃げ遅れた人達がいるんだそうだ。

それを次々に助けている歩達は、怖いなんて一切思わなかった。


「カッコいい…」


「だろ?俺は救える力があればあるだけすごいと思う。」


「そっか…」


…あれ?歩達の姿がない!

「室井さん!歩達、戻ってくるの遅くないか?」


「あぁ、いくらなんでも遅すぎる。ちょっと見に行ってくる。明日香ちゃんはここで待って…」


「あたしも行く。何か出来ることがあるかもしれない。」


「しゃーないか。絶対に無理はしないこと。いいな?」


「分かった。」


~現場~

「伊織ちゃん!」


「室井さん!?明日香ちゃんも…

どうしたの!?」


「いや、遠くから見てたんだが、歩達の姿が見えなくなったから心配になったんだ。」


「えぇ、それが、落ちてきた岩から女性を守ろうとして明が気絶してしまって、出てこれないみたいなのよ。」


「え、確か歩もテレポート使えますよね?」


「えぇ、でも、岩から二人を守ろうとサイコキネシスをずっと使っている状態だからテレポートを使えないのよ。

でももうすぐ応援が来るから大丈夫よ。」


「なら良かったです…」


「危ないっ!また土砂が崩れる!」


「えっ!?」

ドシャアッ!


「嘘だろう…」


「!逃げ遅れたのは!?」


「男性が二人と女性が一人だ!」


「応援はまだなの…」


「大変です!応援がこの雨と土砂のせいで遅れると!」


「!?どうしたら…」


「…あたしがやります。」


「明日香ちゃん!?」


「あたしなら、サイコキネシスも、テレポートも使えます。

使い方も習いました。」


「そりゃあ、そうだけど…

ううん、迷っている時間はないわね…

頼んだわよ、明日香ちゃん。」


「はい!」


「まずは土砂を安全な所へ!」


「はい!……逃げ遅れた人達を見つけました!」


「テレポートで移動させて!」


「はい!…一人!…二人!…三人!

これで全員ですか!?」


「えぇ!っまた土砂が!」


間に合わない…!いや、間に合わせる!

「諦めてたまるかぁぁ!」

はぁ、はぁ、はぁ

止まった?


「よくやったわ!明日香ちゃん!皆無事よ!」


「良かった…

歩と明は!?」


「ここだぜ」

「ここですよ」


「歩!明!無事だったのか!」


「あぁ、お前のおかげでな!

しっかし、初っぱなからこれってすげぇなぁ」


「ありがとう?」


「誉めてるんですよ、明日香さん。」


「じゃあありがとう!」


「三人とも!土砂は安定したから降りてきていいわ!」


降りると…

「明日香ちゃん!助かったわ!ありがとう!」


「明日香ちゃんやっぱすごいなー」


「君!友人を助けてくれてありがとう!」


うれしい…

もっと、役に立てたら…

覚悟、決めるか。


そして、そのままセンターでシャワーを借りて、家に帰った。


次で最終回です。

希望があれば続きも書くかもしれません。

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