この世界の話
どうも、あたし、篠崎明日香だ。
これから話すのは、あたしの中学からの話。
唐突に始まり、唐突に終わる、あたしの物語だ。
まず、あたしは人より少し頭が良かった。
というか、物覚えが良かったんだ。
そのせいで、教える側によくまわっていたし、どっちかと言えば中心にいるタイプだった。
でも、あたしはそんなことしたくなかった。
平凡に、そして、静かに生きていたかった。
次に、この世界の少し変わった常識を教えよう。
この世界は、大体は君たちが知っているのと同じ常識だ。
でも、この世界には超能力者がいる。
力の差はそれぞれだが、それも個性として浸透している。
まぁ個性も強すぎたらどうなるか…
その話は後にしよう。
それと、年に一度、健康診断と共に、超能力検査というのがある。
文字通り、超能力の検査をするんだ。それで分かるのは、持っている超能力と、大体の強さ。
1~100で判定されるんだ。
最後に、超能力が強いものが集まる、超能力保護センター、通称センターと呼ばれる場所を説明しよう。
さっき説明した通り、1~100で超能力の強さは判定される。
ここに来るのは80を越えた者達だ。
センターに来たものは、普通の人には解決出来ないことを依頼される場合がある。
また、基本的にいつでも対応出来るように、センター直属の学校、桜ヶ丘学園に入学する。
桜ヶ丘学園は、超能力の強さが高いもの、低いが高さをあげたいもの、将来超能力に関係がある職につきたいもの、様々だ。
クラス分けも他の学校と変わらない。ランダムに、色んな者達が一緒になる。
ちなみに、幼稚園から大学院までのエスカレーター式だ。
だから、ここに入るのは一種のステータスとなる。
説明は以上だ。
そんな世界であたしは暮らしている。