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『雲 気』

作者: 詩織




見て、あの雲、



「ん?」



 

 なんだか、竜みたい




「ほんとだ、」




 あ~ぁ、崩れちゃった、



「。(笑)」


 







ひとときとして同じ雲を見ることはない。



時として龍に見えていた雲は



すでにその塊を崩し



悠々と下界を見下ろしている。



その同じ塊がつぎになにを魅せるかは



誰も知らない。






大切なものは 



いつも手のひらを零れ落ちて 



掴もうとすればするほど届かなくて、



そして 気付いた時にはもう… 





哀しいのは離れてしまった距離



さよならも言わず 終った恋。




あの日とおなじ空の色… 



朝の風は冷たく 



遠雷が冬を告げる。




挿絵(By みてみん)


鉤状雲かぎじょううん


絹雲の先端が鉤状になっている雲。






あしたから寒くなるって、



風邪ひかないでね♪




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― 新着の感想 ―
[良い点] 刻々と形を変える雲と 晴れたり曇ったり雨が降ったりの恋と 似ていますね 儚く崩れていったり 届きそうで届かなかったり でも必ず奇跡の一瞬が訪れます……よね [気になる点] 鉤状雲 …
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