気持ちのいいありがとう(200文字小説)
コンビニで買い物を済ました後
女性が子供連れで向かってきた
僕はドアを開ける
子供のパーソナルスペースは小さい
それに留意して優しく
ふと大声で「お兄ちゃんありがとう」
そう聞こえたかと思ったら
ドアを半開きにして母親を迎え入れながら
隙間からにっこり笑顔で子供がお礼を言う
おお、なんと心強いのだろうか
最近の子供はどんどん良くなってる
これなら未来も安心だ 僕は思った
その日は一日中 何だか気分が良く
変なテレビも面白かった