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方角屋奇譚  作者: mahu-
1/9

プロローグ1

えー。自分テイキレンサイが苦手です。リアルで精一杯なのです;


超不定期連載!ご了承ください!やる気次第ですはい・・


 






 ここは方向が存在しない場所「ザイロトル」。


道はあってもまっすぐ行って目的地に着けるとは限らない。


方向性の無さ故、スタートは幾多数えきれないほどあり、ゴールへの方角など知るすべはない。


この場所にはスカラーはあってもその意味ベクトルが無い。


何もない空間がただ広がっているわけではなく、海岸,山,砂漠,様々な場所がごちゃまぜになっているとでも言おうか。


今あるところから歩いていけば場所が変わり、風景が変わり、方向が消える。



 世界と世界の境界線(研究者はこれが有力だと言っている。本当か怪しいところだが)のような場所にも迷い込んでしまう生物がきてしまう場合は少なくない。

現在地球の全人口70億人のうち年に2,3人誰にも認識されることなく消えるとしたら誰がこの世界に名前を付けるというのだろう。もちろん、ここザイロトルにすむ住人たちである。



 言葉にも言語ごとに独立した法則性、つまり”方向性”があるためかそれが消えてしまい、”意志を伝える”ことだけが残り、話す際の障害は消えた。

文化は人格形成の上で必須であるからか、方向が無いというこの世界の解釈が正しくないのか分からないが、混ざり合ったり消えたりすることはなかった。



日常生活にいたっては家の中なら問題ない。外を歩く際にはご注意を、といった感じだ。

だからあらゆる場所で目印やサインが乱立して立っており、それらは消費期限のようにいつ作られたか明記されている。こういった物は1日で意味を無くしてしまう。


今まで人についての問題しか話さなかったわけだが、この場所に人だけが来てしまうわけではない。



 普通に動物が生息し、獣人、エルフ、ドワーフといったSFチックなものだっている。知り合いの何人かがそうだな。違う世界の人間ってのもわんさかいるぞ?


魔法だって使えたりもする。


架空のものであっても方向性が消えれば存在する力だけは残るのだろうか。

はたまた、元から違う世界で実在していたのか。


魚とか家畜の類は喋ることはないから安心しろ。食べにくいしな!なぜかは知らん。

そこらの学者がいろんな説明をしてくれると思うぞ?聞く気はまったくない。







 ザイロトルの説明はしすぎると頭がおかしくなるからこれで止め、終了!


まったく、おれがどうしてこんなことを独りごとのように呟かにゃいかんのだ!


・・・え?お約束? そんなもん知らん!!


おれは寝るぞ。部屋の掃除は任せたアイリー・・・






・・・・・・


・・・・・


・・

痛いって、やめろ!モップは人の顔を拭くタオルじゃないと何度も言ってるだろ!

まだ話すことがあるって?いやねぇよ、いたた!





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