よく晴れた青
青春の晴天下
潤んだ眼差しで視界は濡れている
つっかえていた喉も
今なら澄んだ声が出せそうだ
色と溶け合う刹那
音を一気に凝縮させて詰め込んだ
贈り物だと思って受け取って欲しい
イヤフォンをして聞いてみて
晴れた青
弔われた虫の亡骸
涼しい葉風の凪さ
目一杯溜めてた言葉の一つが奥から奥から
其の手に救われたんだと
一生何千万回と蘇っては
僕の瞳は潤う
閉ざされた青春の棲み家
僕は静かに去る
大丈夫だって
これをさようならとは云わないから
また逢えるよねって
さぁ笑ってみせて
高く聳え立つ
よく晴れた青の仲