表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優希の大冒険  作者: にこまる
148/245

DWBA世界タイトルマッチ 17

カーーーーーーーーーーーーンッ


「第6ラウンドだ。答えは出たか蓮」


「俺は・・・可哀想と思ったんだ。そしてこんな事をしたお前を許せねえと憎んだ」


「ふむ、そうか。蓮よ、闇のオーラの本質に近づいて来ているぞ。だがもっと深く潜れ。その感情の本質は何だ?では行くぞ!」



・・・・・気が付くと俺はまたしてもコーナーポストにめり込んでいた。



「おい蓮、コーナーポストを何度も何度も折るんじゃない。直すのも大変なんだぞ!」


「馬鹿野郎リク!俺の心配をしやがれ!」


「ハハハッコーナーポストの心配が出来るようになったと言うことだ」


「そういえば気絶してねえ・・・魔王の言う通りなのか!?自然と闇のオーラの出力が上がっているのか・・・」


「蓮よ、怒りや憎しみが闇のオーラの本質ではないと言うのは本当かもしれんぞ。いや、おそらく本当だ」


「ちょっと待てよリク。でも実際に俺は―」


「聞け蓮、お前は魔王と出会ってから奴の怒った顔を見たか?」


「いや・・でもそれは魔王だから・・・」


「魔王だから笑顔でも怒っていると?その先入観が間違っているのかもしれん。逆に魔王は怒りや憎しみなど持っていないのかもしれん」


「馬鹿言え!魔王だぞ!?お前頭イカレたのか。このポンコツセコンドが!」


「だっ誰がポンコツセコンドだ!後で覚えておれ。だが結局お前しか本質に辿り着けんのだ。我の言った可能性を捨てるでないぞ」


「おう。でもリクの言う事が本当だとしたら・・・」


カーーーーーーーーーーーーンッ


「さあ第7ラウンドだ。どうだ蓮?」


「たしかにコイツは憎たらしいほど笑顔だ」


「ほう、さらに闇のオーラの本質に近づいたか」


「マジで!?闇のオーラってそうなの?」


「それは自分の身体で確かめたらいい。行くぞ!」


「ちょっちょっと待っ―」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ