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爆縮と体温の機知(13)

蚊文

黒く移動する

万段、千段の弾き

もありとする

スローモーションの画

鼠色と沈む赤

低空の雲は消えて

杖の音がする


隙間に見える残り香は

青空の終わりを告げて

薄くなってしまったもの

木魚と同じように

箒の音がする

何を片付けるかを

考えているようだ


ガードレールに傘音が広がり

その内側に太陽があれば

元気な声に変わるものだ

違いの無い毎日に

数滴垂らされた墨

残り続けても

変わらないものはある


走り回る声は

世界の事柄を忘れさせて

意味の無さを

繋いでいる

残ったものとするか

残したかったものとするか

わからなくなったら

自分に聞けばいい





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