第3話
俺とカンさんの修行はひたすら走るものだった。特に印象に残るものもなく、筋トレはあれどこんな日々を過ごしていて、俺は強くなれる気がしなかった。
「あの〜こんなんで強くなれるんですか?」
すごく気になったもんで俺は聞いてみた
「ん〜まあ、君がどれほど頑張るかによるがね」
「え?それって……」
違う日に聞いてみても同じような事しか言わなかったので、俺は諦めてカンさんについて行く日々を送った。
ある日、村で力自慢大会が開かれていた。小さい村とは言えど、農業などで培ってきたガタイのいい人ばっかの村なので、よくこのような大会が開かれている。カンさんは俺をエントリーさせた。
この大会は腕相撲と相撲があり、そのどちらにも参加することになった。
「ええ……マッチョばっか……」
「ふふふ……確かにそうだが、君もこの2年でかなり変わったよ」
「そうですかね……体型はそんなに変わってないけど……」
「まあ、やってみなさい」
もちろん、最初は大人と戦う訳ではなく10代の中で1位を決めていくそうだ。もし、挑戦してみたいのなら20代以上の大人とも対戦できるらしい。
まずは腕相撲。10代でエントリーしているのが俺よりも年上の人しかいなかったが、なぜだか負ける気はしなかった。
「おー君か、よろしくな」
「はい、よろしくお願いします」
対戦相手の腕を掴み審判のコールを待つ。
「レディ……ファイッ!」
審判の掛け声とともに相手の腕に力が入る、相手は自分が年下といえど本気で行くようだ。
……だが、全く動かない……俺はただ手をにぎっているだけなのに。
「……!?うそだろ……」
相手は驚く、そのすきに俺は思いっきり腕を倒す。
「勝者……K!!」
おおっ!……と、周りで見ていた人達の歓声があがる。
「まじかよ、俺はこの2年間でこんなにも強くなっていたなんて。」
正直びっくりした、自分が強くなっているとは日々の修行では全く感じなかったからだ。
俺の変わった力で、どんどん進んでいった。
そして、決勝戦も余裕で勝つことが出来た。




