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村人Kは世界の掟を破る  作者: 明智渚
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第1話

俺はK。村人として静かな村「ファストロリア」に生まれた。もちろん、異世界転生でだ。

生まれた頃は記憶はなく、4歳から5歳あたりで前世の記憶を思い出した。前世ではまだ高校生だったし、死んだ理由は思い出せないし、せめて死ぬ前にやりたいこと全部やっとけばよかったなとつくづく思う。

だが神様がチャンスを与えてくださったのだろうか、ここで新たな人生を送ることが出来る。俺は村人として生まれてしまったが、必ず冒険者になって楽しい友達や女の子と一緒に旅をしてやる!

そうして俺は家の手伝いをしながら村人のハンデを補うため鍛え、時間があれば近くの図書館でこの世界のことを沢山調べた。

まず、この世界は人間と鬼人(きじん)という2つの種族で成り立っているそうだ、鬼人はまあ鬼のツノが生えた人間とあまり変わりはないが……。

他に異世界といったら王道のスライムやゴブリン、犬や猫もいるそうだ。

そして、大昔から人間対鬼人の争いが絶えなかったらしい。

異世界ならではの魔法については、全部で5種あり、火魔法 水魔法 雷魔法 と 白魔法 黒魔法 があり、教える場所によって魔法が変わっていくそうだ。今から夢の魔法を使えるとなるとワクワクするが、村人は使えないらしい……。それには「ランク」というのが関わっているそう。

ランクは下から、D C B A S だ。そして俺は村人なので一番下のD。C級は始めたばかりの冒険者。B級は中級者で、最低でも5年ほどかかるそう。A級はベテラン冒険者なので20年以上は続けないといけない。S級にもなると、この世界が100万人だとすると20万分の1。つまりこの世界には5人ほどしかいないので、死ぬまでになれるかすらわからないのだ。

村人の俺が何夢見てんだよと言われそうだが、俺には異世界モノの知識という最強の武器がある……。役に立つかは分からないが、絶対に強くなってやる。街のみんなからチヤホヤされるという妄想にふける。

そして7歳のある日の事だった。




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