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私の日常・非日常  作者: 森崎優嘉
3年生
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26/36

卒業、新学期

生徒会選挙が行われました…そして今日、新生徒会役員が貼りだされます。ちなみに私の目の前に貼られているのがそれです。


会長 南崎斗和

副会長 片山蓮、中川友美

監査 大谷匠

会計 森原希

書記 多田勇太、和田美奈子


風紀委員長 有村茉里奈

副委員長 斉藤佳奈


匠君と美奈子ちゃんが生徒会の役員になるなんて…中川さんと多田君は斗和のクラスメイトですよね。茂るじいが言ってなければ美奈子ちゃん含め4人が機関の事を知らないという訳です…これはこれで大変そう。


「茉里奈…がんばって」

「…頑張る」


やるしか無いですね。




   *   *   *




時は冬休み。


「今日の任務は茉里奈達3人の他に咲と渉にも同行してもらう、いいな?」

「「「了解」」」


今日の任務は暗殺組織”桜”の討伐です。


「こちら茉里奈、組織内に潜入」


たくさんの銃声の中、私達は走り人を撃つ…もう何時間経ったのか分かりません。


『こちら石山部隊、東と南の制圧完了』

『こちら丸山部隊、西と来たの制圧完了』


あとはボスのみですね。


「ここだ…全員準備はいいか」


英二の言葉に頷く。


「…よし」


扉を開け銃を構えるとそこには既に死んでいるボス達がいた。


「…死んでいます」

「クソッ…遅かったか」

「こちら斗和、ボスたちは既に…」


…ん?ボスの手に何かある…紙?開いてみると…これは…”まだ終わっていない”どういうこと?


「茉里奈先輩?それは」

「ボスが握っていたものよ…どうやら、まだ何か起こるようね」


処理班が来たので私達はその場を任せ機関へ戻る。


「”まだ終わっていない”か…これは、何かあるね」


長の部屋で報告をする…紙について長に話したほうがいいと考えたので渡しました。


「これは、また色々調べる必要があるな…取り敢えず昼に考えよう、もう眠い」

「今何時」

「2時」

「もう眠い…」


咲ちゃんと渉君は部隊の仮眠室に、私達はソファーベッドに横になる…起きるのは昼ですね、おやすみなさい。




   *   *   *




卒業式、今年はお世話になった先輩方がたくさんいますね…そしてその人達は直ぐに見つけられます。


「あら、茉里奈ちゃん」

「皆さん、ご卒業おめでとうございます」

「ありがとー!」


安浦先輩、鈴香先輩、谷坂先輩、真田先輩、須坂先輩、そしてお兄ちゃんです。安浦先輩は大学に通いながらお父君の会社のお手伝いをするらしいです…なんとお兄ちゃんと同じ大学、鈴香先輩と須坂先輩も同じという。谷坂先輩と真田先輩も別の大学ですが2人同じだそうです。


「茉里奈、風紀委員長がんばれよ。文化祭は見に行ってやる」

「来なくていいですよ須坂先輩。…皆さん、大変お世話になりました。皆さんに出会えなかったら今までどおり影に隠れて過ごしていました」

「いいのよ、私達も様々な体験が出来たわ。学校のこと、よろしく頼むわね?」

「はい」


さて、次は大山先輩と種内先輩です。


「茉里奈ちゃん」

「お2人とも、ご卒業おめでとうございます」

「ありがとう」

「茉里奈ちゃんのお陰で委員会が楽しかったわ」


2人は遠く離れた大学へ行くそうです。


「またいつか会おうね」

「はい」


本当に時が過ぎるのは早いです…皆さん、本当にありがとうございました。


悲しい卒業式も終わり春休み、私は一人奏のお墓に来ています。


「奏、前に進んで高校3年生になったよ。ずっと見守っていてね」


吹いた風が奏の返事の様に聞こえたのは気のせいでしょかね…さて、そろっと行かないとですね。


「行ってきます」


新学期が始まり、進路に忙しい3年生になりました。今日も委員会など係を決め、放課後は顔合わせです…去年までなら蓮君だけでしたが、今年は匠君と美奈子ちゃんも一緒です。


「美奈子ちゃんと匠君が生徒会に入るなんて驚きましたよ」

「蓮に誘われたんだ」

「私は友美ちゃんに誘われたの、幼馴染なんだ~」


そうだったのですか…さて、到着しましたね。


「では3人とも、頑張ってね」

「茉里奈もな、また後で」


風紀委員室に入ると数人は来ていますね…あら、渉君ではないですか。


「渉君は風紀委員になったのね」

「はい、咲が生徒会に入ったので」


咲ちゃんが今年の主席なのは知っています、ですが次席である渉君が風紀委員に入ったのは驚きですね。まぁ、風紀委員の活動はまれに機関での戦いが活用されることがありますからね。


「茉里奈先輩、全員集まりました」

「分かった…これから風紀委員会を始めます。私は風紀委員長の有村茉里奈です」

「副委員長の斉藤佳奈です」


最初は自己紹介、次は主な活動内容ですね。


「主な活動は日常的に何か揉め事などがあったら留めに入ったり、行事の警備をしてもらいます。何か質問はありますか?」


ちなみに今年も近藤文也君がいます…心強いです。


「はい」


手を上げたのは1年生の男子。


「2年前、委員長に選ばれた人が何かしたと聞いたのですが…今年はやらないのですか?」


近藤君と目が合った…小さく横に首を振ってます。


「…2年前はある件の特別処置です、去年からは通常通りとなっています」


これしか言えないので納得してください…もう何も聞かないで。


「他に質問は無いですか?…無いようなのでこれで解散です」


はぁ…危なかった。


「有村さん、お疲れ様」

「お疲れ様です近藤君…非常に危なかったです」

「まさかあの事を知っている1年がいたとはね」


なんと面倒な…。


「まぁ、また何かあったら僕も手伝うから」

「よろしくね…」


さてと、生徒会室に行かないとですね。


「渉君は帰る?」

「いえ、咲を待ちます」

「じゃあ一緒に行こうか」

「…いいんですか?」

「問題無いです…佳奈ちゃん行きましょう」

「はい!」


3人で生徒会に向かいます。


「茉里奈ちゃんおかえり~」

「ん?後ろの子は?」

「期待の新人です」

「渉!風紀委員に入ったの?」

「うん」


咲ちゃんと渉君は仲が良いですよね。


「なんだ渉、風紀委員になったのか」

「はい」

「知り合い?」

「親の仕事場が一緒でな、俺達もそれでよく会うんだよ」


…確かに親の仕事場が同じですね、私達もですけど。


「さて、ここには初めて顔合わせする奴もいるから改めて自己紹介な。会長の南崎斗和だ」

「副会長の中川友美(なかがわゆうみ)です、よろしくね!」

「同じく副会長の片山蓮です」

「監査の大谷匠です」

「書記の多田勇太です!」

「同じく書記の和田美奈子です」

「えっと、生徒会庶務になりました加藤咲です」


私の番ですね。


「風紀委員長の有村茉里奈です」

「副委員長の斉藤佳奈です、よろしくお願いします」

「風紀委員になりました佐藤渉です」


そういえば顧問の英二はどこへ…まあいつもいないのでいいのですけど。自己紹介も終わったので私は風紀委員長の机に座り作業を行う、渉君はソファーに座って終わるのを待っている訳でなくお手伝いしてもらっています。


「お、やってるな」

「あ、佐山先生ちょうどいいところに!この資料なんですが…」


英二がやって来ましたね、友美ちゃんが資料片手に英二と相談。英二が教師しているとか…笑えますよね、英二が教師としての姿を見た時笑いましたもん。


「もうこんな時間か」

「そろそろ帰らないとだね」


もうそんな時間になりました。


「佳奈ちゃん渉君、今日はここまでに」

「はい」

「そうですね」


こうして新学期最初の活動は終わりました。

数週間後、放課後の教室には私と雪音、咲ちゃんがいます。


「仲良くなりたい人がいる?」

「はい…」


咲ちゃんから相談したいことがあると言うので雪音を呼んだのですが…正解でしたね。いつも一人で本を読んでいる子がいて話しかけたいけど出来ないという…。


「その子が何読んでいるのか分かる?」

「うーん…それが、ブックカバーをしているので見えないんです」

「普通に声をかけて離せばいいのでは?」


雪音に何言ってるんだこいつみたいな目で見られています。


「最初はやはりインパクトがなくちゃね!」


こういう事は雪音が得意ですからね、私は知りません…数日後、笑顔な咲ちゃんが上手く行ったと報告してくれましたのでどうにかなったのでしょう。


「い、石附…水波(みなみ)です」

「安部雪音だよ、よろしくね~」

「有村茉里奈です、よろしくね」


どこかで見覚えあると思ったら…沙耶の妹じゃないですか、確か身体が弱いのでしたよね?そういえば前に妹が入学すると沙耶が言ってましたね。


「今日の体調は大丈夫?」

「あ、はい…あの、姉がいつもお世話になっています」

「いえいえ、こちらがいつも助けてもらっていますよ」

「茉里奈先輩、ご存知だったのですか?」

「水波ちゃんの姉は沙耶だから」

「そうだったの?…確かにどこか似てる」


思えば、咲ちゃんが相談しに来た時名前を知っていれば楽だったのですよね…まぁ私は何もしていないのでいいですけど。


「弘人お兄ちゃんからたくさんお話しを聞きます…雪音先輩の事も、咲ちゃんの事も」

「え?そうなの?」


弘人さん…何を話しているのかは聞きませんけどね。それから私達は一緒に帰り、その日は終わりました。




それから数ヶ月が過ぎ、HRでは進路について考えていました。


「今年は受験生だ、この学校は特に進学が多いからな」


そう言って進路の紙を配るのは英二…彼はなんと今年3年A組の担任になったのです。それにしても進路ですか…大学でしょうね。


「進路かぁ…蓮君はどうするの?」

「大学へ行く」

「だろうなぁ…俺も大学へ行く予定だぜ」


悟君は建築士になるべくその学科がある大学に行くそうです、蓮君はとりあえず大学とだけみたいです。私はもちろん大学へ進学ですよ?今のところお兄ちゃんが行った大学に行く予定です。


「どうしよう…大学への費用も出すって言われてるけど…うーん」

「短大に行けば?んで、早く就職する」


大学費は機関が出すことは既に決定いています…満君も、進学は全て機関で負担します。


「やっぱそうなるよね~…んじゃあ短大にしよう!そして早く働く!」

「それがいいね」

「でしょ~、佐山先生紙提出お願いします!」

「はいよ」


私も英二に紙を提出する。


「この紙を参考に面談するからな」


面談ですか、そういえば夏休みに三者面談するのですよね…面倒な。


「お昼食べよ~」

「そうね」


おいしいですね。




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