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私の日常・非日常  作者: 森崎優嘉
1年生
11/36

初めてのバイトだよ!

雪音視点です。

新しく住む場所。


「おはよう姉さん」

「おはよう満」


失ったもの。


「おはようお父さん、お母さん…」


得たもの。


『雪音、今日が初バイトですね…最初に長の部屋に行く予定だったのが急に別件が入ったから武器班室に直接来るようにと』

「うん、分かった。ありがとう茉里奈」

『いえ、ではお待ちしていますね』


ほんの数日に色々な事が起きたけど…みんながいるから頑張れる。


「よし、行ってきます!」

「行ってらっしゃい」


いざ、初バイトへ出発!!




   *   *   *




機関。特に名前は無いらしいそれは、私達を守るため世界の裏側で活動を行なっているらしい…説明されてもよく分からなかった。とりあえず茉里奈のお父さんが(おさ)、えーっと会社でいう社長みたいなもので…長の側近である副官がいて、その副官っというか長直属の部下が茉里奈達3人。副官の下に数人の指揮官がいて、そのまた下に4つの機動部隊があると…で、長直属の諜報部があってその他に武器班、医療班があると。私は武器班でバイトをすることになって、班長は茉里奈のお母さん…というか、バタバタして茉里奈に聞きそびれたんだけど副会長って茉里奈のお兄ちゃんなんだよね?ご本人からも聞いてるし、副会長は次期長みたいな感じだし…茉里奈ってなんかすごい。

そんなことを考えていたら機関に到着した。えっと、武器班室に行けばいいんだよね?


「このエスカレーターに乗ればいいんだよね」


地下へレッツゴー……着いた!んで、武器班室って書いてあるからここに入ればいいよね。


「し、失礼します」

「あら雪音ちゃん、おはよう」

「おはようございます有沙さん、今日からよろしくお願いします!」

「よろしくね、早速詳しい説明をするから座って頂戴」

「はい」


武器班の班長室にあるソファーに座る…なにこれ、フッカフカ!!


「私達武器班は機動部隊達の武器や防具などを制作している制作チームと、新たな武器製品の開発を行なっている科学チーム、武器の修理をする修理チームがある…これは前回来てもらった時に話したわね?」

「はい」


有沙さんは機関の人全員の武器を把握しているらしい…恐ろしや。


「雪音ちゃんが働いてもらうのは修理チームね。彼らは毎日、機動部隊の武器を修理しているのだけど…武器の修理には申請書があってねその申請書の受け取りの人が間に合ってないの。ほら、申請書はあそこのパソコンで受け取っているの」


あ、本当だ…今も申請書がたくさん。


「受け取りはパソコンだから楽なのだけど、武器には種類があって、銃、刃物、その他に分け無いといけないの…それが人力でね、雪音ちゃんには申請書に書かれている武器を種類ごとに分けて担当の人のパソコンに送信してもらいたいの」


うわわ…なんかすごく大変そうな。


「今まで2人いたのだけど、それだとたまに一人抜けちゃうと大変なことになって…雪音ちゃんには抜けた時の補佐と、書類を長のところとか茉里奈たちのところへ運んでもらうわね」

「は、はい。頑張ります」


ディスクワークみたいなものか…私あまり得意じゃないんだけど、チャレンジ精神大事だよね。


「二人とも、今いいかしら?」

「はい」

「大丈夫ですよ」


眼鏡を掛けた凛々しい顔立ちの女性と優しそうな男性…どっちも若そう。


「雪音ちゃん、この2人が貴方と一緒に作業する人よ。眼鏡を掛けた方は白石梓(しらいしあずさ)ちゃん、その隣は伊藤裕也(いとうゆうや)君よ…二人とも、今日からバイトとして働いてもらう安部雪音ちゃんよ」

「は、はじめまして。今日からよろしくお願いします」

「あぁ、君が茉里奈の言っていた…可愛い子だね、私は白石梓よ。気軽に梓と呼んでね」

「僕は伊藤裕也、よろしくね雪音ちゃん」


二人とも優しそうな人だな~。


「じゃあ二人とも、あとはよろしくね。雪音ちゃんも頑張ってね~」

「はい」

「ありがとうございました!!」


…よし、今日から頑張ろう。


「じゃあまずやり方を説明するわね、私の隣が雪音ちゃんの席だから。自由に使って構わないからね、私なんて少しの休憩のために色々持ってきているし」


わぁ、本当に私物の山…。


「お、丁度申請書が来たね。これが申請書ね、ここに依頼者の名前が書いてあるでしょう?って、英二じゃないの…まぁいいや。それで、ここに銃って書いてあるからこの申請書は銃担当へ郵送されるこのフォルダに入れる。大体10か15枚ぐらいになったら転送する、これだけの仕事よ」

「想像より楽なんですね」

「これがまた、大きな事件になると忙しいんだぁ」


大きな事件…なんか、考えたくないね。


「まぁ最初は不慣れで大変だろうけど、わからない所があったらすぐに聞いて頂戴」

「はい、分かりました」


その後1時間、おんなじ作業を繰り返し繰り返し…わからないことは梓さんに聞いて、仕事に慣れたような気がするよ。


「雪音ちゃん、これを長、こっちを斗和に持って行って欲しいんだけど大丈夫かな?」

「あ、はい。場所は覚えているので」

「お、そっか。じゃあ頼むよ」

「はい、行ってきます」


はじめてのおつかい…みたいな?長の部屋は最上階だから、エスカレーターで…着いた!よし、ノックをして。


「安部雪音です」

「どうぞ」

「失礼します」


部屋の中に入ると、長と副官の有沢さんの他に…あれ?なんで校長がいるんだろう?」


「お疲れ様だね雪音ちゃん」

「お疲れ様です。こちらの書類を裕也さんから」

「あぁこれね。ありがとう」

「頑張っているようだね安倍さん」

「校長先生」

「大変だろうけど、無理せず頑張るんだよ?」

「はい、ありがとうございます!失礼しました」


校長先生がいてびっくりしたぁ…長と知り合いなのかな?えっと次は南崎君の所」


かなりの美形で人気がある彼だけど…機関の人だと聞いた時は本当に驚いた。南崎君は佐山先生と茉里奈と同じ部屋なんだよね。すぐ下の階だから着くのも速い。ノックをしてっと…。


「どーぞ」

「失礼します」


部屋にはいると目に着くのは書類の山。それも3つの机とも…どうしたんだろう、これ…大丈夫なのかな…これ。


「雪音、お疲れ様です」

「あ、茉里奈!まだ病み上がりで本調子じゃないんでしょう?大丈夫?」

「3週間も暇すぎたのですからこれぐらいちょうどいいのですよ」

「っと言っておいて具合悪いの隠すんだから、傷が塞がったとはいえ辛いだろう」


確かに茉里奈の顔色が少し悪いです。


「茉里奈の分は英二がやるから休憩しとけ」

「はあ!?なんで俺だけなんだよ、お前もやれよ!」

「はぁ…そういえば、雪音。ここに来る理由があったのでは?」

「あ、これ!裕也さんから南崎君へ」

「裕兄から?…あぁ、なるほどね。って、俺のことは斗和でいいぜ?」

「そうですよ雪音、これに礼儀正しくしなくていいのです」

「おいこらどういう意味だ」


本当に仲がいいんだね。


「私は戻るね」

「うん、がんばってね」

「茉里奈も無理しないでね」


茉里奈はすぐ無理をするし辛いのを隠してしまうって長が言ってたなー。本当に大丈夫かな茉里奈、まぁ南崎君と佐山先生がいるからまたベットにってことは無いと思う。


「ただいま戻りました」

「おかえり~」

「おかえりなさい」


あ、ちなみに私は土日と水曜日がバイトの日になったの。茉里奈達も同じ…だって学生だからね、私達。まぁ今は夏休みだから余裕だけど、夏休み明けは色々大変そうだしね~テストがあったり文化祭があったりと…楽しみだな~!


「そういえば雪音ちゃん、夏休みはいつまでなの?」

「えーっと確か来週からです」

「もう8月が終わるのか、お盆も終わってもう秋だな」


お盆の日にお祖母ちゃん達がやってきてお母さんとお父さんのお墓に、私達自身も田舎帰りご先祖様のお墓参りに行ったの。


「秋は暗くなるのが嫌よねぇ、帰りは気をつけるのよ?」

「あはは…気を付けます」


それかまた数時間、お昼も食べたり再び仕事をしたりしてあっという間に帰る時間になった。


「気をつけて帰ってね」

「また明日」

「はい、お先に失礼します」


この後は夕食の買い出しっと…あれ?茉里奈と有沢さんだ、これからお出かけかな?


「あ、雪音…あぁ、帰る時間でしたね」

「うん、そうなの。茉里奈は?」

「私と弘人さんはこれからお墓参り…ようやく行けるから」

「…そっか、ちゃんとお参りしてきてね」

「うん」


茉里奈…今までずっと行っていないって言ってたもんね。茉里奈がようやくお墓参りして、きっとお師匠様は喜んでくれるよ。…ん?電話…満からだ!


「もしもし満?」

『姉さん、今どこ?』

「今出た所だけど?」

『部活が早く終わったから。これから買い物でしょ?荷物持ちで俺も行くよ』

「本当?ありがとう!じゃあいつものスーパーで待ち合わせね」

『分かった』


荷物持ちがいてくれると本当に助かるからね!

さぁ、れっつらごー!!






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