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私の日常・非日常  作者: 森崎優嘉
1年生
1/36

私、入学します

新連載です、よろしくお願いします!

目覚まし時計と共に起きる、ふあ~…朝ですね。でも、ハンガーに掛かっている新品の制服を見て寝ぼけた頭はすっ飛びます。


「はふー、今日は入学式ですね!」


今日は何と私の通う杉浦高校の入学式なのです!そういえばまだ名乗っていませんでしたね、私は有村茉里奈(ありむらまりな)。本と家族を大切にし、今日の入学式で高校生活をスタートさせる者です…自己紹介はこれで終わりとして早くご飯を食べないと遅れてしまいますね!


「おはようマリ」

「おはようお兄ちゃん」


部屋を出てすぐにいたのは兄の和葉です。お兄ちゃんは私の一つ上で2年生ながら杉浦高校の生徒会副会長をしています!イケメンです!


「マリ、寝ぐせ付いてるよ」

「はわ!恥ずかしいよぉ」

「あはは!ほら、これで直ったよ」

「ありがとう!」


お兄ちゃんに寝ぐせを直してもらってリビングへ入ると美味しそうな匂いが漂った。


「おはよう二人とも、和葉は入学式の準備で早く行かなくていいの?」

「おはようお母さん」

「おはよう、準備は昨日で終わってるし…まぁ多少早めに行く程度だから大丈夫」


キッチンから声を掛ける母の有沙、私達を産んだとは思えない美しさです!


「おはよう」


挨拶をしながらリビングに入ってきたのは父の和也、今でもお仕事先の女性が賑やかになるほどのイケメンさんです。


「おはようお父さん」

「おはよう茉里奈、今日は入学式だっていうのに行けなくてゴメンな?」

「ううん、急なお仕事なんでしょう?私も頑張るからお父さんも頑張ってね!」

「そうだな、頑張るよ」

「父さん、新聞」

「ありがとう和葉」

「茉里奈、朝食並べてちょうだい」

「はーい!」


私の家族は皆仲がいいの、そんな家族が私は一番好きなのです!



おいしい朝食を食べ終え部屋に戻るとまず最初は制服に着替える!杉浦高校の制服は可愛いことで有名なのです、ひゃぁ~やっぱり可愛いです。よし、次は髪の毛のセットです…っと言ってもセミロングなので軽くふたつに三つ編みをして、赤縁の眼鏡を掛ける。ん?視力?とてもいいですよ?ただですね…まぁ、言ってしまうと私がお兄ちゃんの妹だとバレないようにするためですよ。私のお兄ちゃんは本当にそっくりで今までに色々と事件が起きまして、杉浦高校には昔の私達が知らない人ばかりだということは調べ済みなので安心して素性を隠せます!お兄ちゃんが寂しそうにしていたのに気付いていますがこれで何とか三年間を過ごして行きたいですね!


コンコン


「マリ、僕は先に行くよ…って、やっぱり眼鏡を掛けるの?」

「うん!」

「学校でも話せないのかな?」

「もちろん!」

「…そう」


ショボンとするお兄ちゃん、可愛いです!


「外しても大丈夫だと分かれば外すから大丈夫だよ!」

「…本当に?」

「お兄ちゃんに嘘付かないよ!」


外で眼鏡を外すなんて事ないと思いますけどね、無いことを祈ります。


「そう…」

「うん、早く行かないと間に合わないよ?」

「…そうだね、じゃあ先に行ってくるよ」

「生徒会の仕事頑張ってね~」


生徒会のお仕事は大変そうですねぇ…そういえば、生徒会の方々は皆美形だとか。関わりたくないですね…。


「茉里奈!行くわよ~」

「はーい」


さぁ、私も行かないと!!」




   *   *   *




到着しました杉浦高校!


「じゃあ、私は先に会場へ行ってるわね」

「うん!」


お母さんと別れ最初に向かうのはクラス表。どれどれ~…うーん、A組ですねぇ、早速行きますか!ちなみに一年生の教室は4階、2年生は3階、3年生は2階に教室で1階には教務室など様々でこれが1棟になります。隣の2棟には特別教室など、そのお隣には部活棟で部活棟の隣には生徒会専用の棟があります。すごいですよね、よくマンガとかにあるような高校ですよ…と、教室に着きました!階段辛かったです。

教室に入り黒板を見ると…席は名簿順だそうですね、有村なので…名簿番号2番ですか。廊下側ですね、とりあえず座って…暇ですね。


「ねぇねぇ、時間になるまで話さない?」


声をかけたのは私の前の席。


「ほえ?いいですよ~」

「やった!私は安部雪音(あべゆきね)

「私は有村茉里奈です、よろくね」

「茉里奈ちゃんか!私のことは雪音って呼んでね」

「可愛い名前ですね雪音ちゃん!」


早速お友達が出来きました!その後雪音ちゃんとお話をしている最中雪音ちゃんと私の隣席に誰かが座った。


「今回は遅刻しなかったのね悟」

「はっはっは、高校の俺は違うぜ?」

「どうせ起こされたのでしょう?」

「うぐっ」

「ふっ、図星」


雪音ちゃんの隣席に座った人はどうやら雪音ちゃんと知り合いのようです。


「くそぉ…相変わらずだな雪音は」

「悟もね」


どういう間柄なのでしょうかね、そういえば私の隣…あ、目が合いました。


「えっと、初めまして…有村茉里奈です」

片山蓮(かたやまれん)だ、よろしく」

「よろしくです、えっと片山くん」


はわー、イケメンさんです!…ん?片山蓮?最近聞いた覚えが……あ!お兄ちゃんです!そういえば、今年の主席で生徒会入するとか、すごいですねぇ…ぜひとも関わりたくないのですが隣の席ですしね、無理そうです。


「蓮とはさっき会ったんだ」

「場所がわからないから引っ付いてきたんでしょ」

「うぐっ」


雪音ちゃんの言葉が刺さったようです。


「あ、私は安部雪音!茉里奈ちゃん、隣のクズが片桐悟(かたぎりさとる)よ。よろしくしないでいいからね」

「何でだよっ!」

「わひ!…えっと有村茉里奈です、よろしく…しないです?」

「してくれぇ!!」

「うるさい」

「…仲が良いな」

「コイツとは幼馴染なの、ほんと嫌よね」

「俺もだよ!」


本当に仲がいいのですね~羨ましいです。

その後時間になり入学式のために体育館へ、そして主席である片山君の新入生代表の言葉と眠くなる校長などの話で入学式が終わった。次は生徒会と風紀委員長紹介ですね、お兄ちゃんが見れます!

そして生徒会の方々がステージに上がると女子の歓声が、うるさいです、とってもうるさいです。


「これがあの杉浦高校生徒会…イケメンばかり!」


雪音ちゃんも嬉しそうです。あ、お兄ちゃんと目が合った。


「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。先ほどの入学式でも言いましたが改めて、生徒会会長の2年B組安浦零(やすうられい)です。よろしくお願いします」


『きゃーーーーーー!!零様ーーーーー!!』


女子が本当にうるさいです。お兄ちゃん曰く会長は中々の猫かぶりで鬼畜だそうです…どうでもいいですけど。


「副会長の2年A組有村和葉です、皆さん入学おめでとうございます」

「会計の2年C組安浦鈴香(やすうらすずか)です」

「書記の2年D組真田守(さなだまもる)でーす」

「監査の2年B組谷坂彰(たにさかあきら)です、よろしくお願いします」

「風紀委員長の須坂雅也(すざかまさや)だ、よろしく」


わお…風紀委員長さんは猫かぶりをしない人ですね、そういう人好きですよ私。何かキャラが濃そうな人達ですね…わー。

とりあえず終わったことですしさっさと教室戻りましょうか。


「美形ばかりだったね茉里奈ちゃん!」

「そうですね~美形ばかりでしたね~」


嫌ですね~。


「女子の大声で目が覚めたぜ」

「この馬鹿は…」


寝てたんですね…。あ、片岡くんが来ました。


「お、蓮おつかれ!良かったぞ~」

「寝てたくせに…お疲れ様片山くん」

「お疲れ様です」

「ありがとう」


流石イケメンです、片山くんはあまり表情を出す人では無いのでしょうね。でも稀に見るであろう笑顔は輝いています。


「この後委員会と係決めかぁ~」

「2人は決めた?」

「私は何も…寧ろ何もしたくないです」


最後は小声。 


「俺は生徒会に入る」

「マジか!」

「そうなの!?すごい!」

「主席は代々生徒会に入ることが伝統ですからね」


そういえば現在の生徒会は全員2年生ですよね、何故でしょう?…家でお兄ちゃんに聞くしか無いですね。


「そんな伝統があるんだぁ」


先生がやって来て委員会、係決めが始まりました。そして現在、最悪なことが起こっています。


「また、負けました…」

「また!?茉里奈ちゃんってじゃんけん弱い人?」

「そういう訳では無いのですが…どうしましょう」


一番楽な係が良かったのに全部負け、残っているのは環境と風紀委員だけ。風紀委員も生徒会と同じようなものなのだから普通の委員会と同じ決め方にしなくてもいいと思うのですが…あぁ、負けてしまった。


「風紀…委員」


なってしまった…風紀委員に…生徒会の同じ立場である風紀委員は私が近づきたくない所ベスト2位だったのに!…1位は勿論生徒会です。


「だ、大丈夫だよ茉里奈ちゃん!」

「そうだそうだ!元気出せって」

「風紀委員長、優しい人だったから大丈夫だよ」


うぅ…皆ありがとうです。少し元気が出た私に先生は更に爆弾を落とすのです。


「風紀委員は今日が顔合わせだから有村、生徒会棟にある風紀委員室に放課後行けよー」

「はうっ…」

「茉里奈ちゃん気をしっかり!」


もう駄目です、私が風紀委員になったとお兄ちゃんが知ったら…普通に会いに来ます、高校生活が終わります。


「今日の運を呪いますぅ…」

「何でそんなに嫌なんだ?」

「私はこの三年間生徒会に近付かず平和な生活を送りたいのですよ…風紀委員は生徒会と同じ立場、ほぼ生徒会…もうおしまいです」


さよなら私の生活。


「…風紀委員は最初に全員集めて人材を選ぶようだけど」

「え、そうなの?」

「ああ…選ばれると風紀委員長の元で活動して、それ以外は特にやることが無いらしい…まぁ、見回りとかイベントの警備ぐらいは行うようだけど」

「ほぉ~…んじゃあ選ばれなければいいんだな、大丈夫なんじゃないか?茉里奈嬢は見た目もインドア派みたいだし」


まぁ体力には自信がありまあすが…。


「そうだといいのですけどね…」


もう願うしか無いですね。




   *   *   *




ついに放課後になってしまいました。


「がんばって茉里奈ちゃん!」

「がんばれ!」

「ありがとうです…」


片山くんも生徒会があるので一緒に生徒会棟へ向かいます。広いですね、この高校…慣れるまで迷いそうです。


「元気出して」

「ふへー…」


足が重いです。あぁ…着いてしまった。


「風紀委員室は二階を上がって奥のほうだから」

「ありがとう片山くん」

「どういたしまして、頑張って」

「うん、片山くんも頑張ってぐださい」


よし、入りますか。風紀委員室と書いてあるプレートのあるドアを開けると数人の人がいた。女子もいるけど片手で数えられるぐらいでほとんどが男子です…予想はしていましたが。

数分して、恐らくこれで全員集まったところで風紀委員長が入ってきました。その後ろには…なんということでしょう、お兄ちゃんです…マズイです…あぁ、こっちを見ている…いい笑顔ですね。


「風紀委員長の須坂だ、風紀委員の仕事は主に校内の見回りとイベント行事の際に警備を行う位だな」


片山君から聞いたとおりですね。


「これから俺と、そこにいる有村とで4人選ばしてもらう。選ばれる4人は俺の元で色々と働いてもらう」


来ました。この謎の選出。みなさんもざわついていますね…あれ、そういえばこの場に3年生がいない…生徒会といい3年生には何があるのでしょうか。


「これから一人ずつ面接をさせてもらう、硬いようなでは無いから緊張しなくていい」


緊張しない訳無いでしょうに…早速始まりましたね。最初は2年生からやるようですね…面倒いですね、どうしましょうか。関係ない話でもしましょうか、昔お母さんから読んでもらった絵本があるのですけどね、今思えばあの本の作者は中二病なのでは無いかと思うのですよ…痛々しいですよ。妖精の左目が…なんて普通絵本にありますか?私が知る限りは無いですよあんな本。


「次」


おっと、もう私の番ですか…というかラストですね。


「失礼します」


風紀委員室の隣にある部屋に入ると長机がひとつ、須坂先輩とお兄ちゃんが座っていて正面に椅子がひとつ…そこに座れということですね。

さて、何を質問されるのやらと思っていたところ本日二度目の爆弾。


「茉里奈が風紀委員なんて驚いたよ」


お兄ちゃん!?貴方は馬鹿ですか!?学校では声をかけないと言ったではありませんか。


「あぁ、妹というのは彼女の事だったのか」


話していたのですね!?お兄ちゃん!!


「…面接なのでは?」

「あぁすまん、1年A組有村茉里奈。この学校に来て思ったことは?」


思ったこと?


「…何故3年生が生徒会や風紀委員にいないのかという事とお兄ちゃんの馬鹿ということだけです」

「ま、茉里奈…」

「よし分かった、面接は以上だ」

「はい、ありがとうございました」


早かったですね、さて先程の部屋へ…っとその前に


「お兄ちゃん」

「ん?」

「今回は須坂先輩の前だから許すけど、これが他の場所だったら…許さないよ」

「あはは、ごめんごめん!今度茉里奈の好きな焼きプリン買ってあげるから許して?」

「むっ…モノで釣ろうなんて酷い!」


許してあげようではありませんか。

風紀委員室に戻り結果を待つこと数分、お兄ちゃんと須坂先輩が戻ってきた。


「結果を発表する。2年A組大山、2年C組種内、1年A組有村、1年B組近藤に決定した、この4人は解散後俺の所に来てくれ。今日はこれで解散とする」


何故私が決まったのでしょう、いえもう分かっているのですけどね。おそらく3年生の事でしょう、それしかありえません。


「この4人が卒業まで特別な仕事をしてもらう」


卒業まで?


「卒業まで?それは来年も、1年生は3年間もやるということ?」

「そういうことだ、詳しい話はこの後生徒会室でやる」


逃げたいです、早く帰りたいです。


「早速行くぞ」


皆が先に行く姿を見ながらにげ…


「茉里奈?(にこっ)」


イキマス…

生徒会室に入ると…あ、片山君が驚いてる。大丈夫ですよ、私自身も驚いていますから。


「決定したんだな」

「あぁ、面接した結果この4人になった」

「2年2人と1年2人か、バランスがいいな…ところで和葉は何故1年女子を猫みたいに首襟を掴んでいるんだ」


そういえばこの制服、ブレザーなのですが…リボンが学年で違うのです。だから会長さんがすぐ分かるんですよ。


「こうでもしてないと逃げるんだよ」

「私は猫じゃないです、離してください」

「逃げない?」

「逃げます…というか私は平凡な日常を過ごしたいのにどうして巻き込まれないといけないの!」

「無理だろうとは思っていたよ」

「無理って何!」

「おいおい、落ち着けって…皆見てるぞ」


須坂先輩が私の頭をポンポンと…子供扱いしてます。


「和葉…こいつは誰だ?」

「僕の妹だよ」


言いやがりました、最悪です。ほら、皆さん驚いてますよ…。


「…妹いたのか」

「ほら」

「わひ!ちょっ!!」


あー!眼鏡が取られた!酷いです!


「わぁ…そっくり」

「でしょう?」

「お兄ちゃん!返して!返して!」


酷いです!涙が出てきました。


「うっく…返してぇ」

「あー、ごめん茉里奈。本当にごめん」


お兄ちゃんが私に眼鏡を握らせて抱きしめてくれました、お兄ちゃんの匂いです。


「さ、茉里奈はもう大丈夫だから雅也は例の件を話して」

「…分かった」


ごめんなさいです須坂先輩、なんかもう恥ずかしくて…話はしっかり聞くのでこのままでいさせてください。


「君たち4人は面接で共通した発言をしている、分かるだろう?」

「重役にいない3年生」

「そうだ」


あ、そういえば私以外で選ばれた人ですけど、大山健(おおやまたける)先輩と種内明里(たねうちあかり)先輩、近藤文也(こんどうふみや)君です。


「本来ならば会長も3年が務めるんだ、だが今の3年にはやりたい奴らがいない…そしてそれを校長や理事が許している事がおかしいんだ」

「そこで君たち4人でこのことを調べて欲しいんだ、と言ってもできることは限られる。情報が集まればいいんだ、俺達が動くのは無理だからな」


でも寧ろ先輩方が聞いたほうが皆さん口を開けるのでは。


「それは駄目なんだよ」

「…何故ですか」


何故わかったのですかお兄ちゃん…。


「確かに僕達が動けば楽だろうね、でも彼女達は口が緩い分向こうの頂点にすぐ動いていることが分かってしまう」

「あー…確かに」


お兄ちゃんたちに群がる女子達はゆるゆるですもんね。


「とりあえず俺らは出来る範囲で多くの情報を集めればいいんだな」

「ああ、お願いする」

「分かったわ」

「はい」


大山先輩と種内先輩、近藤君はヤル気が出たみたいです。


「連絡は監査の彰か書記の守にしてくれ」


須坂先輩に言われた通り私達は連絡先を交換、ついでに4人でも交換をしておいた。ん?抱きしめられていたのでは?さっさと抜け出しましたよ。


「じゃあよろしく頼む」


3人は教室へと戻りました、ですが私は何故かまだいます…本当に疑問です。


「帰ってもいいでしょうか」

「あの和葉の妹か~」


書記の真田先輩、チャラいです。


「眼鏡を外すとそっくりですね」


監査の谷坂先輩、真面目な人だそうです。この2人は今回の件でもお世話に成りますね…まぁ、まともにやるかは分かりませんけど。


「可愛い子だね」


可愛いのは貴方ですよ安浦鈴香先輩。会長と片山くん、須坂先輩とお兄ちゃんを含めると本当に美形集団ですよね。吐血しそうです、しませんけど。


「お兄ちゃん、もう帰りたい」

「丁度仕事終わったし帰れるよ、玄関で待ってて」

「分かった」

「蓮も大体終わってるから帰っていいぞ」

「分かりました」


片山君もお帰りですね。


「お疲れ様でした」

「お疲れでした」


そう言って扉を開けようとした時お兄ちゃんが私を呼んだ。


「茉里奈、今回の件…あの3人に任せる予定だろう?」

「…そうだね」

「もしも情報が然程集まらなかったら…頼むよ」

「……分かった、もしもの事があったら、やるよ」


その言葉を最後に生徒会室から出た。ここからは例の話はタブーです、私と片山君は無言で歩きます。だからといって気まずい雰囲気では無いので楽ですよ。

さて、教室に着いたことですし帰りの準備しましょうか!


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