4/8
あらたならいほうしゃ
ある日また、誰かが落ちてきた。
その子はとてもきれいなみため。
とすると、なかみが“しっかく”だったのかな?
そっと触ってみる。
ぱしっ、と彼女はボクの手をはたいた。
「きたない手で触るんじゃないわよ、少年」
き、きたない手!?
彼女は起き上がって服をはたいた。
「まったく……なんでわたしがこんなごみ溜めに……」
「あ、あの……」
「気安く話しかけないで。あたしはあんたみたいなのと違って完璧なんだから」
“完璧”ならこんなところにいるはずない。
彼女は試験服を着ていなかった。ということは、買われてからなにか問題起こした?
ミウネとアマミが落ちた音を聞きつけてやってきた。
「……なによ」
「……新しい子ね。ようこそ、“がらくたたちのくに”へ」
一度試験を通った相手だからか、一番年長のミウネがぼろぼろの服の裾片方つまんで、お辞儀。
「……あんたに興味はないわ。あっち言ってくれる?」
彼女はキツい言葉を投げつける。
ボクを見て、言った。
「あんたなら合格だわ。喜びなさい、このあたしの下僕になれるんだから」
「はああああ!?」
いきなり何言ってるの!?
いきなりの下僕にんめいせんげん。
「彼女、きっと混乱を呼び起こすわ……」
アマミがぽつんと言った。




