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部屋での友情
眠たくなる火曜日の放課後、俺は恋汰に誘われて家に来た。
「汚いけど…ゆっくりしていってねー。」
「お、おぅ、サンキュー。」
恋汰の部屋はキレイに片付いていた。部屋の壁にはキレイな一枚の花の絵がかけられていた。思わず見とれていると、
「へたっぴでしょ?僕が描いたんだ。」
苦笑する恋汰の表情はどこか悲しげであった。
「・・・そんなこと…、ねぇよ?」
思わず口に出してしまうほどその絵は繊細で美しかった。
「えっ!?ほ…本…当…???」
途切れ途切れに目を丸くして恋汰が驚く。
「あぁ、すっげぇ上手いよ。お前こういうことできるんだなぁ。やるじゃん!」
心の底からそう思えた。すると、恋汰はいつもよりも優しい笑顔で笑った。
「そんなこと言ってくれるの 、黒田くんぐらいだよ。本当にありがとう。」
その目には涙さえ浮かんでいた。
「てか、お前いつまで俺のこと黒田くんって呼んでるんだよ。」
それを聞いてまた恋汰の目が丸くなった。
「え?な、何のこ……」
「……うるせ。今日から俺のことは宇宙って呼べよな。」
少し間を置いてから、恋汰は大きく頷いた。
「へへっ、ありがとう。宇ー宙っ♪♪」
「なっ?!お前今バカにしただろ?!」
「えー?そんなこと…あるよーっ♪♪」
恋汰が嬉しそうに笑い返した。




