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量産兵のボクにチートなアドバイザー(オレ)がつきました  作者: 星野林


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はーい、じゃぁ2人で繁殖して〜

 基地に到着したボク達はまずは隊長に作戦成功の報告を行った。


「ずいぶんとまた戦利品を持ってきたね!」


「はい、作戦の最中に山賊の根城を成り行きで襲って……そこがだいぶ蓄えてましたので」


「うんうん、戦利品は基本バーン達で扱っていいからね」


「ありがとうございます」


「それで……人間から魔族に変えた人は後ろの2人?」


「はい、エレン、ミラ前に」


 2人は緊張しているのか、体を強張らせながらも前に出る。


「2人共、まだ幼いね」


「とりあえずこちらに忠誠を誓ってくれそうな個体から選びました。男女なのは仲が良いので、彼らを番にしようかと」


「つが……」


 エレンが顔を真っ赤にしながら番って言いかける。


 ミラも顔真っ赤だ。


「うん、上位の魔族は個体数が増えにくいけど、まだ弱いうちなら増えやすいかな? 強さ的には……中の下ってところかな?」


 サキー隊長が言う強さの中の下というのは基地内で魔王軍全体では無い。


 多分それで当てはめるとボクや隊長は上の中、ウルフやスクエニーは上の下くらいになるだろう。


 隊長的にはそれよりも知能がしっかりある方が重要。


 作戦の意図を理解してくれたほうが部隊を動かしやすいからね。


「とりあえず2人の面倒はバーンとスクエニーが見てあげて」


「わかりました。よし、じゃあ2人共移動するよ」


「「はい!」」


 隊長のテントから出て、ボクとスクエニーが住んでいるテントに移動するのだった。





 キョロキョロとエレンとミラの2人は物珍しそうに基地の中を見ている。


「そんなに興味ある?」


「いや……右も左も魔族だらけで……村から行ける距離にこんなにも魔族が居たなんて夢にも思わなくて……」


「それに……なんか怪我人が多くないですか?」


「怪我人に関しては前の戦役で砦の攻略に失敗したからな。それで減った人員を補充するためにボクとサキー隊長とスクエニーは人間を魔族に生まれ変わらせる魔法を行使したってわけ」


「それに俺とミラは選ばれたってわけ?」


「あー、2人を選んだのは将来性を買ってってのもあるね。見た瞬間にビビッと来た」


「「……えへへ」」


 若干嬉しそうにしている。


 ただ2人を強くしていくには鍛錬や魔法を覚えさせたりと、やることは沢山だろう。


「着いたよ、ここがボクらの営舎だ」


「おお……広い」


「人間だったころの家より中はしっかりしているかも……」


 中に入る時に彼らの靴や下半身の触手にボクは洗浄の魔法をかける。


 毎回テントの中に入る時には洗浄の魔法を使っているので、床は絨毯を敷いているけど、素足で歩いても大丈夫なくらい綺麗にしてある。


《オレ》がなんかそこらにこだわりがあるっぽくて。


「おかえり〜」


 先に帰っていたスクエニーが今回の略奪品を広げて鑑定作業を始めていた。


「スクエニーは魔族だけど商人としての才能があってね、計算とか魔法についてはスクエニーから教えてもらうといい。ボクは体を鍛える鍛錬とか文字の読み書きについて教えるからさ」


「文字の読み書き教えてくれるんですか?」


「魔族の方がもしかして……頭がいい?」


「いや、こんなことするの本当にごく一部だけだけど、覚えておいた方が君達は得だろ?」


「それはそうだけど……」


「畑仕事もしなくて良いって考えると……魔族になったほうが得? あ、でも戦に出ないといけないのか……」


 ミラが戦に出るの怖いなって顔をするけど、ボクが治癒の魔法を使えるようになれば、サキー隊長の側で衛生兵として控える役目になるだろうし、自衛できれば十分って伝える。


「ただエレンは彼女の分まで頑張らないとね」


「は、はい! 頑張ります!」


「よろしい!」


 とりあえず今は戦利品の仕分けをしないといけないので、2人にも手伝ってもらって、スクエニーと一緒に戦利品を分けるのだった。






「これでよしっと……」


 スクエニーが計算終わってリストを作ったので、あとは商人と売れるときに交渉に使うので、それまではテントの中で保管。


 2人には山賊から奪った剣でも特に質の良さそうなのを選び、持たせた。


 〈装備品に関しては別のにした方が良いな……よし、次に行く場所決めた〉


(お? 今度は何処に?)


《オレ》によるとこの基地からそう遠くない場所に過去の英雄の墓があるらしく、そこに魔道具が眠っているはずだとのこと。


 墓荒らしの際に英雄のゾンビが現れるかもしれないから、エレンとミラを十分鍛えてから装備品の回収に向かおう……とのこと。


《オレ》曰く、各地にそのような品が眠っているので、回収しておけば戦力増強の手助けになると言っていた。


「よし、じゃぁご飯にしようか。エレン、ミラ、配給所でご飯が配られているから一緒に行こうか」


「「はい!」」


 スクエニーも一緒に配給所に行くと、既に夕飯の配給が始まっていた。


 メニューは相変わらず大きくてゴワゴワしたパン、具だくさんのスープ、キャベツの漬物っぽい何か。


 それらが木皿に載せられて渡される。


 配給所近くのベンチに座って食事を手掴みでいただく。


「魔王軍の方が村よりも量も質も良い食事取れてる……」


「スープに具が沢山あって美味しい!」


 エレンとミラは魔王軍の食事を気に入ったらしい。


 というか村の食事どんだけ貧しかったんだろうか。


 気に放ったので聞いてみると、パンは1週間に1度、燃料の節約のために纏めて焼くのでめちゃくちゃ硬いし、量もあんまり。


 スープも野菜が少し入っている薄い塩味のもの。


 魔王軍ではあるような漬物とかスープに入っている肉とかは滅多に食べることができない……と言っていた。


(魔王軍で良かった……研究所の食事より貧相じゃん)


 〈人間側は魔物を食べる習慣が無いからな。食べていると迫害されるし……魔王軍はミートスライムとか食材になる魔物はガンガン育てて食べるようにしているし〉


 じゃないとゴブリンとかの数だけは多い魔族の食料を賄えない……と《オレ》に教えてもらった。


 〈ああ、兵数が多くなるとどんどん減っていく食料……人間側は食料生産に貴重な魔法使いを投入しないと増えないジレンマ……〉


 なんか《オレ》が頭を抱え始めたけど、ボクは無視しておく。


 食事も終わって、器を返却してから、テントに戻る。


 そしたら早速2人に命令を行った。


「大きめのベッドを用意したから、2人は同じベッドで眠って、できる限り交わること……一応目隠しのカーテンはしておくから」


 〈とんでもない命令だな〉


(それはボクも思うけど、隊長がやれって言われてるし……)


「ま、交わる……ですか」


「お父さんとお母さんやお姉ちゃんが他所のお兄ちゃんとヤッてるの観たことあるけど……」


 実際にやったことはないらしい。


 無性のボクは実演することができないし、スクエニーも人間に乱暴にされたことがあって、あんまり良い思い出はないらしいが、知識の無い2人に教えるくらいなら……と了承してくれた。


 とりあえずエレンにチンコがあるのかどうかがまず問題だ。


 足が触手だらけになっているから、生殖器も触手化しているのかもしれないが……。


「おお、デカい」


 ボクが確認すると、1本だけ形が違う触手があり、手で刺激を与えると大きくなったし、小便をする時はこの触手から出しているってエレンからも確認が取れたので、これをミラと交わる時に使えって教えた。


 ミラの方もスクエニーから色々教えてもらって、そのまま服を脱がせて、同じベッドに入れると、ボクとスクエニーはカーテンを閉めて、更にスクエニーはサイレンス……無音の魔法を内側にかけて、音が響かないようにし、それぞれ自分のベッドで眠るのだった。








 朝起きると精液まみれでカピカピになっているエレンとお腹が妊婦の様に膨らんで爆睡しているミラの姿がそこにあるのだった。

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