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気のせい

前話で予告させていただきました通り、かなり短いです!

 わたし、マリアンナ・クラリスには最近、悩み事がある。


 それは————。


「そう言えば、わたし・・・『社交界の白梅』だった・・・」


 机の上で、どんなドレスかしらなんて悩んでいるときにはたと気づいたのだ。


 今までのわたしだったら、ドレスに浮かれたりなんてしないし、できるだけ美しいわたしを保つために時間を費やしていた。けれど、今のわたしはどうだろう。


 アルヴィンからのドレスに気を割き、ぽーっと浮かれて、ぼんやりとする。これで、『社交界の白梅』は、流石に恥ずかしい。


 恥ずかしさで、熱くなった頬を冷ますように、ぴとりと両手をそわせる。


 気を抜くと、いつでもアルヴィンのことを考えてしまう。いつから、あんなに素敵な貴公子なのだろう、とか、何故今の今まで結婚なさらなかったのかしら、とか。


「はあ・・・。駄目ね、わたくしったら。しっかりしないと」


 胸が変にドキドキするのは気のせい。アルヴィンのことを考えると、頬が熱くなるのも、気のせい。アルヴィンのことを好きな女性はどれほどいるのかを考えると、もやもやとするのも、気のせい。


「うん、そうよね。気のせいよ。さて、気分転換にお茶でもしようかしら」

前話で予告させていただいた通りに、今日はまだ投稿する予定ですので!!

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