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またもや、彼の腕の中に

選んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

よろしくお願いします!

「おはようございます。ラージェント公爵様」


 ニッコリと笑顔を浮かべて、アルヴィンを迎え入れる。今日も今日とて、美しいアルヴィン。


 わたしも、普段ならば、アルヴィンの真横にたてます、というくらいの出来になるはずだ。だけれど、今日は真後ろくらいにしかたてない。それほど、今日のコンディションは悪かった。


 今も、笑顔を浮かべているけれど、少しでも気を抜くと、口角が下がってしまう。


 原因は、明確だった。昨日、色々と考えすぎて眠れなかったせいだ。どうしても舞踏会に意識を持っていかれ、眠りにつけたのは、結局夜中の二時だった。


「おはようございます、マリアンナ嬢。————体調が悪いのですか?」


「え?」


 思わず、目をしばたたく。どうして、分かったのだろう。笑顔で、誤摩化せていたはずなのに。


「どうして・・・」


「ため息をついていたし、目の下に隈ができてますよ。眠れなかったんですか?」


 指摘が的確すぎて、何も言い返せない。ぼんやりと思わず、頷いてしまった。


 アルヴィンは少し、ため息をつくと、何やら公爵家のメイド達に指示を出し始めた。


「ん・・・?何をなさっているんですか・・・?」


 今日は、全く頭が働かない。それどころか、頭がひどくぼんやりするし、頭痛もするし、眠い。それから、不思議とふらっとしてしまった。


「あっ・・・」


「おっと」


 軽やかな声とともに、ふらついた身体を受け止められる。


「っ、申し訳ありません。もう大丈夫です。お茶を今、用意させますね」


 受け止めてもらった腕をやんわりと押し返し、微笑みをなんとか浮かべながら、椅子に促して・・・・。


 ふわっ、とわたしは倒れた。そう、軽やかに、またもや()の腕の中に。


引き続き、読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

まだ、続きます!

投稿は不定期に行いますが、頑張るので、読んでくださると嬉しいですᕦ(ò_óˇ)ᕤ

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