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スクランブルワールド  作者: 人鳥
第一話 初めての吸血鬼体験
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プロローグ的な意味ですかね。たまに小説で見るアレです。

「信じられないかもしれないんだけど……」

 そう言って、彼女――リーゼ・ブリュスタンは笑う。

 馬鹿みたいにきれいな姿の彼女は、馬鹿みたいにかわいい仕草でそう切り出した。

「わたしね……()()()()()()……」

 ふわりと、ここが部屋の中なのにも関わらず、彼女の金色の髪がなびいた気がした。

 はにかんだ口の中。

 人間にしては発達しすぎた犬歯がきらめいていた。


 今思えば、ぼくはすでに()()()()に踏み込んでいたのだった。

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