Prologue~平常運転~
「眠い、、。」
そう呟きながら目を擦る。
少し顔を上げるといつもの太陽が眩しく輝いて世界を僕たちを照らしている。
「さっむ。」
日差しの温かさとまだ少し冷えた空気が春の訪れを感じさせる。
春休みが終わり新学期に入った。
いつもと同じバス停に向かい、いつもと同じ路面電車に乗り換えて、残りの道を歩いて学校に向かう。
「入学してもう一年か。」
ふとした時に時間の変化を感じる。時間の流れはなんて早いんだ。
朝起きて、顔を洗って、歯磨きをして、朝ご飯を食べて、学校に行って、学校から帰って、、、
変化のない毎日を送っているにもかかわらず時間だけは僕を置いていくように過ぎ去っていく。
それが退屈かと聞かれたら退屈とは思わない。この何気ない毎日が平和というものなんだろう。
前を向けば僕が進むべき道が、後ろに振り返れば僕が歩んできた道が、空を見上げれば清々しい青空、下を向けば・・・
「ギャアァァァァァァーー、う〇ち踏んでるんですけど!!」
そんな些細な災難が僕の何気ない毎日に変化をもたらすきっかけだったりして・・・
無名凡人作家・藍葉が手掛ける「お前文学学んだことないやろ!!」レベル以下のどこまで続くかすらわからない小説「僕に世界は似合わない」
気分次第で書くので僕にも先の内容が全く分からないのです、、、。
ちなみに皆さんには人生の転換期と感じる出来事やそのきっかけみたいな事はありましたか?