仲の悪い高飛車医者と金持ち研修医
前回いった通り遅くなりました。そして遅いですが、あけましておめでとうございます。今年もいい一年になるといいですね。今回は、大分会話文が多いですが、ぜひお楽しみ下さい。
勝山「じゃあ、また明日な!」
迷野「うん!」
はぁ、スッキリしたぁ!
勝山とは別れてまた登下校道に戻った。
いろいろあったけど目標は達成したし、勝山くんとも仲良くなれた。
そうして僕は家に帰った。
次の日
朝練が終わり、クラスに戻ると黒瀬さんが呼んだ。
黒瀬「よくやった!これで協力な助っ人を手に入れたわね!」
迷野「助っ人?」
黒瀬「ええ、もちろん勝山にも迷野プロジェクトに参加してもらうわよ。」
迷野「え?勝山くんも?というか迷野プロジェクトって言うんだ…」
黒瀬「そうとなったら勝山呼んでくる!」
そうして勝山くんを連れて来た。
勝山「で、何をすればいい…」
黒瀬「そうね、簡単に言うならこいつのコミュ障を直せってこと。」
勝山「ほうほう、具体的には?」
黒瀬「それは…私が考える。」
勝山「今日は何を?」
黒瀬「えっと…そうね。何もしないでいいわ」
勝山「ガバガバじゃねぇか!」
黒瀬「うるさいわね!誰かさんが計画無視して先々進むからこうなったのよ!」
迷野「いや、僕のせい!?早く終わったんだからいいんじゃないの?」
黒瀬「そう、先々いかれてもやりがいがないの!」
迷野「そんな勝手な…」
勝山「ていうかやる事ねぇんだったら呼ぶなよ!」
黒瀬「お黙り!バカつやま!」
勝山「誰がバカつやまだ!」
黒瀬「あんたに話しかけてんだからあんたに決まってるでしょ!」
と二人の喧嘩が始まった。
ほぼ初対面なのにこの二人の相性は最悪だ。
慌てて僕も止めに入る。
迷野「ふ、二人とも喧嘩しないで…」
黒&勝「あんた(お前)は黙ってて(ろ)!」
迷野「は、はい…」
結局二人の喧嘩はチャイムがなるまで続いた。
帰り道は勝山くんと帰った。
友達と帰りなよ。と言ったが、あいつらはいい。と返された。
勝山「にしてもなんだよ…あいつ(黒瀬)…」
迷野「もういいじゃん…」
勝山「よくねーよ!何あの高飛車ババァは!」
黒瀬「誰が高飛車ババァだって?」
うわっ!と僕と勝山くんは声を上げた。
黒瀬「帰り道まで愚痴と私の陰口ですか。そうですか。まともな話も出来ない人は可哀想だねぇ。迷野が優しく見えるわ…」
なら優しく見えてなかったのか…と思ったが、勝山くんの額に青い筋が浮いたのが見えた。
勝山「そっちこそ、迷野に夢中になりすぎて友達失ったかぁ?大変ですねぇ、ガリ勉青春ヤローは。」
このままではマズイと思って二人を昨日のあの細い道に押し込んだ。
黒瀬「まあ、いいわ。さっきの言葉は私への告白としてみなすわ」
勝山「だぁれがガリ勉高飛車ババァを好きになると思ってんのかなぁ?ナルシストが!帰る!」
そう言って勝山くんはさっさと帰ってしまった。
黒瀬「やっとどっか行った…さ、あんたも帰るわよ」
僕は一つ思いついた。
迷野「ねぇ、後つけない?」
黒瀬「なんで!?」
迷野「だってどんな家住んでるか知りたくないの!?」
黒瀬「どうでもいいわよ!」
迷野「ねぇ行こうよー!お願い!」
黒瀬「あんた相当キモいわよ…まあ、行ってみ…」
迷野「よし行こう!」
黒瀬「早い!」
そうして僕たちは気づかれないように後をつけた。
そして見たのは…!
黒瀬「何これ…」
迷野「これって…アニメとかに出る本物の…」
迷&黒「豪邸だよね!?」
そこにはざっと東京ドーム…って東京以外の人はあんま実感がないから…大体100坪ぐらいありそうな豪邸だった。
迷野「こんな家が東京にあったなんて…」
黒瀬「しかも金率多くない?金閣寺…?」
そしてドアとは思えないほどの大きさのドアを開けて入る勝山くんを見つけた。ドアの前には60歳ぐらいのおじいさんがいた。
おじいさん「おかえりなさい。勝山様。ささ、どうぞこちらへ。」
迷野「あれ執事じゃん!アニメとかに絶対出てくる!」
黒瀬「さっき喧嘩売ったのが心配になるくらいだわ…」
クラスの王様。運動神経抜群。将来性抜群。そして100坪の家。
迷野と黒瀬、二人が同時に思ったことは、
「友達になったらマズイんじゃねーの?」
皆さん、どうでしたか?喧嘩シーンは言葉を考えるのにすごい時間がかかりました…改善点やアドバイスがあったら教えていただけると光栄です。次も楽しみにしてくださいね!