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さてとかいう10秒前  作者: 玄米ごはん
2/11

治療開始!

誤字、脱字等ありましたら報告よろしくお願いします。僕は学園ものをずっと書いてみたいと思っていたので、今回の「さてとかいう10秒前」が始めての作品です。前回、前書きの意味などよく分かっていなく、書いていませんので今回書かせていただくことになりました。どうぞこれからもよろしくお願いします。

黒瀬「貴方の症状、治してみせるわ」

!?

迷野「一体どういう…」

すっ

黒瀬「これを読んで」

黒瀬さんが出してきたのは数枚の紙だった。

そこにはパソコンで印刷された文字が書いてあった。

迷野「これは?」

黒瀬「まあ、あとで説明するから。とりあえず読んで」

迷野「わかり…ました」

一枚目の紙はこんなことが書かれていた。

迷野「『皆さんこんにちは』…ん?」

はいはい、じゃんじゃん読んで

と黒瀬は言った。

その指示通り迷野も読み始める。


数十分後、最後の紙になった。それを読む。

迷野「さて…それでは…えーっと、さえそれで…うん?えーっと、さてえ」

黒瀬「ストォォォォォォォォプ!」

な、なんだ?

黒瀬「やっぱり『さて』の一言が言えないわね。このタイトルのように」

いや、言っちゃったらダメじゃん。

読者に楽しんでもらえるように最後まで現実っぽく…

って違う!はい!これはノンフィクションです!※この話はフィクションです。

黒瀬「あなたの症状は、この◼️◼️◼️◼️のように『さて』が言えない」

モザイク間に合った…

黒瀬「というわけでそれを治すために私はやってきた」

SFっぽいな…

迷野「でも、どうやって…てゆうかそもそもなんで…」

黒瀬「可哀想だから」

迷野「へえ、ってそれだけ!?」

黒瀬「うん、なにか?」

なにか?って優しすぎるだろ…

黒瀬「あ、でも拒否権なし、強制参加、私の命令は絶対、何があっても目標を達成するまで帰らせないから。」

あ、撤回します。優しくありません。クズです。

黒瀬「じゃあ、明日から治療開始だから。まあ詳細は明日ね。ばーい」

なんなんだこの人は…まあ、何もやることなんてないし付き合ってみようかな…にしてもなんなんだ?

母「あら、さっきの子帰っちゃったの?ゆっくりしてったらいいのに…ねぇ?いいお年頃だし…」


……なんなんだ?


次の日。

いつも通り歩いていると校門で黒瀬さんが立っていた。

黒瀬「おはよう」

迷野「おはよう…ございます」

黒瀬「タメ口でいいよ。あと「さん」もつけんでいいし。「早希」でいいよ」

迷野「いや「早希」は…」

黒瀬「まあいいわ、今日の目標を言うわ」

ゴクッ

唾を飲み込む。みんなの前で何か告白でもするのか?

黒瀬「目標は…」

ドゥルルルルル…

脳内で太鼓が鳴り始める。デン!

黒瀬「人に話しかける」

ん?えーっと、想像と違うな…でもハードルは高い方か。

迷野「具体的に誰に?」

黒瀬「もちろん勝山走よ。」

迷野「か、かかか、勝山くん!?」

黒瀬「うるさい、女子みたいなこと言わないでキモい」

無理だ。あのクラスの王様、いや、学年の王様、勝山走に話しかけるなんて。

黒瀬「あのねぇ、これからもっとハードルは高くなるのよ!まあ予定だけど。こんなことで根を上げてちゃ何も始まらないわよ!」

迷野「うーん、でも…」

黒瀬「大丈夫。幸いクラスと班、一緒なんだから、時間はたっぷりあるじゃない!最初に言ったわよね?目標を達成するまで帰らせないって」

迷野「う、うん…」

黒瀬「頑張れ!別に名前呼ぶだけでもいいんだから。あくまで話しかけるだから」

その時チャイムが鳴った。

黒瀬「あ、やば。もう!あんた、もたもたしすぎ!遅れるわよ!」

急いでぼくたちは教室へ駆け込んだ。

勝山くんに話しかける…本当にできるのか?ぼくに。

ふいにかすかな声が聞こえた。

「大丈夫。私とは違う。迷惑かけずに救うこともできる」

黒瀬さんかな?でも席はだいぶ離れてるぞ?

勝山走。大丈夫。黒瀬さんも言ったように話しかけるだけ。ハードルは高いけどギリギリ飛べる!もうビビってばかりじゃないんだよ!

楽しんでいただけましたか?自分的には結構いい仕上がりだと思うので、アドバイスありましたらぜひコメントください。見てる人は少ないと思いますけど。なるべく取り入れるようにしますが、作品的に入れられなかったり、都合がわるかった場合は申し訳ございませんが、取り入れないかもしれません。これからもどうぞよろしくお願いします。

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