表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/56

44 思考

短いです

「もしかして、そういうところには気を止めなかったのか? クレインだけじゃなくて王城の連中もだけどさ⋯⋯」


「え、えぇ⋯⋯ネックレスの周辺に争った後が無かったから⋯⋯

 だ、だから、言いにくいけど、瀕死の状態でンジョンから抜けたけど、そこで力尽きて、魔物に食べられたのだと結論付けたのよ」


 非常に言いにくそうな顔で細々とクレインは喋ってくれたがそんな事は考えられないだろ⋯⋯

 例え魔物に食べられたとしてもだ。


「はぁ~⋯⋯んなもんあり得ないだろ? 食べたっていうなら、丸呑みしなきゃ多少は残骸が残るだろうし、さっきも言ったけどネックレスがあるはずがないぞ」


「⋯⋯っ!」


 うん、その驚いた顔はさっきみた。


 クレインはそれから何かを考え始めたのか、う~ん、う~ん、と唸っているが、そんなに考え込むことじゃないだろうよ。


「あのさ、素直に考えてダンジョンに何かがあって、自分達の死を考えてネックレスを発見できる場所にわざわざ置いたって考えられるだろ?

 多分だけど、普通じゃたどり着けない場所に向かった⋯⋯ん~、隠し階段を見つけたってのが普通かな。そこに向かって死んだら見つけられる事は困難な場所なんだろう」


「あっ!」


「まぁ、ダンジョンを探せば何か見つかるだろ。さぁ行こうぜ」


 これ以上、喋ってても仕方ないと思い、ダンジョンへ進み始めた俺の腕をクレインにガシッと掴まれた。


「なんだよ?」


「確かにシュウのいう通りかもしれないわ。でも、何度も調査隊を派遣してダンジョン内は調べたのよ。でも、何も見つからなかったの。シュウの考えを思うなら、ここから近くの別の場所なんじゃないかしら?」


「はぁ~⋯⋯。違うだろ? 王城の連中は【両親の遺体の調査】が目的だろ? 俺達が今からの目的は【隠し階段を見つける】だぞ。調査の仕方が変われば見つかるもんもあるだろ?」


 うん、その驚いた顔は見飽きた。

 もうこれ以上は自分で考えてくれと、クレインに伝え、俺はダンジョンへと足を踏み入れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ