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短編置き場

好きだよ

作者: 千早

あなたは、誰かを愛したことがありますか?

「まだ、好きでいていいですか?」

「まだ、好きでごめんなさい」

ずっと一緒にいたかった


「好きです。付き合ってください」

そう冬の終わりにずっと好きだった人に告白された。もちろん答えは決まっている

「はい。」

お互い違う学校に通ってたからたまにしか会えなかった。それでも連絡はしてたしいろんなところに行った。色んなこともした。

けど、1年経つ少し前。家族に引越しの話をされた。私だけ残ろうとしたけど、今住んでる家も別の人に譲り渡すという。私がこの土地を離れないといけなくなるのは確実になってしまった。そして私たちが付き合ってちょうど一年経った日。私はその話を彼にした。彼が出した結論はわかれるだった。仕方ないこと。どうしようもないこと。そう割り切ろうとした。けど、やっぱり嫌だった。遠くにいても付き合っていたかった。その事を言ったら彼は、遠いのは無理だし最近好きかもわからなくなってる。そう、言った。

引っ越す当日。親に少しわがままを言って出るのを夕方にしてもらった。最後まで一緒にいたかったから。遊んで、カラオケに行って、最後まで笑顔で、またねって。

引っ越してから、何回か会うことが出来た。あった時の言動に振り回されて、すごく悩んだ。悩んで悩んで、会いに行って、また付き合えないかって、まだ好きだって伝えてみた。予想通り断られた。けど、まだ好きなことは好きだって言われたのは予想外だった。けど、結局付き合えない。まだ、こんなにも好きなのに。

いっそ距離だけが問題なら卒業したらこっちに就職しようかなんて少しほのめかせた。まだ時間はある。引っ越し代と会うお金を貯めないと。でも、もし、遠いからって言うのが言い訳でしかなくて、好きじゃなくなったからだったら?ただの迷惑でしかない。どうすべきなのかわからない。

こんなに悩むならいっそ好きにならなきゃ、好きにさせなきゃよかった。そう思う時がたまにある。だけど、彼からもらったものを、彼と一緒にいた幸せを、否定したくない。

まだこんなに好きだけど、きっと迷惑でしかないよね。ごめんね。好きで。諦めきれなくて。君は友達でって言ったのに、まだ好きでごめんね。それでもこれからも好きでい続ける。いっそ、嫌いになってくれたら、どれだけ楽になるか。ねぇ、まだ…好きだよ…

名前もない女の子がどうなるか。あなたの想像にお任せします。これは誰でもない誰かのお話ですから。

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