表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者LIFE 〜ある日突然勇者になった〜  作者: 漆黒の堕天使
第6章 日常編
37/44

第37話 帰還

「おーい!あんたら!大丈夫か!」


あたりがうるさい。


ベネボランスに飛ばされてからの記憶がない。


「主人よ起きなされ。皆が呼んでおる。」


耳元でベネボランスに囁かれた。


目を開けるとそこは大きな穴の中だった。


しかし、体が痛い。


筋肉痛か?


「あら?どこだここ?」


上には人がいっぱいいる。


とりあえず隣に寝ているインペルドを起こしてみる。


「インペルドさん!ちょっとー!起きてー!」


「んあ?おおー!スッゲー!」


インペルドはあたりの財宝を見てはしゃいでいる。


「いや、まって。ここどこだかわかります?なんか知らないけどいっぱい人いるし。」


インペルドの声で起きたのか、みんながこっちへきた。


すると穴の上から声が聞こえた。


「おーいあんたら!あんたらが迷宮ダンジョンを攻略したのか!?」


「おう!そうだ!ここにいらっしゃるのはミハイリル王国第七王子インペルド・モール・ミハイリル様だぞ!」


サミュエルが大きな声で言う。


すると上がざわついた。


「インペルドだって??」


「ああ、そうみたいだ。」


「あいつも大したものだな。見直したよ。」


「あれは、霊王級のシルバー・ヴォルクじゃないか?」


と、口々に言っているのが聞こえる。


俺も有名になったものだな。


「皆さん、一旦上に上がりましょうか?」


「どうやって登る?こんなにいっぱい荷物あるし。」


サミュエルが辺りを見て言った。


「俺が氷で上まであげます。こっちに荷物持ってきてください。」


みんなが財宝をたくさん持ってくる。


「それよりシルバー?あなた頭に何乗せてんの?」


マリシュンにそう言われて頭の上に手を乗せるともふもふしたものがあった。


「ありゃ?なんだこりゃ?」


持ってみると黒い猫がいた。


「かわいいー!なに?この子!?」


「我だ!気安く触るでない。」


「しゃべったー!!」


マリシュンが頰にスリスリしている、


「やめろ!主人よ!助けてください!」


主人?まさか……!


「ベネボランス!?」


「そうです。やっとお気づきになられましたか。」


「なんでそんなんなんだ?」


迷宮ダンジョンの中でなら私は精霊化できるのですが、外に出てしまうと精獣化してしまうのです。だからこんなんになってしまいました。」


そうだとしてもかわいいな。


いかんいかん! ありゃベネボランスだ!


「とりあえず!上に上がってからこの続きは話しましょうか。」


「そうだな。」


みんな頷いてくれる。


思えば最初の頃は敵だと思っていたがこんなにも打ち解けられた。


「じゃあ!『氷の塔アイスタワー!』」


俺たちの体が氷の塔とともに上に上がっていく。



上には多くの人たちがいた。


「僕たち、これで有名人ですね!」


「まあな!良かったじゃないか!俺もこれで出世だな。」


「そうですねぇ。」


良かった。


インペルドも嬉しそうな顔をしている。


マリシュン、サミュエル、グルームはインペルドと話している。


オルニアは相変わらず黙っている。


いや、少し目がウルウルしているか?


リカルドといえば泣いてしまっているし、老けちゃってる。


まあ無理もないだろう、迷宮ダンジョンの中でずっと1人だったんだから。


「シルバー!シルバーなのか!?」


感慨にふけってると遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「どいてくれ!」


男が1人、女が2人、人混みから抜け出た。


ん? ありゃあ。


「父さん!母さん!レイスさん!」


俺は三人の元へ向かう。


「大きくなったな……お前なら帰ってきてくれると信じていたぞ。」


心なしか目に涙が見える。


「なに泣いてんですか!たった1週間ほどじゃないですか!」


三人は顔を見合わせている。


ん?なんだなんだ?


「シル?なに言ってるの?あなたが迷宮ダンジョンに入ってから三年・・よ?」


は……? じゃあソフィはその間。


俺はそう思った時には走り出してた。


ソフィが目を開けてるという希望を元に。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ