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勇者LIFE 〜ある日突然勇者になった〜  作者: 漆黒の堕天使
第5章 迷宮編
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第36話 自称神再び

「やあ!また会ったね。どう?最近は。」


なーにが最近は? だよ! まあ楽しくやってるけど……


「なら良かった!しかし君には一つ言いたいことがあってね。今君と話してるのは僕の魔力だ。もうじき切れる。まあ静かに聞いておくれ。」


「心を読むなっての。ああわかったよ聞いてやるよ。」


「ありがとう。で、本題に入るけど。もう僕の正体は知っているよね?」


正体か……まあなんとなくわかる。


「……ルーカス・レイバ。」


「そう!正解。僕が死んで約6000年の間、ずっと君を探していたんだ。」


「なぜ俺を?俺じゃなくても良かったんじゃないですか?」


「まあ、君じゃなくても良かったんだ。君以外の人達に勇者の資質があればね。しかし無かった……6000年の間ずっと探していた。そんな時君が現れた。君には勇者の資質がある。で、転生したというわけだ。前世の記憶が残ったのは誤算だったが。」


勇者の資質か……思えばそう感じることが多かったな。


こんなに魔法を使えるのもそのおかげってわけか。


「違うよ。その力は君が手に入れたものだ。勇者の資質など関係ない。おっともう魔力が薄くなってきた。じゃあ君に最終的に何をすればいいのかを伝えよう。魔神マジンバランドルを倒すんだ。僕は6000年前の大戦で魔王は倒せたが魔神は倒せなかった。しかしそろそろ封印が解けそうなんだ。」


魔神って言ったら十神将一位の奴じゃん。


勝てっこない!


「大丈夫!第二位の僕がいうんだから間違いない。しかし今のままじゃ勝てない。だから君には残しておいたんだ。迷宮ダンジョンというものを各地にね。」


それを全て攻略しなきゃダメなのか?


「まあね。でもその力を横取りしようとする奴も現れてくるだろう。そんな時は戦って勝つんだ。」


そんな無茶なお願いされても困る!


俺には家族がいるし、ソフィだっているのに!


「でも、魔神を倒さなきゃみんな死んじゃうんだよ?」


「はぁー。ってかあんたが倒せなかったのが悪いだろうが!」


「それはすまない。おっと時間だ。じゃあ頑張ってくれ。この世界の運命は君にかかっているんだ。」


そう言って人神ジンシンルーカス・レイバは消えていった。


「あの、あなたは知っていたんですか?」


俺はベネボランスに聞いてみる。


「我はもともとルーカス様の精霊でありました。その後ルーカス様が亡くなる際に次の勇者に使えるようにと言われてましたので。ただあなたというのはわかっていませんでした。」


「僕は魔神を倒さなければならないのでしょうか?」


「はい。でなければ人類は絶滅します。」


俺は簡単に勇者になれると言われ、了承したことを後悔した。




ーーー




俺が宝物庫の奥から出てくるとみんなが俺の方を向く。


「あ、皆さん。攻略できたことですし、帰りましょうか?」


「おい。待てよシルバー。お前わかっていてここまできたのか?」


サミュエルが言った。


みんなの目線が痛い。


「いえ、わかりませんでした。でも僕はあなた方には協力するつもりです。」


インペルドが俺の胸ぐらを掴む。


「俺は!力が欲しい!強くなりたい!国を変えるには強くならなきゃいけないんだ。じゃなきゃ俺が今まで生きてきた意味はなんなんだ!」


するとベネボランスが言った。


「お主よ、強さだけが力ではない。ここにあるものを見てみよ。金銀財宝があるではないか。財力も力になる。我は財力で力を手に入れたものを幾人も知っておる。」


「インペルドさん、僕もわからないんです。ただ、僕にはやらなければならないことがあるみたいなんです。だから……すみません。」


するとインペルドは膝から崩れ落ちた。


「なんで!なんでいつも俺じゃないんだ!頑張っただろう!」


「インペルド様、我々には運命がなかったんです、それに言ってましたでしょう?お前達は俺が守ると。その約束はどうなってしまうのですか?」


グルームがインペルドに問いかける。


「そうです!インペルド様!俺達は貴方様に救われたんです!貴方様がそんなに悲しむのを見たくありません!」


「そうよ!インペルド様!シルバーだって手を貸すって言ってるんですし!」


するとインペルドが立ち上がった。


「ああ、そうだな。すまなかった。」


そう言うと俺の方に向き直った。


「シルバー!お前は俺たちの仲間だ!助けると言ったからには必ず約束を守れよ!」


「はい……もちろんです。」


俺は付いてきてくれる仲間がいるインペルドを羨ましく思った。


「話し合いは済んだようだな。ここにある財宝は持ち帰って良い。攻略おめでとう。ではお主らを外まで飛ばそう。」


そう言ってベネボランスは俺達を外へと出す。


「主人よ。これからよろしくお願いします。」


へ? よろしく? なんのことだ?


そう思った時にはもう意識は飛んでいた。







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