第2話 自称神との出会い
「ここは…?どこだ?」
どこだろう
俺は確か逃げてる最中に車に轢かれて死んだんじゃなかったか?
白い空間
ではなかった、よく見ると下には芝生が生えている
あたりを見回す
「……なんだあれ?」
よく見ると小屋のようなものがあった
俺は小屋まで歩き出した
ガチャ
「開いてる…」
ギィィィと音がしながら扉が開いた
そこはカフェのような場所だった
「いらっしゃい」
そこには1人の男がいた。
「ここはどこですか?」
「ここは死後の世界だよ。
死んだ人は皆来世をどこの世界でどうゆう風に過ごすかをここで決めることができるんだ」
「そうですか」
「なんだぁ元気がないなぁ
君は死んだんだよ?そして今までのつまらない人生を捨てて新しい人生を選ぶ事ができるんだ!素晴らしいじゃないか!」
何を言ってるんだこいつは
俺は死んでやっと辛いことから解放されたのによ
また違う人で生きなきゃならないのかよ
「そうじゃないよ」
「!?」
「あ、ごめん心を読んじゃった」
心を読んだ??
こいつ一体何者だよ
「あなた一体何者ですか?」
「僕かい?僕は神だよ
まぁ神と言っても死んだ人の来世を決めることしかできない神だけどね」
あぁ閻魔大王的な感じか
まぁそんなことはどうでもいい
来世を決めるって?
冗談じゃねぇ
やっと死ねたのによ
「大丈夫だよ、心配ない
前世の記憶は失われ新しい人として生まれていくからね。
君がイジメられてる頃の記憶もぜーんぶ失われるさ。
もちろんここでの会話もね。」
ふーんそうかならちょうどいいな
記憶も忘れ新しい人生か
「でも、生き返らない方法ってないんですか?」
「なに?そんなに生き返りたくないの?」
「いえ、そういうことではないんですけれど」
「面倒くさいなぁー
じゃあもう決めよっか」
決める?
なにを言ってるんだ?
まさか来世をどんな人として生きるかまで決められるのか?
「まぁそうだねー
一応決められるよ
でもそれは君が前世でどんな行いをしていたかにもよるけどね」
「そうですか
じゃあなんでもいいですよ」
「そう?なら勝手に決めちゃうけども
いいの?」
いいよ
早く決めてくれよ
面倒くさいな
「わかったわかった決めちゃうよ」
チッ
心の中を読みやがって
「うーーん
君さ勇者になってみたくない?」
「勇者!?」
「そう勇者
剣と魔法の世界で勇者になれる」
「勇者ですか?具体的にはなにをするんですか?」
「いやぁーそれを言ったらつまらないじゃないかー、」
と自称神はニヤっと笑った
勇者か、まぁそんなのもいいかな
小学の頃とか憧れてたもんな
しかも剣と魔法の世界か
いいな
やべえワクワクしてきた
「ね?いいでしょ?
なってみない?勇者に」
「じゃあそれで」
まぁ勇者と言っても魔王倒すぐらいだろ?
やってやるよ
前世と違ってもう俺は嫌なことから逃げることはしないつもりでいこう
と言っても記憶は消えるわけだが
「じゃあ決まりでいい?」
「ええ」
「じゃあどうぞ良い勇者LIFEを!」
自称神が両手を大きく広げニヤっと笑った
なんか気にくわない笑顔だなぁ
誰かに似てる
あ
あのガキ大将だ
そんなことを考えてるうちに俺の体は白い光に包まれていった
体が重い
あれ?
どうなってるんだ?
確か転生したんじゃないのか?
目が開かない
力一杯開けてみようとすると開いた
「おーーーい ベルー!
目ー覚ましたぞー!!」
なんだよこいつ誰だ?
確か俺勇者になったって…
あれ?
なんで覚えているんだ?
おいおい
ってことは
前世の記憶が消えてねぇ!!!!