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勇者LIFE 〜ある日突然勇者になった〜  作者: 漆黒の堕天使
第4章 冒険者編
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第16話 初任務

俺が鮮烈なデビューを果たした30分後、俺は受付の女の人に冒険者ギルドの使い方と、設備について聞いた。


「1階は受付と食堂になります。

食堂は基本無料ですが、ランクによって中身は違います。

というか、ギルドにどれだけ貢献できたかによります。」


「貢献とはどのような事をすればいいのですか?」


「それはまた後でお話しいたします」


うーん…


って事はランクによっても違うのか?


「2階は依頼がある掲示板と、簡単な宿泊施設がありますね。

ここに来るのは旅をしてる冒険者などがよく来ます。

部屋は全て同じですが、ランクが高いパーティーの方が先に使えるというルールがあります。」


へぇーじゃあ俺は使わないかなあ。


あれ?でも俺S級だから最初に使えるんじゃないか?


あ、でもソロ冒険者だからダメなのか?


まぁどうでもいいか…


「ではこちらへ来てください。

冒険者ギルドの使い方と、S級ランクの特典なども説明します」


2階の窓際にはテーブルと2つのイスがあった。


俺はそこへ行き腰をかける。


「ではまずは冒険者ギルドの使い方からですね。

依頼はランクによって分けられていて、F級からS級まであり、自分のランクの依頼は受けることができます。より多く達成するごとにランクは上がっていきます。

ですが、依頼を期限内に達成、もしくは失敗するのが5回続くとランクは下がります。

また、シルバー様はS級ですので、どのランクの依頼も受けることができますが、報酬がS級とF級では全然違いますのであまり受けたがる人はいませんね。

それにS級の依頼はあまり多くないですからA級の依頼を受けることが多くなるでしょう」


へぇー


依頼もランク分けされてるのか…

まぁそれもそうだろうな、F級の人が間違えてS級の依頼に行ったら結局死んじゃうからな。


「わかりました。

依頼を掲示板で見つけたらどうすればいいのですか?」


「見つけたらその貼り紙を受付に持ってきてください、そうすれば依頼を受けることができます。」


「わかりました。ありがとうございます。

あと、パーティーはどこかに入らなくてはなりませんか?」


「シルバー様はソロ冒険者として登録していますのでパーティーに参加する場合は受付に来てください。

そうすればパーティー参加登録ができるので。

尚、1つの依頼だけの臨時パーティーの場合は事前に言っていただきたいです。

あとは依頼掲示板の横にパーティーメンバー募集欄があるのでそこを見ていただけたら大丈夫だと思います。」


そっかー


まぁ俺はソロでやってって無理そうな場合にだけパーティー参加するか…


「あと、S級の特典の事ですが、S級は依頼へ行く時に冒険者ギルドの傘下の馬屋や、武器店での貸し出しができます。


「では説明は終わりです」


「ありがとうございました」


と言い、俺は出口へ向かう。


「今日は依頼を受けていかないんですか?」


そうか、俺はもう冒険者だもんなぁ

1つぐらいやってってもいいか?


「では1つぐらいやって帰ります」


「では、受付にてお待ちしています」


女の人はそう言って受付へと戻っていった。


しまった、名前を聞くのを忘れてしまった。


まぁいっか。


そうして俺は掲示板の前へと行く。


うーん色んなのがあるなぁ。


確かA級なら受けれるよな。


『A級以上推奨


ー内容ー

白大蛇ホワイトビッグスネーク3体の討伐。


ー報酬ー

ミハイリル王国金貨5枚


ー場所ー

冒険者ギルドから南へ10キロ行ったところにある深淵の森


ー期限ー

早急に対処すること』


おお〜


金貨5枚かぁー


なかなかの高収入だな


よし、これにしようかな


俺は貼り紙を持って受付に行く


「あの、これをお願いいたします。」


「はい、では…お1人での参加ですか?」


「はい、そうですが…何かあるんですか?」


「B級パーティーが1組参加しているのでパーティーを組んではいかがと思ったのですが…」


そうか、臨時パーティーってのがあったなぁ


まぁ今回は初だしソロで行こうかな。


「そうですか…まぁ今回は1人でいきます。」


「わかりました。では行ってらっしゃいませ」


こうして俺は初の依頼を受けた。


確か南へ10キロ行ったところだったよな。


俺はギルドを出て市場を歩く。


市場にはいろいろな店があった。


武器屋に、八百屋、肉屋だってあった。


そうこうしてるうちに深淵の森に着いた。


ここは魔物の発生件数がリスタ州で最も多いためミハイリル王国直属の

王国騎士団が守っている。


よし!

こっからは危険区域だからな、気合い入れてくか!


「おい!君!そこを動くな!」


王国騎士団の警備が俺を呼び止めた。


「はい?なんでしょうか?」


「君みたいな小さい子がなんでこんなところにいるんだ?」


小さいとは失礼な!!

もう7歳になるんだぞ!?


「いえ、冒険者ギルドの依頼を受けて任務に来ただけですけれど?」


「君みたいな小さい子が!?

冒険者ギルドは何をやってるんだ…

ところで君、どんな依頼かい?」


白大蛇ホワイトビッグスネーク

3体の討伐ですけど?」


「なに!?

つくづく冒険者ギルドはなにをやってるんだ…

白大蛇はA級魔物だぞ!

君、冒険者ランクは?」


「あ、あぁS級です。ほらこれ、」


俺はギルドでもらったS級冒険者の証拠のバッチを見せた。


「なに?君のようなS級がいるとは聞いてないぞ」


「まぁそうでしょうね

僕は今日登録して来ましたからね」


「そうなのか、だが君のような小さい子が受ける依頼にしては危険すぎる」


小さい小さいうるせぇな!

見た目は子供でも頭脳は大人の名探偵だっているんだからいいだろうが!


「あの、僕は霊王級氷魔導士でもあるんですがね?

死ぬと思いますか?この僕が!」


そこで改めて霊王級のバッチを見せた。


「まさか、君は2歳で霊王級になって、同時期にあの奴隷商人たちを壊滅させたシルバー・ヴォルクかい?」


やっとか…

遅いんだよなぁ!


「はい、そうですが」


「あ、ならどうぞお入りください!」


コロッと王国騎士団の態度が変わった。


なんだあいつ…まぁいいや先を急ごう。



ーーーーーーーー



森の中は怖いほど静かだった。


その上少し霧がかかっているので余計視界が悪い。


「『大地のグランドアロー』!」


遠くから魔法を使う声が聞こえてきた。


「戦ってるのか…?」


戦っているのが白大蛇だと俺も加勢したほうがいいだろう。


俺はすぐに走り出す。


森の広場のような場所に出ると剣や、杖、盾を持った色々な人が、3メートルはあるだろう巨大な白い蛇3体と戦っていた。


多分B級冒険者パーティーの人たちだろう。


奥の方に1人倒れてる。


まずい、加勢しなきゃ


「おい!あんた達!どけ!」


それに気づいたパーティーは退がる。


森だから火魔法は使えない、

仕方ないが氷魔法だけでたいしょするしかないな。


俺は杖に魔力を注ぐ。


「もっと下がれ!!

天罰結晶ジャッジメントクリスタル』!」


白大蛇1体を凍らす。


よし!いける!


俺はまた杖に魔力を込める。


その瞬間、俺の体は木に叩きつけられた。


「グハッ」


くそ!内臓がやられた。


痛ぇ!


俺は慌てて治癒魔法をかける。


「『完全治癒グレートヒーリング』」


くそっ!こんなに強いとは思わなかった…


どうする…B級パーティーはほぼ戦闘不可能だ。


仕方ないが俺1人でやるか…


「オラァ!かかって来い!」


白大蛇が向かってくる。


火魔法を使うしかないな、後で消そう。


「『火炎爆風フレイムブラスト』!」


大きな火が2体の白大蛇を覆う。


やったか?


「『レイン』」


燃やしたところに雨を降らす。


少しすると黒く焦げた物体が出てきた。


ふぅ、やったか…


俺は振り返り急いでB級パーティーの元へ向かう。


「大丈夫ですか?」


「あぁ小さいのに強いんだな」


褒めてくれるのは嬉しいが、小さいは一言余計だ。


「そちらの方を治療するのでこっちへ下ろしてください」


パーティーのリーダーらしき人が首を振る


ん?なんだ?


「こいつはもう死んだよ…」


は?死んだ?

何言ってんだ…さっきまで生きてたのに…


「いや、そんなことないですって

早く下ろしてください」


「だから、こいつはもう…」


くそっ!!!

俺が…俺がもう少し早く到着してれば…


「大丈夫だ、あんたのせいじゃない

俺らだって冒険者になった時にこうなる事は覚悟していた、ましてやA級魔物に挑戦したんだ…こうなる事も予想できたさ」


予想って…

そんな簡単なものじゃないだろ

人の命ってのは…


「だから大丈夫だ、さぁこの蛇達はあんたが仕留めたんだ。

あんたが持ってってくれ」


そういった瞬間、後ろで何かの音がした。


振り返ると蛇が脱皮するかの様に新たな体となって口から出てきた。


「は?なんだよ生きてんのかよ」


俺は無言で杖に魔力を込める。


そして何も言わずに凍らせた。


「ありがとな。おかげで助かった」


ありがとう?

なんで俺がお礼を言われるんだ?


俺は人を1人殺したと言ってもいいくらいのことをしたのに…


「あ、あぁそうか…じゃあ俺は帰るよ」


そういって俺は白大蛇の皮を剥いだ。





そこからの事はよく覚えてない。


冒険者ギルドに寄り、依頼達成の報告をして報酬をもらった。



こうして俺は初の任務を終えた…




____________________________________


冒険者プロフィール


シルバー・ヴォルク


S級冒険者


職業:魔導士


霊王級氷魔導士


水神流2級剣士


依頼達成回数:1回


今回達成した依頼:白大蛇ホワイトビッグスネーク3体の討伐


____________________________________


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