0、悲劇
～某学校～
そろそろ、終わりの時間らしい。
授業中うとうとしていた生徒も起きて、終わるのをまだかまだかと待っていた。
「そろそろだな。クラス長よろしく」
（やっと、終わるのか……さて、たしかこれで今日も終わったな。
あっみなさんおはこんばんわ。
讃岐 幸です。若々しい１６才です。性格は良く冷めてるとか言われます。
自分的にも、なんというかつまらないので異世界転移とかにあっってみたいですねぇ……まぁないだろうけどね……。）
そんなことを考えていたら、委員長がきりーつと少し眠そうな声で号令をかけた。
キーンコンカーーーーーーーーーーーンコン
「「「ありがとうございました」」」
「どういたしましてっと。
にしても、最近やっぱ、ベルがおかしいよなぁ。
めんどいなぁ。なんで俺が調整係の時に」
といいながら出ていった。
なお、既にベルの音にクラスの人はなれていてなにも思わない。
終わってからだらーっとしていたら友人Aが近づいてきた。
「なぁ、幸。今日あいつらとまた一緒にゲーセン行こうぜー」
「すまんな。金欠だ。」
友人は、粘ることはなく直ぐに離れていった。
なお、あいつらは、友人B、友人C、友人Dである。
そして、金欠は嘘である。
今日はちょっと理由があって嘘をついた。
（今日は昨日発売されたドラゴンイーター通称DEをやるんだ！
さぁ、帰ってやるぞ。）
この時はまだあんな悲劇が起こるとは誰も予想していなかった。
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という訳でスタコラサッサと、帰ってきました。
途中のスーパーでポテチとコーラを買ってきた。
やっぱ、これって黄金の組合せだよなぁ。
ほかにも色々組合せがあるけど………うん、やっぱ冒険には最近出れなくなってきちゃったしなぁ。
やっぱ、別なのがよかったかなぁ………なんてね。
テンプレが一番。そう決まってるよね。なんも迷わないしね……
家に帰ったら某ジャングルネットショッピングで買ったDEをあけよーっと。
さーて、家の扉を
ガチャ
開けた～。
そしてぇ、………ん？なっないんだが。
そう、DEがなかったのである。
しかしだ。
お母さんが持っていってくれたのかもしれない。いや、きっとそうだ！！
「ただいまー。お母さん。俺向けの荷物届いてない？」
そう聞くと奥から声が帰って来た。
「届いてないよー。」
ビッシャーン
心のなかで雷がふってきて、自分に当たった想像をしてしまったじゃないか……
くそぉ、そんなんだったらあいつら（友人ABCD）とゲーセン行けばよかったなぁ。
今回は久しぶりにやりたいと思ったゲームだけあってかなりのショックだわ……
「お母さん、上の部屋にいるねー。」
…………………ふて寝しよう。そうしよう。
しかし、もうお母さんに会うことはもう決してなくなってしまうとは思いもしていなかっただろう。
そう、自分の部屋の扉を開けるとそこには………
