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魔王との決戦


「くらぇっ!」


 勇者の剣がネクロマンサーの胸に深く突き刺さる。勇者は剣を放して若き魔法使いに視線を送った。若き魔法使いは魔法を素早く詠唱し、勇者の剣に狙いを定めて杖を向けた。


「ぎゃあああああああ」


 電撃が勇者の剣に落ち、剣をつたってネクロマンサーの体に電撃が走る。ネクロマンサーは膝から崩れ落ちた。


「ば、馬鹿な。魔王軍四天王最強の私が……」


 勇者は剣を引き抜き、ネクロマンサーの体を蹴り飛ばした。ネクロマンサーの体は塵となり風とともにかき消えた。


「ついに後は魔王だけね」


 女戦士が勇者の側に来て呟く。


「ああ、長い戦いだったがもうそれも終わりだ。僧侶、回復呪文を頼む」


 僧侶は頷き、回復呪文を詠唱した。勇者たちの傷はたちまちに癒えていく。

 勇者たち4人は大きな扉を見上げた。今までネクロマンサーが死守していた扉だ。


「この奥に、魔王がいるんですね…」


 僧侶が胸のロザリオをぎゅっと握りしめた。条件反射で神に祈りを捧げている。その声は心なしか怯えが混ざっている。


「もう魔力は残り少ない、魔王との戦いに持てばいいんですが」


 若き魔法使いが自分の杖を見つめる。杖の輝きは最大時に比べれば微かな光しか放っていない。


「なぁに、そうしたらあたいが何とかするよ」


 女戦士が自分の背丈ほどある斧を軽々と片手で担ぎ上げ、自慢の筋肉を皆に誇示した。


「これが最後の戦いだ! 皆生きて国に帰るぞ!」


 勇者が全員を鼓舞するように叫んだ。残り3人はゆっくりと頷く。長く苦しく険しい道のりだった。だが、これまで勇者がいたからこそ、ここまでやってこれたのだ。


 勇者はゆっくりと大きな扉を開けた。中はホールになっていて天井も驚くほど高い。そしてその奥の玉座に目指す敵は優雅に座っていた。


「ほっほっほ。勇者ご一行。ついにここまで来たかね」


 魔王は穏やかに笑った。玉座に腰掛ながら右手には魔力で満ち溢れた杖を持っている。


「なんだい。ヨボヨボのジジイじゃないか」

「いや、もの凄い魔力です。油断してはいけません」


 馬鹿にしたように呟いた女戦士を若き魔法使いがいさめる。


「お前が魔王か?」


 勇者は剣を抜き、ゆっくりと玉座に近づいた。


「さよう」


 魔王はゆっくりと玉座から立ち上がった。見た目はただの老人だ。だがもの凄い魔力に包まれている。


「小賢しい勇者が。ここまでたどり着いたことを褒めてやろう。だが、貴様らはここで死ぬのだ。この魔王様の手によってな!」


 魔王はそう言ったかと思うと杖を振りかざした。杖から炎の玉が勇者に向かって放たれる。


「あぶない!」


 とっさに戦士が盾を持って勇者の前に立ちはだかった。炎の玉は戦士の盾にぶつかり激しく爆発した。


「ぐわぁぁ!!!」


 戦士が爆風に煽られ部屋に隅まで飛ばされる。その姿を見た勇者は、剣を上段に構えて魔王に切りかかった。


「きさま! よくも!」


 勇者の全力をこめた一撃は魔王の杖によって止められた。だが、勇者は攻撃の手を休めない。杖でガードしている魔王の僅かな隙を見てつけて剣をふりかざす。肉を切る手ごたえを勇者は感じた。


「勇者殿、伏せて!」


 若き魔法使いが叫んだ。杖から無数の氷の矢が魔王に向かって放たれる。勇者の死角にいたため、魔王は避ける間もなく矢に射抜かれた。


「まだまだぁ!」


 僧侶の回復呪文で復活した女戦士が、斧を大きく振りかぶり魔王に向かって上段から叩き付けた。魔王は咄嗟に杖でその攻撃を受け止める。


「神の精霊よ! 力を与えたまえ!」


 僧侶が女戦士に攻撃力増加の保護呪文をかける。女戦士の力が一時的に増加し、魔王の杖がみしみしと歪み、バキッと音をたて真っ二つに折れた。


「バ、バカな!」


 魔王が折れた杖を見つめる。その隙に勇者は魔王の右胸に剣を突き刺した。


「ぐはぁ!」


 魔王が胸を抑えて崩れ落ちる。そこにすかさず魔法使いの詠唱した電撃魔法が魔王を襲った。


「がああああ!!!」


 魔王は魔法の威力を受けて部屋の壁まで飛ばされた。しかし、勇者は追撃の手を休めない。壁まで走り魔王にさらに一太刀を浴びせた。


「うぐぐ、まさかここまでとは……」


 魔王は苦しげに呻き最大衝撃波の呪文を唱えた。勇者たちは全員部屋の壁まで吹き飛ばされた。


「さすが、魔王…強いじゃないか」


 頑丈な女戦士が一番に立ち上がる。


「いや、今の魔法で相当力を使ったはず。まだ勝機はあります」


 苦しげに若き魔法使いが呻いた。僧侶は必死に仲間達への回復呪文を詠唱している。魔王は悔しそうに唸った。


「仕方があるまい……この魔王の真の姿をみせてやろう」


 魔王は両手に手を上げ、何やら呪文を詠唱し始めた。ドス黒い光が魔王をつつみ、魔王の体が段々と若返っていく。


「いけません!」


 僧侶が叫んだ。


「あれは若返りの禁呪! 魔王の力が蘇ります!」


 勇者はその声に立ち上がり、咄嗟に魔王に向かって閃光の魔法を放った。魔王を包んでいたドス黒い光が一瞬途絶える。が、なおも魔王は両手を高く上げ禁呪の詠唱を続ける。


「させるかぁぁ!!」


 女戦士と勇者が同時に飛び掛った。しかし両者の剣と斧はドス黒い光に跳ね返されて、また壁まで激しく飛ばされる。


「クックック……」


 魔王は詠唱を止めて自らの体を見渡した。そこには老人だった魔王の面影はない。背中から黒い翼がめきめきと生え、額と肘からボコボコと長い角が飛び出す。


「まさか真の姿を見せる時が来るとは……これで貴様らは終わりだ」


 魔王は右腕に魔力を集中させると、勇者たちに向かって衝撃波を打ち出した。


「くそっ!」


 勇者はしゃがみこんでいた僧侶を抱えて必死に衝撃波を避けた。壁に大きく穴が開いている。勇者が僧侶を掴まなければ僧侶は死んでいただろう。


「ゆ、勇者様、す、すみません」


 恐怖のあまり僧侶の膝がガタガタ震えている。僧侶の無事を確認すると、勇者は魔王に向きなおった。


「魔王! 精霊の加護を受けたこの攻撃をくらえ!」


 勇者は高く飛び上がり剣から閃光を放った。閃光は魔王の体に直撃し、右翼を吹き飛ばした。


「な、なんだと! 我が真の姿を傷つけるとは!」


 魔王は右肩を抑え膝をついた。


「勇者殿、今力をひとつに!」


 若き魔法使いの声に勇者は頷いた。2人は手を合わせ、閃光と電撃の合体魔法を魔王に向けはなった。


「ぎゃあああ!!」


 魔王は壁の隅まで再び吹き飛ばされた。


「これでも、この姿でも勝てぬというのか……ならば!」


 魔王は再び両手を天に掲げて若返りの禁呪を唱えた。またもドス黒い光が魔王を包む。


「ま、まだ変身する気か!?」


 勇者は慌てて仲間を見渡す。もう自分と魔法使いの魔力はゼロだ。物理攻撃はあのドス黒い光に跳ね返される。


「ちくしょおおお!」


 女戦士が無駄と分かっていながらも、斧を振りかぶり魔王に投げつけた。斧はドス黒い光に跳ね返され、天井に高く突き刺さった。


 勇者はこれまでの戦いを振り返った。そして決意を固めた。


「みんな、これまで一緒に戦ってくれて本当にありがとう。感謝している」


 勇者が何かを決意した瞳で仲間を見回した。


「い、いけません勇者様!」


 僧侶が勇者の意図を呼んで悲鳴を上げる。勇者は魔力がゼロでも使用可能な最後の魔法。自分の生命を魔力に変える自滅魔法を使う気だと気づいたのだ。


「ダメだよ! 生きて国に帰るって言ったじゃないか!」

「勇者殿、お止めください!」


 勇者は仲間の制止を振り切って魔王に飛び掛った。


「魔王! これで終わりだ!」


 勇者は両手を開き自らの生命を魔法力に変える。魔王に飛び掛りドス黒い光をこじあけ必死に魔王に手を伸ばした。


「あはははは! 無駄だ! この魔王様の最強の姿を見て死ぬがいい!」


 魔王と勇者の姿が激しい閃光に包まれた。仲間たちはその眩しさに目が眩み、次の瞬間これまでの中で最大の爆風が襲った。


「ゆうしゃさまぁぁぁ!!」

「ちょくしょおおお!!」

「うわぁぁぁぁ!!」


 3人は壁の向こう側までなす術もなく吹き飛ばされた。部屋の壁は崩れ天井から瓦礫が落ちてくる。そのまま3人は意識を失った。




「うぅぅ……」


 最初に目を覚ましたのは、一番頑丈な女戦士だった。魔王の部屋は無残に吹き飛び、あたり一面瓦礫の山だ。


「僧侶! 魔法使い! 生きてるかい!」


 女戦士は必死に仲間を探した。瓦礫の中から2人の手足が見えた。女戦士は必死に瓦礫を取り除き2人を救出した。


「ううぅ…ゆうしゃ、さま…」

「ど、どうなったのですか…」


 2人とも僅かに意識がある。女戦士は取っておきの回復アイテム、世界樹の雫を2人に飲ませた。途端に2人は生命力を取り戻した。


「どうだい? 魔王の力は感じるかい?」


 魔力がないため、気配を感じることのできない女戦士は若き魔法使いに尋ねる。


「感じません…。魔王の魔力も勇者殿の魔力も……いや」


 若き魔法使いは部屋の奥から何かを感じ取った。


「奥から勇者殿の気配を感じます!」


 3人は一斉に部屋の奥へ走った。瓦礫を取り除くと何かを抱えて眠る勇者の姿を発見した。


「勇者様! ゆうしゃさまぁぁ!」


 僧侶は泣きながら勇者に抱きつく。女戦士は安心したように息を吐いた。


「気絶してるようだが死んでないみたいだね」

「ええ、それよりも……」


 若き魔法使いは勇者が抱えているものを見て唖然とした。


「どうしたのさ」

「いや、これは、なんということでしょうか……?」


 勇者は何か黒い布に包まれたものを抱いていた。若き魔法使いが布をとると、それは「おぎゃあ、おぎゃあ」と泣き出した。


「赤子…?」

「うう…」


 世界樹の雫を飲んだ勇者が目を覚ました。両手には黒い布に巻かれた赤子を抱いている。


「魔王は、魔王はどうなったんだ…?」


 その問いに答えられるものは誰もいない。魔王の気配は影も形もなかった。勇者はぼんやりと目の前の赤子を見てみる。良く見ると額に可愛い角が生えている。


「…女の子、みたいだね」


 勇者は股座を確認して性別を確かめた。


「イヤですわ…勇者様エッチです」


 僧侶が非難めいた声を上げた。その感も赤子は「おぎゃあ、おぎゃあ」と泣き続けている。


「よーしよーし、ほうらいい子いい子ー」


 勇者は必死にあやして見るが赤子は一向に泣きやむ気配がない。


「勇者様、それではいけません。御貸しください」


 僧侶は教会で幼子や捨て子の世話をしたことがある。赤子の世話など手馴れたものだった。


「ほうら、よちよち。いいこでちゅねー」


 僧侶にあやされて赤子は泣き止んだ。「あぶあぶ」と何かを呟いている。


「まさかとは思うのですが…」


 若き魔法使いが信じれらないといった表情で赤子を見つめた。


「これが魔王なのではありませんか?」

「これがかい? この赤子がかい?」

「ええ、この角…」


 若き魔法使いが赤子の額に生えた角を指差した。


「この角から僅かながら魔族の力を感じます」

「だって魔王は若返りの魔法を使って……」


 女戦士がおかしそうに手を叩いて笑った。


「まさか赤ん坊にまで戻っちまったのかい? あっはっは。そんな間抜けなのかい? 魔王ってのは」

「笑い事ではありません」


 若き魔法使いが下品に笑う女戦士をたしなめた。


「恐らく勇者様の自滅魔法を受けて魔法のバランスが崩れたのでしょう」

「えっ、じゃあ……」


 勇者は僧侶の腕に抱かれてる赤子を見る。


「こいつを倒さなくてはいけないのか…?」


 僧侶は途端に悲しそうに勇者に抗議する。


「そんな勇者様! こんな可愛い赤ちゃんを殺すんですか!?」

「だってそれ魔王だよ」

「可哀想です!」

「可哀想って、さっきまで僕らを殺そうとしたヤツだよ」


 4人を沈黙が襲った。魔王はまだ「あぶあぶ」言っている。


「と、とりあえず帰りましょうか…」

「うん、そうだね…。帰ってから考えよう。魔法使い、移動魔法は使えるかい?」

「かろうじて魔力が回復しました。行きますよ」


 勇者一行は魔法使いの移動魔法によって魔王城を後にした。




 国に戻ると街中の人々が歓喜して勇者を出迎えた。


「勇者様! 魔族が消滅しました! ありがとうございます!」

「世界に平和が戻りました! 勇者様のおかげです!」

「勇者様、本当にありがとうございます!」


 どうやら国の人たちは勇者が魔王を倒したと思っているようだった。確かにこれまで世界を覆っていた魔族の気配は消え去り、魔物もこれまでの力を失っていた。


「勇者よ! この世界を救ってくれたこと! 国を代表して礼を言おう!」


 国王に謁見すると、国王は勇者達を歓迎し、盛大な国を上げたパーティが開かれた。


「どうしよう? この魔王」


 パーティの間も魔王は赤子のまま僧侶の胸に抱かれている。赤ん坊用のミルクと哺乳瓶を用意してもらい、魔王は美味しそうに僧侶からミルクを飲ませてもらっている。結局、魔王が赤子になったとは言い出せない空気になってしまった。


「魔族は人間よりも早いスピードで青年期まで成長すると言います。恐らく1週間もあれば立派なレディに成長するでしょう」

「じゃあ、やっぱり今のうちに殺しちまえばいいんじゃないか?」


 女戦士がご馳走の骨付き肉を食いながらのんびり答える。


「でも、何だか可哀想です…」


 僧侶はすっかり自分に懐いた赤子を抱きしめた。その姿を見ると、殺すという気になかなか慣れない。


「しかし魔王が女だとは思わなかったね」

「ええ、間違いなく男だと思っておりました」


 若き魔法使いは腕組みをして思案しながら呟いた。


「恐らく自分の魔力を更に高めるため、性別転換の魔法を使ったのでしょう。魔族は男のほうが力も魔力も上がります」


 勇者は赤子にを見てため息をつく。


「こいつに魔王だった時の記憶は残っているかな?」

「どうでしょう…。恐らく、残ってはいないでしょう」


 若き魔法使いは赤子を丹念に調べながら答えた。赤子にはもう歯が生え始め、背丈も倍近くに成長している。


「若返りの禁呪は自身の精神に大きな傷を与えます。記憶は飛んでいると見て間違いありません」

「それなら世界を征服しようとは考えないかな?」


 勇者は若き魔法使いに質問するが、さすがにどのように成長するのか、若き魔法使いにも判断がつかなかった。


「あのぉ、勇者様…」


 僧侶がおずおずと尋ねた。


「この子を私が育てても構いませんか? 必ず世界を征服しない立派な子に育ててみせます」

「それは危険です。魔族の子供を人間が育てるなんて聞いたことありません」

「あたいには今のうちに殺したほうがいいと思うけどね」

「女戦士さん! 何て酷いことを言うんですか!」

「いや、私も女戦士さんに賛成です。悪の芽は早めに潰すべきです」

「魔法使いさんまで! こんなに可愛い子を潰すだなんて! 勇者様! 何か言ってやってください!」


 勇者は迷った。女戦士と若き魔法使いは早めに殺すべき、という意見のようだ。赤子は素直な瞳で僧侶や勇者の顔を見つめている。これがあの魔王に成長するとはとても思えない。


「僧侶、一旦君に預けよう」

「勇者様! ありがとうございます!」

「どうするんだい! 魔王に成長しちまったら!」


 女戦士が抗議の声を上げる。勇者は固い決意を持って女戦士に答えた。


「その時は自分が責任持って魔王に成長する前にこの子を殺す。それで構わないだろ?」


 女戦士は黙るしかなかった。これまで勇者の決断は誤ったことがない。若き魔法使いも勇者がそう言うのであれば異論はないようだった。


「よかった。じゃあ、名前をつけなければいけませんね」

「名前? 魔王でいいんじゃないか?」

「魔王なんて呼んだら魔王になってしまいます」

「名前なんて適当でいいんじゃないかねぇ」


 女戦士はのんびりと呟く。そもそも自分たちはまだ名前を作者につけられてないのだ。何だか不公平のように感じた。


「じゃあ、魔王の子供ってことで魔子、マコにしよう」


 勇者は案外単純に名をつけた。それでも僧侶は嬉しそうにマコを抱きしめた。


「うわぁい。世界を救った勇者様に名をつけてもらいましたよぉ。良かったですねぇ。マコちゃん」


 こうしてマコは僧侶の教会で育てられることになった。



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