第六話:チートと闘いと鷹と。
使徒様ご指摘ありがとうございます!
さてさて、最近の近況なんですけど、忙しすぎて何もできません!
テストやら部活やらと…………。
中々豊富です。
――アークエンジェル内部、蓮の寝室――
みなさん、おはようございます。全帝こと龍牙蓮です。
さっき起きたのはいいとして体が全く動かない。
それは何故か?それは……。
クロとマリの二人以外のアリサ、エル、サラがいつの間にか抱き着いてきていて身動きがとれないからだ。
起こそうとはしたさ。でもな、起きないんだよ……。
「マナ」
俺は昨日創ったサポートシステムを呼ぶ。
「どうかなされましたか?」
画面には若い男が映し出される。
「マナ、キッチンにいるクロとマリの二人を呼んできてくれ。」
「畏まりました。」
ふぅ、これでとりあえずは何とかなるか?
――数分後――
ドタドタ!バタバタ!
んー?来たか?
微睡んでいた時に慌ただしい音がした。
バタバタバタバタ!
プシュー!
「おークロはやk『魔物だ!蓮!準備してくれ!』何!?」
「!?」
サッ!
ガバッ!
俺は無理やり彼女たちを退かす。
「あう……。」
「へみゅ……。」
アリサ、サラはベッドの端まで行ったが、エルは俺が退けるより早く飛び退く。
「エル起きてたな!?まぁいい【換装】」
パアッ。
パジャマから黒いコートへと服装を変える。
一瞬だけ、裸に近い状態になったからかクロやエルの顔が真っ赤だが気にしない。
「【綺麗綺麗】」
実は、この魔法だが、服を綺麗にするだけじゃなく、調節すれば口の中や髪をを綺麗にすることも出来る。
魔法万歳!
「どっちからだ?」
「南からガルーダ20体。北からスノウガルーダ30体だ。」
「ガルーダか…………。
北は任せろ。南は昨日教えた、迎撃システムを使え。それとマナクロをサポートしろ!」
「ハッ!」
「一人でいけそうか?」
「安心しろ、俺だぜ?」
ナデナデ
「そっそうか!」///
さて、いっちょ鷹狩りと行きますか!
{ガルーダ}
全長約1メートルの大きい鷹のようなモノ。
集団で狩りをする習性があり、獲物は鋭い爪で攻撃する。
また、派生系として、スノウガルーダやフレイムガルーダといった属性を持ったガルーダもいる。
――アークエンジェルブリッジの上――
シュン!
ビュオォォォ!
「やっぱり、転移はなれないな。
風も中々強いし。【風の膜】」
さて、独り言はこれくらいにして、狩りを始めますかねっと!
そして、手には大量のコイン。
俺としては、コイン一枚じゃなくてもいいかな?と思うわけ。
――――だから俺は挑戦する。
バッ!
空中にコインをばらまき―
「【身体強化―雷―】
【多重奏超電磁砲】」
一斉に打ち出す!!
弾くんじゃなくて殴る!!
ズバババババァァァァン!!
ガァァァァァン!!!
消滅するガルーダ群+山。
……………やりすぎた……………………。
まさか、山まで消滅するとは……。
《蓮!大丈夫!?》
「《アリサか。あぁ。大丈夫だ。》」
《なら、南を手伝ってくれない?》
?南?南にはクロとマナがいるだろ?
「《南には二人が居るハズだが?》」
《それが……。
さっきのナデナデでクロがオーバーヒートしちゃって……。》
「《スミマセン》」
《それはいいから早くしなくていいの?》
「《了解。これより殲滅に入る。》」
《殲滅って……………………。………怪我しないでね?》
くふっ。
「《アリサは大切なモノを盗んで行きました…………。
…………俺の心です。》」
ブチッ…………念話終了。
念話できる魔法具を渡したのは成功だな。
『ギャオォォォォォォォォ!』
いい気分だったのに……………………台無しだぜ!
「鷹は鷹らしく“ピェー”とでも鳴いとけ!
【グラビティ・フォール】!」
『ギャ!?』
ガルーダどもは重力に押し潰され地面に衝突する。
「さらにっ!
【エアグラビトンハンマー】!」
ズドォォォォン!
空気の塊で構築し重力の膜で覆われたハンマーが、ガルーダどもに命中する。
とどめの一撃。
「やっぱし、重力つえーな。」
そう呟き、俺は艦内へ転移した。
短かったですね…………。