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第五話:チートと彼女たちと戦艦と。

かなりお久しぶりです。


相変わらず更新が不定期です。

それと、今回から書き方を変えました。


いきなり変えましたので『なんで?』と思う方も居ると思いますが、スルーして頂けるとありがたいです。



帝と連続バトルした日の夜。

蓮達の部屋。


――蓮side


空飛ぶ絨毯かぁ~~

流石にないわぁー

「う~ん、う~ん。」

う~ん、なに創ろうかなぁ?


「どうしたの?」



――蓮side end


――アリサside


「どうしたの?」


私はさっきっから唸っている蓮に声をかける。


「さっきっからどうしたの?

なんかずっと唸ってるけど。」

すると、胡座をかきながら蓮はこちらを向き、

「なぁみんな、【六翼】以外で空を飛びたいヤツあるか?」


――アリサside end――


――三人称side――

「私は、まずそれに乗りたい。」

と、蓮の胡座の上に居るエル。

「私は特に無いな。」


と、蓮が創った愛用の双剣

〔緋之火紅羅〕《ヒノカグラ》

を磨きながら答える、クロ。


「あたしは【六翼】以外はないわ。」

と、キングサイズのベットに寝っ転がるアリサ。


「私は~あえて言うなら“家”ですかね?

こう動かなくていいみたいなカンジですね。」

「それわかる!わかるよ~!」


と、最近、以外にも面倒くさがりな事が発覚したサラとマリ。

「イヤイヤイヤいくらなんでも家は『やってみる……か?』できるのか!?」


「あぁ。さっき、飯ん時サラが食べ物を重力のベクトル(向き)を操って動かしてただろ?その要領で出来る。」


「「「「へぇー」」」」

「ほう……。」


「ただし、力加減ミスったら、ぺちゃんこだけどな……。」


「「「「「………。」」」」」


「家は無しにした方が良さそうですね…………。」

「そだね……。」


家派の二人はあからさまに落ち込み、どんよりオーラを放つ。


「でも、家か…………。

ぺちゃんこにさえしなきゃ良案だな…………。」


「ぺちゃんこはイヤよ?」


「同感だな」



――考え中――考え中――


――――数時間後――――


キュピーーン!!

(某ニュー○イプの音)


ガタッ!


「わかったぁぁぁぁぁぁ!」


びくっ!

ガタガタッ!

「ふぇ!?」

「え?何々!?」

「(…………?)」

「敵かッ!?」

「なっ何なんですか!?」


↑から

マリ、アリサ、エル、クロ、サラだ。


「みんな!聞いて驚け!

空を飛ぶものが決まったぞ!」蓮が目を輝かせながら言う。


「なになに!」

また、サラが目を輝かせながら聞く。


「まぁ、それはちょっと置いといて、『置いとくの!?』……………………置いとくの!


ゴホン!

皆には俺が創造するためには、知識が必要だって言ったよな?」


「それで?」


「だめですよ、アリサさん。

起こされて少し怒るのも判りますが少しだけ堪えてください」

「わかったわよサラ。」


「えーっと、その知識なんだけど、どうやら【俺】が【武器】と見なした【モノ】は材料、材質、物質の有無にかかわらず創造出来るらしいんだ。」


「ふむ、で?」


「そこで俺は考えた。

架空の武器も創造出来ないか…………と。」


「…………出来た?」


「結果的に言えば、制限はあるが、出来た。

知識は手に入ったから、外に行こう。」


――魔法学院・校庭――



「さて、創るから離れてろ。」

「わかったわ」


そう言って、アリサ達は端っこに移動する。


「よし。スゥーハァー


《――我は願う、我は望む。

願い望みしは儚き幻想、幻想が顕現する刻、我が願い、望みは成就せん――

その儚き願いを叶えよ!

【創造具現の魔眼】!!》


パァァァァァァッ!


校庭の中央の魔方陣から激しい光が迸る。


「きゃ!」

「くっ……。」


その光の先には――――


赤と白を基調とした天使の名を冠する戦艦があった。


「――――激動の時代、

[コズミックイラ]を駆け抜けた、正義の翼――――――――その名も、アークエンジェル!」


「き、キレーですーッ!!」


「「きゃー!」」


「「……。」」

はしゃぐ、アリサ、サラ、マリ。


呆然としている、クロ、エル。

「よしッ!!」

謎の達成感に包まれている蓮。


反応は様々だった――――。


「コレはなんだ!?」

まだら模様の寝間着でハワード参上!


「おー、ハワードか。

起こしちまったみたいでわりぃな。

コレか?コレはアークエンジェルっていう戦艦だ。」


「は?アークエンジェル?戦艦?何を言ってるんだ?それにさっき感じたばかでかい魔力はなんだ!?」


「秘密だ。

さ、みんな!中に入ろう。」


「どこからですか?」


「マリ!知ってるなら教えてくれ!」

ハワード必死だな………。


「ん?ほら、あそこ。」



「「「「わぁー!」」」」


「ま、マリまで無視か!?

どうせ俺なんて……。」


ハワードよ、いい大人がいじけるなよ。


そして、入り口に雪崩れ込む女子の方々(クロとエル以外)。


「そういえばハワード。」

俺は地面に転がっている石を数えてるハワードに声を掛ける。


「なんだ…?

俺は今現実から目を反らすのが忙しいんだが…………?」


「(イラッ)

【スパーク】〔弱〕」


バチチッ!


擬似スタンガンがハワードに当る。


「ぐふっ…………。」


そして、俺はアークエンジェルの中へと歩を進めた。


――アークエンジェル・ブリッジ――


俺は約一時間位かけて掛けて館内を説明して、更に、明日からの東皇街ツアーについて二時間入念に打ち合わせた後、やっと就寝した頃にハワードに叩き起こされた。

なんかヤバイらしい。

そしてすぐにブリッジに全員を集めた。

みな賢く、一回で道を覚えてくれたのはありがたかった。


「さて、みんなに集まって貰ったのは他でもない。

この馬鹿(ハワードと呼ばれていたモノ)が大事な事を伝え忘れていたからだ。」


俺の足元にはボロボロになったハワードが転がっている。


「なんで、お父さんがボロボロなの?」


「マリ、それはハワードに聞け。

恐らくだが同じことしたくなるハズ。

俺は皆が来る前に聞いておいたが、きっと惨劇が起こる。」


「ハワード先生、何故なのですか?」


ボロボロハワードにクロが律儀にも敬語で問い掛ける。


「実は~明日、君達は東皇街に行けません!!」


ピシッ!

全員が固まる。


「どうしてなのかな?かな?」

 某鉈 少女 キタ ー!!


「マリィィィィッ!?

そのセリフは不味い!」


「どっどうしたの?蓮!?」

急に叫びだした俺にアリサが驚く。


「まぁ、なんでかって言うとー」


ハワードォォォォ!!

娘に構って貰ったからって得意気にしゃべるなぁぁぁ!

※蓮、暴走。


「新しい帝決まったら王宮に連れてこいって言われてたの忘れてたから『びゅん!』ッ!」


「ちっ!」←クロ

「おしい!」←アリサ

「……次」←エル


「なっなん『ゴウッ!』ーッと」←ハワード


「次ですぅ!」←サラ

ズドン!

「ぐおっ!?体が重い!?」


「今です!」←サラ




「クスクスクス……。

私たち、旅行のプラン立てたよね?それはもう皆がフラフラになりながら入念に入念にね?」

「だっだから?」


「そのときに気付いて?」

ぐしゃっ!バキッ!

「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!」


「なぁ、みんな……。

これからマリを怒らせないようにしような。」


「「「「うん…………。(コクコクッ!)」」」」



「ふぅーースッキリ~

?どうしたの皆?」


「い、イヤ何でも無い……。」

今、ここにマリの

『オヤシロサマモード』

が誕生した…………。


「あっハワード…………。

【天使の領域】

ぶっちゃけ忘れてた……スマン。」


「ぐふっ」



「さっ皆?今度こそ寝ようぜ?」


「そうだねー

“運動”『ビクッ!ガタガタ』したからもうクタクタだよ~」

娘にビビるなよ…………。



「じ、じゃあ私寝るからじゃあねー」

アリサ就寝という名の逃亡。


「待ってくださいよ~!!」

サラ逃亡。


「じゃあまた明日な蓮。」

クロ普通に退室。


「じゃあね~」

マリ同じく普通に退室。


エル?エルはな…………。


俺は自分のローブを捲る。


「どしたよ?エル?」


「…………恐かった。」


「だいじょーぶだってば『フルフル』じゃあどうしろと?」


「一緒に…………寝て。」


「ん?あぁ、別にいいぞ?」

朝起きたら誰かしら居るから最初からいても変わらん。


「ホント……?」


「あぁ。じゃあ行こうぜ。」


「うん……!」



その後俺たちは普通に寝た。

期待するような事はありませんよ。

何かしようものなら他の皆が飛んできそうだし。

まぁ、途中から抱きしめられたから抱き締めて寝たくらいかな?




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