理解できなかった小説
理解できなかった小説たち
これまでたくさんの小説を読んできましたが、理解できなかった小説が4冊くらいあります。
理解力不足だったのねーってショックだったり。
とりあえず、この短編のせいでロシア文学が読めなくなったのが「検察官」。監察官ではなかったはず。純文学です。作者はゴーゴリーだったとうっすら。中学の国語の教科書に載っていたのよ。授業で取り上げられてとんちんかんな答えをしたのが少々トラウマ。多分だけど登場人物がふたりなにやら会話をしているのだけど、それについて読者はどう思うかーーーみたいな質問だったはず。それがどうにも。会話を理解できなくてなぜみんなこたえられるのかがふしぎだし、それまでそういうことで困ったことなかったので恥ずかしくって。いやーわからん。読み返す気力すらないままん十年。ロシアが戦争しかける数年前にロシア映画でゴーゴリーのなんとかって19世紀後半くらいのロシアが舞台のオカルト映画の前後編がありまして、主役じゃない方が気になって見て嵌まったの。このゴーゴリーと同一人物かどうかなぞだけど、作家だしねぇ。時代的にどうなんだろう? ともあれ、おもしろかったのよね。主役を引きずり込む彼がお気に入りだったのだよね。あと気に入ったのが、「神はお許しになる」って歌。多分訳はあっているはず。バン オン ボフーーーって原題だったはず。 この歌の意味を知りたくって翻訳サイトと首っ引きだったのよね。ただし、未だ途中。あの時ちょうどチェコ語と奮闘中だったので頭の中が滅茶苦茶だったのよね。自作の「ドレシュ ミア ペブニェ ぎゅってして」に燃えてたし。これも今エタってる。反省。
チェコ語に関連してと言うかドレシューに関連して、チェコの怪談の雰囲気を味わいたくて「東欧怪談集」を買って読んでいたのだけど、ごめん。なんか期待したのと違う。特に日本でも有名なカレル・チャペックさんの雪の夜の足跡の話がわからなくて。内容はわかるんだけど、だから? って首をかしげる羽目に。いやー自分家の方に向いて歩いてきていた足跡が突然途切れていたってだけの話が延々と。これ映像になったら理解できるのだろうか?
ヘミングウェイの「海流の中の島々」だったかなぁ。これもわからなかった。「老人と海」「キリマンジャロの雪」は面白く読んだけど、これは~わからんちんすぎだった。まぁ、ヘミングウェイの小説を読んで感想書けとか言われて無理矢理読んだからに違いないんだけどね。前の二冊以外のって条件があったと思う。でないと読まない類いの小説だった。
最後にHジェイムズだったかなぁ。有名な「ネジの回転」。これもダメだった。誰だっけ? 萩尾望都さんだったかなぁ? があれってホラーよねってなことをなにかで書いてたのを読んだ記憶があって読んでみたわけなんだけど、わからなかった。どこがホラーなのか。理解できなかった。二回読んだんだけどなぁ。
自分の読解力に自信が持てないのはこの辺りが原因に違いないと思うのだった。