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初級回復魔法しか使えないようにされた上に追放された法術士の私が、虹の聖女と呼ばれるまでの物語  作者: 衣谷強
赤の章

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第八十二話 求められる力

ルームスを殴った事については不問とされたアルクス。

しかし『王国の盾』であるブルブスからは新たな提案が示されて……?


どうぞお楽しみください。

「アルクスさん。どうか、我が王をお救いください」

「え、あ、はい……。えっ!?」


 ブルブスさん何言ってるの!?

 思わず頷いちゃったけど!


「ありがとうございます。ではこれから王都にお越しいただいて……」

「え! ちょ、ちょっと待ってください!」

「何か問題がありますか?」

「う、その、問題というか、意味がわからないというか……」

「そうでしたね。私とした事が慌ててしまいました……」


 王様を救うとか、受け止めきれないよ!

 夕方には先生が来るし、その時に改めて……。


「……国の混乱を防ぐために秘密にしていますが、国王陛下は不治の病に冒されているのです」

「えっ……!」

「陛下はご高齢であり、宮廷法術士も治療の手立てはないと言いました。しかしどうにかして陛下のお命をお助けしたいのです」

「……そんな……!」


 宮廷法術士の人でも無理だと言った国王陛下を、私の力で何とかできるのかな……。

 ……いや、国王陛下であったって関係ない!

 みんな同じ患者さんだ!


「……私でお力になれるなら、是非!」

「……ありがとうございます。それではすぐにでも王都に……」

「あの、でもこの身体を元に戻さないといけないので、今日の夕方まで待ってもらえますか?」

「も、戻れるのですか?」

「はい!」

「そこまで自由自在なのですね……」


 いや、先生がいないと何の付与を組み合わせていいかわからないんですけど……。


「では夕方にお迎えにあがります」

「よろしくお願いいたします!」

「こちらこそよろしくお願いいたします」


 お辞儀をして部屋を出るブルブスさんを見送って、私は改めて気合を入れ直す。

 国王陛下のご病気が何なのかわからないけど、赤の初級回復魔法は青の初級回復魔法で治せない病気にも効くって言ってた!

 戦うだけじゃない、その力を信じよう!


「アルクスちゃん! 大丈夫だった!?」

「はい! ありがとうございます! ただ今日のお仕事が終わったら王都に行く事になりました!」

「……そんなっ……! やっぱり逃げましょう!」

「今から馬車を抑えに行きます」

「あ! 違うんですウィンクトゥーラさん! クーラーティオさん! 捕まるんじゃなくて……!」

「そう言って帰って来れなくなったらどうするの! 駄目よ言う通りにしたら!」

「救護院の入口に落とし穴を作っておきましょう」

「だから大丈夫なんですって!」


 すごい勢いで詰め寄るウィンクトゥーラさんとクーラーティオさんを、私は必死になだめる。

 大事にされてるのは嬉しいけど、ブルブスさんの事も信じてあげてほしいなぁ……。

読了ありがとうございます。


さて、話が大きくなってまいりました。

王様の治療に成功した場合、ルームスの立場は……!?


次回もよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[一言] よかった! ポンコツはアルクスちゃんだけじゃなかったんだね(´;ω;`)
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