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ラン編 後日談?

 痛い。

 なんでだ?痛みなんて、感じないハズなのに。

 だけど、皆を助け出さないと。

 あぁ……本当に私、死ぬんだなぁ……。


 目の前には、白い髪の女性が立っていた。

「……え?」

 理解出来ない。だって私、死んだハズで……。

「スズエ」

 きれいな声が聞こえた。それは目の前の女性が発した声だった。

 手を差し出される。そこには、鍵があった。ユウヤさんが持っていたものと同じ、鍵。

「受け取りなさい。そして、運命を変えなさい」

 ――一緒に脱出しようぜ。

 ――やり直せるなら、今度は皆が生きる道を……。

 ランとユウヤさんの言葉を思い出す。そうだ、それを叶えるのが、私の願いだ。

 私は、手を伸ばしてそれを受け取った――。

ラン編はこれにて終了です。

この後は入れたかったネタやほかの人目線のものが続きます。

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