開けるな、開けるなよ。
ずいぶん昔 幼い頃のが発見された
中身が思い出せない 当時
いったい何を想い 鍵を厳重に施したのか
もしかしたらーーと 淡い期待が押し寄せる
ものすごくレアなお宝だったらと
ていねいに 周りの汚れを拭き ぬぐう
壊したら後も子もないから だからーー
いよいよ取り掛かる 何時間もかけてパカッと
それはただ一枚の集合写真だった
「なぁんだ、しょうもない」
つまらないから ゴミ箱に捨てようとしていたら
背すじに夥しいまでの 視線を感じ 凍り付いた
ずいぶん昔 幼い頃のが発見された
中身が思い出せない 当時
いったい何を想い 鍵を厳重に施したのか
もしかしたらーーと 淡い期待が押し寄せる
ものすごくレアなお宝だったらと
ていねいに 周りの汚れを拭き ぬぐう
壊したら後も子もないから だからーー
いよいよ取り掛かる 何時間もかけてパカッと
それはただ一枚の集合写真だった
「なぁんだ、しょうもない」
つまらないから ゴミ箱に捨てようとしていたら
背すじに夥しいまでの 視線を感じ 凍り付いた
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