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俺の高校の人魚   作者: 紅
10/11

俺の高校の人魚 10

次の次ぐらいで終わる予定

速水は控え室で泣いていた。

みんなに会わす顔が無い。期待してくれてい大勢の人を裏切ってしまった。

速水の記録はいつもより遅かった

理由は一つ 練習のしすぎで肩を痛めていたのだ。


かつて走太に注意したことを自分もしてしまった。

情けない自分に涙した。

水になって流れてしまいたい気分だった。


誰もいない控え室にある人物が訪ねてきた。

それは走太だった。

気づいた速水は

「惨めでしょ? あなたに注意したことを自分がするなんて。バカにしなさいよ。」

と言い放った。


走太は

「今は何も言わなくていい。おれを空っぽのプールと思って今は涙を注いでくれ。お前の涙はおれのプールが受け止める溢れないように。」

と言い速水を抱きしめた。


速水は思いっ切り泣いた。控え室には速水の鳴き声だけが聞こえた。

2人の1年目のインターハイは幕を下ろしたと共に2人の仲は再び戻ったのだった。


そして2年生の夏 再びその季節はやってきた。



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