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白いムシ

作者: 過マンガン酸カリウム

葉からムシがわいた


きれいなムシだ


米粒くらい小ささで


練乳のような白っぽい色で


尾の先が透けて見える


小さなムシ


そのムシは葉を食べる


ゆっくりと


時間をかけて


もぐもぐ


むしゃむしゃ


やっと食べ終えた


明かりを消すとそのムシは


動きまわっている


私を探しているのだろうか


洗濯物のほうを行こうとしているのだろうか


外へ出ていこうとしているのだろうか


わからない


明日


そのまた明日


ムシは成長を続け


そして


ある日、私の


私の足に何かが触れた


ぶよぶよ


ねちょ


私は足を見る


赤い


金属の匂い


鉄の匂い


食べられてる


ああ


食べられてる


感覚が


ない


助けて


言おうとしたが


声がでない


意識が薄れていくのがわかった

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