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異世界から仕送りしています  作者: いせひこ/大沼田伊勢彦
第三章:異世界ハーレム生活
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第88話:炎の勇者

炎の勇者との対面です。

不穏な二つ名を持つ相手ですので、穏便には済まないでしょう。


「勇者ってのはどんな奴なんだ?」


俺は犬人ガウル族の代表に尋ねた。

これがこの世界で勇名を馳せているだけの奴ならいい。

この世界で生まれて生きて来た奴なら、どれだけ強くなってもおのずと限界が訪れる。


クレインさんをはじめ、この世界で英雄と呼ばれる人間のステータスを思い出せば、正直俺の敵でない事はわかると思う。

経験や技量の脅威はあるけどな。


けれど、これが異世界からやって来た勇者であったなら。


ユーマ君は極端な例だとしても、氷の勇者のステータスを考えれば、どれくらい恐ろしい相手か理解できるだろう。


「ラングノニア王国唯一の勇者で、戦争の切り札とされていますだ」


氷の勇者もそんな感じだったな。まぁ、個人の技量がまだまだ物を言う時代だ。

それこそ比喩抜きに無双できてしまう程の強さを持つ勇者なら、戦争に使いたくもなるか。


「それ以外では獣人殺しと呼ばれてますだ」


「さっきもウォードさんが言ってたな。獣人との戦争に使われてるのか?」


「いえタクマさん。獣人が反乱を起こしたのは今回が最初です。獣人は個人の身体能力が高いですからね。大軍で押しつぶすにゃらともかく、少数で隠れている相手を狩る時は、個人の技量が必要とされるんですよ」


ああ、だから素でステータスの高い勇者を使うと。

これは異世界人の可能性が高いな。


「そうですだ。オラ達は森や山奥で静かに暮らしているだけなのに、ラングノニアの人間はわざわざ探して狩りに来るんですだ」


まぁ、ラングノニアでは獣人はモンスターとのハーフって言われてるらしいからな。

エレノニアの冒険者も、わざわざモンスターの巣を探し出して狩る奴らも居るし。

とは言え、冒険者の場合は魔石という収入があるけれど、実際にはモンスターじゃない獣人は得るものが何も無い筈。

なのにそんな執拗に狩るなんて、本気で国是として人間至上主義を掲げているんだとわかる。


クレインさんに聞いた感じじゃ、人間でも平民だと圧政と重税に苦しんでるって話だから、わかりやすい格下の相手を用意して、不満の矛先を逸らしてるのかもしれない。


「それでも大人数で来れば事前に知って逃げられますし、少人数にゃら返り討ちにできますからね。だから人間も、少人数で強い相手を送り込んでくるんですよ」


そこで平然と返り討ちにする、と言ってのける辺りが、ただ虐げられるだけの弱者じゃないって物語ってるな。


「その勇者はここ数年で幾つもの獣人の集落を潰していますだ。女子供でも構わず皆殺し。冷血無比な獣人殺し、それがラングノニアの勇者ですだ」


随分と好戦的な奴みたいだな。しかも国境超えて来るとか、相当だろ。


「ミカエル、勇者が国境超えて来るそうなんだが、そういうのって可能なのか?」


「可能だね」


俺の隣で話を聞いていたミカエルが頷いた。


「元々勇者は国に帰属するんじゃなくて、加護を受けている神に属しているからね。国境とかは関係ないんだよ。ラングノニア王国国民て訳じゃないんだ。エレノニア王国に居る勇者みたいに、貴族の娘と結婚すれば別だけどさ」


うん? 今結構初耳かつ重要な情報が出たぞ?

確かに、この国の中枢に勇者が居るらしい、というのは『常識』にもあるけれど。


「あ、これ機密だった」


口が軽いなこの元王族は。


「ともかく、国という括りは勇者には無意味なんだよ。神の教会は各国にある訳だからね。ダンジョンの攻略依頼を受けて国外に行く事もある訳だし」


「でも帝国の勇者は基本的に国の中にしか居ないわよ? 戦争で敵国へ侵攻する場合はあるけど」


モニカが会話に入って来る。


「ラングノニアの勇者も多分その類だよね。勇者は世間知らずが多いから、騙されてるんじゃないかな?」


異世界人だからな。突然呼び出されて、何の説明も無ければ何もわからないだろう。

俺の『常識』がチート過ぎる訳だし。ユーマ君の話じゃ、鑑定系のスキルは相手の強さを測る『致死予測』くらいみたいだし。


「獣人をモンスターとのハーフで人間と敵対してるって言われても、疑う事は普通できないか。なんせ周りの人間が全員それを信じてるんだから」


『殺して魔石が出る相手がモンスター』という知識を知らなければ、獣人は確かにモンスターに見えるかもしれない。

狼男とか地球じゃモンスター扱いな訳だし。


異世界人にとって殺しは間違いなくハードル高い筈だけど、ゲームとかでモンスターを殺す事に慣れていたら、すぐに順応しても不思議じゃないよな。


「で、その勇者は今どこに?」


「真っ直ぐガルツへ向かっているそうですだ」


まぁ、獣人の討伐を国から命じられたなら、その行先も教えられてるか。

難民がまず立ち寄りそうな場所なんて限られてるし。


「どうするの?」


モニカは聞いてくるけど、答えは予想できてる感じだな。


「とりあえず話をしてみてからだな。わかってくれるならお帰り頂きたい」


同じ日本人なら、話が通じるかもしれない。

しかし数年前か。

こっちの世界に染まり切っているなら、説得は難しいかもしれないな。



俺んちの周りで迎え撃って、家や難民達に被害が出てもまずいので、こちらから勇者に接触する事にする。

これかなー? 女神が俺に用意したトラブルは。


他の神の加護を受けている勇者と戦わせるなんて、神の代理戦争じゃねぇか。


「タクマ様、危ないと感じたらいつでも私を盾にしてお逃げください」


「そんな訳にはいかないよ。逃げるなら全員でだ」


「その場合、どちらへ逃げますの?」


「北がいいかな。戦争で混乱してるそうだし、逃げ切れる可能性が高い」


つまり難民たちは見捨てる事になる訳だけど。


「仕方にゃいんじゃないか? アタシらだって反乱起こした獣人見捨てて逃げて来た訳だし」


何故かついて来ているノーラ。サラが誘っていたから、愛人計画の一環なんだろうな。

俺が積極的じゃないからノーラを突っつく作戦か。本人は古い話だって言ってたけど、やっぱり強い相手が良いみたいだから、俺の強さを見せて惚れさせる作戦なのかな?


正直俺は今、お前達を愛するのにいっぱいいっぱいなんだけどな?


「それを言ってあげるとサラ君も諦めると思うよ?」


「毎日言ってる筈なんだが?」


「君の愛が無限大だと思っているんじゃないのかな? 何せ彼女は慈愛の神と愛の神から加護を受けているからね。この世で一番大事なものは愛情だと思っていても不思議じゃないさ」


否定はしないけど、とミカエルは肩を竦めた。


「素晴らしい話です。愛は世界を救うんですよ!」


興奮した様子でエレンが入って来る。そのフレーズはちょっとヤバイかなー?

そういやエレンも愛の神の加護を受けてたな。


「確かに愛は無限かもしれないけど、俺は一人しかいないし、時間は有限だからな。愛せる人数には物理的な限りがあるぞ」


「独り占めしたいって、平民は普通思うものだけどね」


「そうね、王侯貴族でも、嫉妬した正室が愛人を殺してしまった、なんて話もあるから、それは平民に限らないと思うわ」


政治以外でもドロドロなのかよ、帝国の上層部は。


「奴隷として生きて来た環境が影響しているのかもしれませんわ。分け与える事を美徳と思っているのかもしれませんわね」


「? 誰かに施す事は美徳ではないのですか?」


「時と場合によるね」


「下手な施しはヒトを堕落させるだけよ」


考えてみれば、生まれも育ちも信仰も別々な人間がこれだけ集まっていて、意見が合う事の方が少ないよな。


「さて、そろそろいいかな」


大分家から離れたところで、俺は言った。

ミカエル達も頷く。

ガルツから国境までは歩いて三日かかる。

勇者がどのくらいの速度で動いているか知らないけれど、国境で獣人に捕捉されてるくらいだから、まぁ、進撃速度は普通だろう。

そして国境を堂々と超えられるなら、ガルツまで街道を真っすぐ進んで来る筈だ。


ここで待っていれば必ずかちあうだろう。

けれど、それじゃ時間がかかり過ぎる。


「『ワープゲート』」


俺は時空の神の祝福を使用して次元の扉を開く。

一応、ノーラに気を使っての行為だ。実際は『テレポート』で国境付近に飛ぶ。


国境の関所やその付近の砦なんかは、この二年で『テレポート』に適した箇所をチェックしてあるからな。


あとはそこからガルツの方へ追いかければ、勇者に追いつけるだろう。


「便利だねぇ、神の祝福って奴はさ」


『テレポート』で関所付近の森の中へ飛ぶが、ノーラの感想は暢気なものだった。

ずっと山奥で隠れて暮らしていたから、その辺の価値観が違っているんだろうな。


「関所付近の砦の街で馬を借りて追いかける。俺が先行するから皆は少し間を空けてついて来てくれ」


「タクマ様……」


「わかったよ、足手まといになってもアレだしね」


何か言おうとしたサラをミカエルが遮って了承した。


「旦那様、風の精霊(シルフ)を召喚して帯同させます。一撃だけなら盾になってくれる筈です」


「ああ、ありがとう、エレン」


そして馬を走らせて暫くすると、街道を行く三人組が見えた。


背の高い魔法使いのような恰好をした金髪の女性。

背の低い魔法使いのような恰好をした銀髪の女性。

そしてその二人に挟まれる形で、黒髪の青年が居る。


赤を基調にした鎧は火竜の鱗を使用したものか?

背中に背負っている柄の長い斧は、刃先は汚れ一つなく、まだ一滴の血も吸っていないかのようだ。




名前:佐川聡

年齢:18歳

性別:♂

種族:人間

役職:炎の勇者

職業:勇者

状態:疲労(軽度)空腹(軽度)


種族LV85

職業LV:勇者LV91


HP:2155/2157

MP:1124/1883


生命力:1366

魔力:1193

体力:1412

筋力:3378

知力:1210

器用:1795

敏捷:1754

頑強:1398

魔抵:1776

幸運:134


装備:炎の斧 灼熱甲の鎧 龍皮のグローブ 龍皮のブーツ 獣人皮のパッチワーク


保有スキル

炎の神の加護 英雄の資質 炎魔法 斧戦闘 直感 致死予測 精神抵抗 死後の一戦 見切り 炎耐性

獣人殺し 殺戮者 英雄力解放




ビンゴだ!

炎の勇者か。固有能力ユニークスキルはそれ系統だろうな。

ユーマ君の時やシンジの時も思ったけれど、勇者の固有能力ユニークスキルが表示されないのはなんでだろうな。


装備とスキルの一部がヤバ過ぎる。

これスキルに気付いたら確実に壊れるだろ。それとも、普通の人殺しも経験してんのかな。


「そこの三人、待て!」


「ああ?」


俺が後ろから近付いて声をかけると、勇者サトシは不機嫌そうに振り向いた。

わー、ガラわりぃ。

地球に居た頃は避けて通るタイプだよ。金髪ピアスでも違和感ない感じだよ。

無精髭も生えてるし。


「ラングノニア王国からやって来た勇者一行だな? 俺は迷宮都市ガルツから来た。この国に来た目的を聞かせて貰いたい」


「上から物言ってんじゃねぇ……ぞ?」


馬上から声をかける俺を不快に思ったらしく、文句を言い始めるが、何かに気付いたように顔を顰めた。


「名前、と、色……てめぇも勇者か!?」


あ『致死予測』か。このステータス相手でも俺の名前黄色表示なのかな? 誤差広過ぎだろ。


「勇者じゃない。神の使徒だ」


「使徒だぁ!? あれか? エヴォリュショリオン?」


言い方的に同類オタクじゃなくて、少し知ってる程度の一般人だな。パチンコでもやってたか?


「あれについて言及すると長くなるから置いておくけれど、この世界に居る神に仕える使徒だよ。今はガルツで世話になってるんだ。だから、お前達の目的を聞きたい」


言って俺は馬を降りる。

失礼だから、とかじゃない。

戦闘になった時に不利だからだ。俺の技量じゃ、馬に乗りながらこんな奴と戦えねぇよ。


「ふん、わざわざこっちに来てんだ。なんとなく察してんじゃねぇの? 獣人殺しに来たんだよ」


「ラングノニアで獣人がどう扱われていようとそれは国の自由だから文句は言わない。けれど、エレノニアに来た以上、彼らの扱いはこの国の法律による」


「だからなんだ? 獣人はモンスターだろ? 人間の敵じゃねぇか。それを保護する方がおかしくねぇか?」


「その認識がそもそも間違いだ。獣人はモンスターじゃない」


「ああ!? 嘘吐いてんじゃねぇぞ、エルフだかドワーフだかってのも大分怪しいけどよ、あいつら明らかに人間じゃねぇだろ」


あー、完全に吹き込まれてんな。


「俺はこの世界の常識をある程度知識として持ってる。なんせ神の使徒なんてやってるくらいだからな。坊さんとか神父様とか、物知りだろ?」


「お、おう、そうだな」


「モンスターは殺すとみんな魔石になるんだ」


「あ?」


「お前も勇者として生きて来たなら、獣人以外のモンスターを殺した事があるだろ?」


「おう、ドラゴンとかハーピーとかいうのを殺ったぜ」


「それもどっちもモンスターじゃないな」


「ああ?」


これはそこまで徹底的に情報が隠されてると見た方が良いのか?

けど、普通に戦いで生計を立てて、モンスターを殺さないなんて可能なのか?


「ゴブリンくらい殺した事あるだろ?」


「あんな雑魚、俺が殺す意味がねぇよ」


ち、徹底してんな。モンスターは他の奴が殺して、コイツは獣人やドラゴンみたいな魔物担当か。


一緒の女二人が俺の言葉に顔を青くしていたけれど、今は余裕の笑みを浮かべている。

こいつらの役職はどっちも『ラングノニア王国宮廷魔導士』だ。


冒険仲間ってより、監視の意味の方が強いんだろうな。


「ドラゴンやハーピーはこの世界じゃモンスターじゃなくて魔物。地球で言う野生動物だ。そして獣人もモンスターじゃない。もう一度言うけれど、モンスターは殺せば魔石になる。お前が殺した獣人の中に、魔石になった奴はいたか?」


「それは、あれだろ、ほら、その……」


よし、弱気になったな。後はラングノニア王国についての疑念を吹き込んで……。


「獣人が死んで魔石にならないのはモンスターとのハーフ、あるいはその末裔だからです、勇者様」


「このような者の言う事を聞いてはいけません。本当に神の使徒かどうかも怪しいものです」


両隣の女性がすかさずフォローを入れる。

艶っぽく枝垂れかかりながら、耳元で囁くように。


あー、ハニートラップでもある訳ね。


「これ、使徒の証、時の旗印」


「なんだ? ただの時計じゃん」


「そのようなもの見た事も無いわ!」


「神の使徒を騙る不届き者め! 恥を知れ!」


くそ、マイナー過ぎてコイツらは知らなかったか。肝心な時に役に立たないな、あの女神。


「勇者様、この者は神の名を騙る不信心者です。殺してしまいましょう」


「え!? いや、人間だぜ……?」


「神の名を騙り不当に利益を得た者は死罪なのはどこの国でも同じです。処刑も司法機関だけでなく、現行犯で行っても問題ありません」


サトシの反応から、どうやら人を殺した事はないとわかる。

あと、さり気無く『神の使徒の偽物』から『神の偽物』に変えられてるな。


「や、けどよ……。それにあいつ、強いぜ?」


「何を弱気になっているのです、勇者様。勇者様は世界に選ばれた素晴らしいお方。あのような下賤な輩に負ける筈がありません」


「黒目黒髪なのに勇者でないなど、出来損ないの証拠です」


異世界人ってみんな勇者なのか? それに日本人しか居ないのかよ!?


「そ、そうか?」


あ、おだてられそうになってる。


「まぁそういう訳だ。悪いな、にーちゃん。殺しはしないから安心しろよ。ちょっと痛い目見て貰うだけさ」


そう言って、サトシは背中から斧を取り出し構えた。


「できれば穏便に済ませたかったんだけどな……」


嘘だ。

勇者を見つけるまではそうだったけど、コイツのスキルを見て気が変わった。

穏便にラングノニア王国へ追い返しても、きっとまた来るだろう。

今度はもっとわかりにくい方法で。


「大体獣人共はラングノニアでテロ起こしたんだぜ? テロリストには容赦しないってのは国際常識だろ?」


「意外とニュースとか見るんだな……」


「暇な時にスマホでな!」


叫びながら地を蹴り、サトシが俺へと迫る。

しかし俺は冷静に『テレポート』。


「はぁっ!?」


サトシが振るった斧は空を切った。俺は一瞬の後にサトシの背後に出現する。


『テレポート』で飛べる場所は俺の行った事がある場所。この街道の上なら、俺は通った事がある。

それに、『テレポート』の縛りは、術者が転移場所を強く認識できなければ飛べないから存在するんだ。

転移場所を認識できるなら、行った事が無くても『テレポート』で飛ぶことができる。

例えば、目の前に見えている、敵の背後とか。


「『バインド』!」


魔力によって相手を拘束する第二階位の世界魔法。これは物理的に拘束するから、力づくで破られる可能性がある。

『拘束』の状態異常を与えるなら、第四階位に『マインドスタン』がある。

けれどサトシには通用しないだろう。

勇者が当たり前に持つ『精神抵抗』は、精神系の状態異常を無効化するからだ。


「ああん!!?」


すぐに落ち着いて拘束を引き千切る事に集中すれば、こいつの筋力なら容易く打ち破れただろう。

けれどコイツは、突然俺が目の前から消えた事と、動けなくなった事でパニックに陥っている。

無茶苦茶に体を動かそうとしても、この拘束は引き千切れないぞ。


そしてその少しの間動きを封じられればそれで充分。

俺はスキルを多重発動して拳を強化する。『ソウルアームズ』と付与魔法の『アタックブースト』等で攻撃力を増加させる。


「死ぬほど痛いぞ」


そして俺は、サトシの後頭部に全力の拳を叩き込んだ。


大丈夫『不殺の誓い』があるから、死にはしない。


戦闘らしい戦闘はおきませんでした。

次回はサトシ君への説得回。

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