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手の届かない先へ  作者: ねこ
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はじまりの出来事

いつものように学校へ行く。毎日同じことの繰り返しで飽きてくる。ただ、変わったことといえば・・・


「言いにくいことだが、みんなには言わなくてはいけないことがある。」


朝からなんだよ。早くつまらない授業でもやってくれよ、先生。


「先日、クラスメートの一ノ瀬が亡くなった。」


クラス中ざわめきが起こった。自分だってそんなこと、信じたくはなかった。一ノ瀬とは昔から親友だったからだ。

一ノ瀬 晴人。学力、身体能力ともに校内トップクラスで人からの信頼も厚い。


「崖から落ちて亡くなったそうだ。遺体は見つかっていない。ただ、近くにキーホルダーが落ちていた。」


「それ一ノ瀬君がいつも持ってたやつ・・・。」


女子がそう言うと、教室は深い沈黙が始まった。

あのキーホルダーは、俺とおそろいに晴人がくれたものだ。下校時刻と同時に、教室を飛び出し、崖のある場所まで向かった。


それが正解だったのか、間違っていたのか、今もわからない。

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