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融合した世界  作者: 安藤ふじやす
2.避難拠点での生活と冒険者
47/265

2-32.

 前話あらすじ

 避難拠点から出発した救援部隊は途中妨害もなく現場近くまで到着する。

 獣車を降りて徒歩で移動となった一同は、角を曲がれば現場というところで戦闘の気配を察知する。

 角を曲がった一同が目にしたものはセイルがレンを背負ってまで避難拠点への救援要請を急いだ理由となった光景だった。


※2-30話(五月五日投稿分)

 共通語を話せない者の見極めの理由部分(話中盤あたり)に、国としても対策を行っていた表現を追記。


 ブロック塀の陰に身を隠した状態の彰弘達は大人と子供で別れて、別々の話題について話をしていた。

 セイルとレンが避難拠点へと救援を頼みに向かった直後は、その場に残った全員で共通の話題で言葉を交わしていたのだが、一通り現状しなければならない話が終わると自然と別れて会話をするようになったのだった。

「どのくらいで戻ってくると思う?」

 大人である彰弘達の話題は、救援を呼びに行った二人がどのくらいの時間で戻って来るかについてであった。

 今現在、彰弘達の周辺に生物の気配は感じられない。とは言っても、そう遠くない距離に敵となる可能性がある人の集団がいることは事実。できることなら早々に戻って来てもらい、事態を良い方向へと進展させたいものであった。

「往復するだけなら時間がかかるもんじゃないけどね」

 彰弘の問いにディアはそう答える。

 現在地から避難拠点までは往復で十キロメートルもない。セイルならば、レンを背負っていたとしても二十分とかからない。

「何人連れて来るかによってかかる時間は変わると思いますが……そうですね、何事もなく順調に進んで、一時間といったところでしょうか。非番の兵士だけでは足りないと考えるでしょうから、冒険者にも依頼の形で話を持っていくはずです。すると、やはりどんなに急いでも一時間はかかります」

 セイルとレンが避難拠点に着いた後の行動を考え、それにかかる時間を計算していたライが自分の予想を口にする。

 話を聞いていたディアとミリアは、その考えに異論はないらしく頷くことで同意を示していた。

 冒険者はともかく、兵士についてライが非番の者だけに限定していたのには理由がある。現在の避難拠点で活動する兵士の数は、最低限の活動を行うだけのギリギリの人数しかいない。そのため、予想する上で非番ではない兵士を数に入れることをしなかったのである。

「となると、早くてももう少しかかるのか。何事もなければいいがなぁ」

 話を聞き終えた彰弘は、少し離れたところで輪になり小声で何やら話している少女達へと視線を向けた。

「気になりますか?」

 ミリアが彰弘へと声をかける。

「ああ、気になるな」

 彰弘は即答した。

 ディアの話を聞いた後の瑞穂と香澄の行動だけでも気にするには十分であった。加えて、防壁の外で何か起きた場合の対処についての確認を話したすぐ後で、紫苑が先導して少女四人だけで話をし出したから余計にだ。

 彰弘はあのときから一度も瑞穂と香澄の身に小学校で何が起きたのかを口にしていない。しかし、紫苑の様子を見るに当人から何が起こったのか聞いているのは明らかだ。無論、六花も話を聞いて知っているだろう。

 そんな状態で今の状況。先ほどからの少女達の行動、そしてその表情。気にならないわけがなかった。

「とは言え、何かができるわけでもないんだよな」

 誰に言うでもなく、彰弘は言葉を漏らした。

 彰弘ができることと言えば、少女達へと無理や無茶をしないように諭すことと、何か起こったときに適切に対応することくらいである。この諭すについては先ほど行っている。つまり、後は何か起こるまではできることがないのである。

 勿論、少女達の行動を無理矢理制限することは可能と言えば可能だ。しかし、それはできる限りするべきではないと考えていた。

 少し考えすぎではあるが、行動の制限による少女達への影響を彰弘は心配したのである。









 彰弘のそんな気持ちを知ってか知らずか、四人の少女は自分達の会話に没頭していた。

 しかし、その会話も最後のようだ。紫苑がそれまでよりもさらに一段声を落とす。

「では、結論です。可能性は低いですが誰かが助けを求めてきた場合は即飛び出す。そして、追っ手をやる。救援が来てから行動を起こす場合は何としても参加させてもらい、対峙した相手をやる。問題ありませんね?」

 紫苑はそう言うと残り三人へと順に視線を合わせていく。六花と香澄は無言で頷き、瑞穂が口角を僅かに上げる。自らと同じ思いを返してくる三人へと紫苑が頷き返そうとしたそのとき、その場の雰囲気が変わった。

 それまで会話以外の動きを見せていなかった彰弘達がある方向に身体の向きを変え表情を一変させたのだ。少女達は何も感じなかった。しかし、何かが起こったことには間違いないと大人達が向いた方へと顔を向ける。

 直後、女と思われる悲鳴に近い助けを求める声が辺りに響き渡った。

「香澄ぃー!」

 いきなり瑞穂が叫び声を上げ、立ち上がりブロック塀の陰から飛び出した。

 名前を呼ばれた香澄は声を返すことはしなかった。だが、その代わりに瑞穂と同じ行動に出た。さらに六花と紫苑も二人に一瞬だけ遅れて続いた。四人の少女は同じ言葉を口にしながら、悲鳴の下へ向かって走り出した。


 少女四人の考えは一致していた。それは、彰弘達に守られる前に逃げる女達を追いかける男達へ攻撃を加えることである。

 その行動は瑞穂と香澄のトラウマ克服のためでもあるし、数年後に彰弘の旅へと付いて行くためでもあった。

 彰弘に心配をかけるであろうことは分かっているし、危険であることも分かっていた。しかし、二人のトラウマ克服と、四人が旅へ付いていくために必要な対人戦を経験できる絶好の機会があるのだ、少女達が次に来る機会を待つ道理はなかったのである。


 彰弘は舌打ちをすると、少女達の後を追いすぐさま駆け出す。それにディア、ライとミリアも続いた。

 彰弘は走りながら少女達の行動の意味を考えていた。が、そんな思考は前から聞こえたかすかな声と、その後の変化による驚きに隅に追いやられた。

 少女達の走る速さが明らかに先ほどより上がったからだ。

 彰弘はここでようやく、少女達がブロック塀から飛び出したときに口にしていた小声が魔法の詠唱だったことに思い当たった。しかし、事態が好転するわけではない。むしろ彰弘達より先に少女達が相手と先に接触するのが確定してしまったため、事態は悪くなったと言える。

 ただ、そんな中でも彰弘には僅かであるが収穫があった。少女達の遅滞ない行動故に四人が何を考えているのかがおぼろ気にだが見えてきたことだった。

 とは言え、今はそのことを考えている場合ではない。彰弘は見えてきた考えを一旦端へ置き、少しでも少女達に危害が加えられるのを防ぐために、走ることへと全力を注いだのだった。









 逃げる女達を追う男達の先頭を走る二人は、瑞穂と香澄が繰り出したローリングソバットにより進行方向とは逆へと吹き飛ばされた。

 そのすぐ斜め後ろを走っていた別の男二人はその光景を呆然と見送り、直後自分達も同じ道を辿ると悟る。身体へと両手が当てられていることに気付いたからだ。

 果たして、その通りとなった。呆然と仲間が蹴り飛ばされた光景を見送った二人は、六花と紫苑の繰り出した双掌打で先の二人と同じ方向へと吹き飛ばされたのだった。

 吹き飛ばされた四人の男が立ち上がる様子はない。死んではいない証拠に身動ぎはしているが、自力で起き上がることはできないほどのダメージを受けていることは明らかであった。

 瑞穂に香澄、六花と紫苑の四人は自分達が行った結果を一瞥しただけで、次の目標へと鋭くした目を向ける。残る男の数は十二、それぞれが最も近い男へと襲い掛かった。

 逃げる女達を追っていた男達の最初の二人が蹴り飛ばされ、行動不能となってから僅か十数秒、残る男の数は四人となっていた。

「な、なんだテメーらは!?」

 残った男の内一人が声を上げた。

 残った四人の男は倒れ伏す男達よりも少し離れた後方を走っていた。そのことに加え、襲撃者である少女達を止める存在がその場に到着したことで攻撃を免れたのである。

「運がよかったね。おじさん」

「あなたの味方でないことだけは確かです」

 先ほどまでと変わらない目付きのまま瑞穂と香澄が声を出し、六花と紫苑は無言で睨みつけた。

 そんな少女達へと言葉を返そうとした男だったが、開いた口をすぐに閉じた。目の前にいる少女達の目がとても少女のものとは思えない冷たさを宿していたからだ。

 そんな緊迫の中、少々場違いな声色が流れる。

「味方じゃないのは確かだけどね。もう少しやり方があるだろ?」

 声の主は少女達の真後ろで片手に持った槍の柄で肩を叩くディアだ。

「まったく、言った直後にこれだからな。帰ったら正座で説教か?」

 ディアの隣では、腰に両手を当てた彰弘がそう言ってため息をついていた。

 彰弘とディア、この二人が現場に到着したことで、今自分の足で地面に立っている男達は少女達からの攻撃を免れたのであった。

「いや、あの、やっぱ不安は早めに解決した方がいいと思うんだよね、あたし。あのとき助けてもらって、で、その後で彰弘さんと話をして一緒に行くって決めたときに思ったんだ。どれだけ動けるようになっても、どれだけ魔法が使えるようになっても、あのときのことを克服しないと足手纏いになるって。だから、これは必要だと思う」

「そうです。彰弘さんと一緒に行くかそれとも残るか、わたしはまだほんの少しだけ迷いはあります。けど足手纏いは嫌です。それに新しく学園へと通うんです。折角ですから憂いは除いてから通いたいです」

 目の前の男達から目を離さないままで瑞穂が今回の行動について説明する。続いて香澄が自分の気持ちを口にした。

「お二人に同意します。季節的な問題もありますが、特に私達の場合は入学するための試験対策もしなければなりません。そのため、今後入学までの間に防壁の外へ出ることはほとんどなくなると思います。そうなると今回のようなことに遭遇することは皆無でしょう。この機会を逃したくはなかったのです」

「うん。今のままだとわたしは、ううん、わたし達は彰弘さんに頼るだけになっちゃう。わたし達は彰弘さんと同じ場所にいたいの。後ろじゃなくて横にいたい、だからなの」

 紫苑と六花も、瑞穂と香澄と同じ意見を持っていた。

 一瞬見えた少女達の目と後姿を見た彰弘は短く一つ息を吐く。

「その気持ちは分かった。たださっきも言ったが無理はするな。せめて相談してくれ」

 少女達は彰弘の言葉に頷くことで了承の意を示した。

 彰弘は気持ちを切り替えるため再び短く息を吐き出す。そして、先ほどから黙ったままのディアへと一度目を向け「任せる」の一言を受けた後、今の事態を収まめるため立ち尽くす男達へ向かって口を開いた。

「さて、待たせたな。君達には二つの選択肢がある。このまま抵抗せずに俺の言うことを聞き避難拠点へ行くか、抵抗して俺達の敵となるかだ。避難拠点に素直に行くなら、そこで倒れている者の治療をそれができる人物へ頼んでやる。彼女なら引き受けてくれるはずだ。但し、抵抗するならその治療は完全になくなるし、君達の命も保障できない。ああ、そうだ。融合後に日本の法律に照らし合わせて何らかの罪を犯していた場合は、現ライズサンク皇国の法によって裁かれることになる。さて、どうする?」

 彰弘の言葉に男達は顔を見合わせた。

 男達の対応を彰弘がしている大きな理由は、断罪と付く称号を持っているからだった。称号自体に何かの効果があるわけではないが、それを獲得していると言うことは、それに見合った能力を有している証拠である。そのため、ディアは彰弘へと任せたのだ。

「一つ、教えてくれ。今まで俺達は上の言うことに従って食料などを盗んできた。そんな俺達は避難拠点へ行った後、どうなる?」

 何やら相談していた男四人だったが、意見がある程度纏まったのかその内の一人が口を開き問いかけてきた。

「やったのがそれだけなら罪にならないから安心しろ。もっとも、一度避難拠点に入り、その後でやった場合は罪となるが、そうでなければ大丈夫だ。妙に素直だからついでに聞いておくが、あの女性達に手を出した奴らは君を含めてここにいるか?」

「いや、倒れてる奴らも含めていないはずだ。俺らは団体の下っ端だからな。それらは上の連中だけだ。見て見ぬふりをしている時点で同類の言い訳にしかならないが……手を出していない。俺らは言われて脱走した彼女らを追いかけて来ただけだ」

 男の話を聞いて人権団体の施設を使っている別の団体か? と彰弘は考えた。しかし、どこかの人権団体は売春などを斡旋してたとかでニュースになったことを思い出し、何とも言えず頭をかいた。

「君の言っていることが本当なら、さっきも言ったが罪にはならない。女性達を追いかけてたことについては追求されるかもしれないが……まあ、せいぜい数日の労働とか、その程度だろう」

 彰弘のこの言葉で男は息を吐き出し、顔の表情を緩めた。そして、その後仲間と数度やり取りし、避難拠点へ行くことを彰弘へと告げた。









 倒れて動けなくなった男達を担ぐなどして、彰弘達は女性を保護していたミリアとライの下へと戻った。

「すまないが、彼らの治療をしてもらえないか?」

 そして着くなり、事情を説明した上で彰弘は最後にそう言ってミリアへと頭を下げた。

 勿論、逃げて来た女達の精神状態を考慮し、追いかけて来ていた男達は少し離れた位置で待機させている。そして、その男達はディアと少女四人に見張られていた。

「困りましたね。今この方達の傍へと男性を近づける訳にはいかないですし……」

 男達の治療については快諾したミリアだったが、困った様子をその顔に浮かべた。

 強姦されていた女達だ。例え行為にまったく関係ない男でも、現段階で近寄らせるのは得策とは言えなかった。

「では、私がディアと変わってきましょう。少し待っていてください」

 彰弘とミリアの会話を聞いていたライがそう助け舟を出した。その行動に彰弘は礼を言い、ミリアが頷く。

「ま、魔法使いの私でもあの彼らくらいならどうとでもなりますしね」

 そう言うとライは離れたところで待機する男達の下へ歩みを進めた。

 そんなライを眺めていた彰弘だったが、視線の先に動くものを発見し眉間に皺を寄せた。

「アキヒロさん」

 ミリアの声に彰弘は頷く。

「ディアが来たら、さっき話したとおりにあの男達の治療を頼む。俺はあれを何とかする」

 彰弘はミリアにそう告げると返事を待たずに移動を開始した。


 ディアとライ、それに少女達も彰弘が見つけたものに気が付いていた。

「さて、どうする?」

 自分達のところへ合流した彰弘へとディアが声をかけた。

「話は聞いたと思うが、ディアには保護した女性達の護衛を頼みたい。ライはこのままここで彼らを見ていて欲しい。あれは俺らが何とかする」

 彰弘の言葉を聞いたディアが片眉を上げた。

「俺らって、まさかこの子達にも相手をさせる気!?」

「そうだ。どうやら、その必要があるらしい」

 ディアの異議に彰弘はそう答えた。

 先ほど目の前で動く人影を見かけたとき、彰弘は一人で何とかするつもりだった。しかし、この場まで来て少女達の顔を見たとき、迷いながらも考えを変えた。前方を睨みつける少女達の視線に殺意と言えるものが宿っていたからだ。

 特に紫苑のものは他の三人に比べても強烈だった。まるで長年探した仇相手を見つけたような激しさであった。

 そんな理由があり、この場に少女達を置いていく方が、いろいろな面で危険だと彰弘は判断したのである。

「こっちは頼んだ」

 彰弘は納得がいかないと言う顔をしているディアとライに短くそう言うと、二人の横を通り抜け少女達へと近づいた。

 そして、一人一人に視線を合わせてから口を開く。

「無理はするなよ。後、俺が下がれと言ったら必ず下がってくれ」

 自分達を心配していることが分かる目で見てくる彰弘へと、少女達は表情を変えずに頷いた。

 少女達と一緒に対処すると判断した彰弘だったが、やはりまだ迷いはあった。しかし、険しい表情のまま頷くその様子に覚悟を決めた。

「行こうか」

 彰弘は一言そう言うと新手の集団へと足を動かす。少女達もその後に続いた。

 歩みを進める五人の視界には、武器を持った二十名ほどの集団が映っていた。

お読みいただき、ありがとうございます。


いろいろあって遅くなりました。

ついでにいつもよりさらに短く微妙な感じが……。

もし修正するようなことがあったら、今まで同様前書きでお知らせします。



二〇一五年五月十七日 十五時三十分

 『逃げる女達を追う男達の先頭を走る二人は~』から先を全面的に書き換え。

 書き換え前の内容は活動報告にコピペしました。



二〇一五年五月二十三日 八時三十分

文章追加修正


修正前(一)

「~そこで倒れている者の治療もしてやる。但し、抵抗するならその治療はないし、君達の命も保障できない。~」


修正後(一)

「~そこで倒れている者の治療をそれができる人物へ頼んでやる。彼女なら引き受けてくれるはずだ。但し、抵抗するならその治療は完全になくなるし、君達の命も保障できない。~」



修正前(二)

そして着くなり、彰弘はそうミリアへと頭を下げた。


修正後(二)

そして着くなり、事情を説明した上で彰弘は最後にそう言ってミリアへと頭を下げた。



修正前(三)

ミリアの言葉はもっともであった。

 強姦されていたであろう女達である。例え行為にまったく関係ない男でも、現段階で近寄らせるのは得策とは言えなかった。


修正後(三)

 男達の治療については快諾したミリアだったが、困った様子をその顔に浮かべた。

 強姦されていた女達だ。例え行為にまったく関係ない男でも、現段階で近寄らせるのは得策とは言えなかった。

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