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TAKOYAKI



 夜道をフラフラ。


 へべれけ千鳥足で家へと向かう。


 職場の歓迎会で飲みすぎた帰り道。


 俺はフラフラしながら、ひとり暗い夜道を歩いて帰る。


 すると、目の前に大きな球体のようなものが現れた。


 俺は疑問に思いながら、その大きな球体に近づいた。


 その球体は、何だか美味しい匂いがする…


 そうだ、この匂いはたこ焼きだ。


 よく見ると、その球体は見た目もたこ焼きで。


 しっかり鰹節と青のりがまぶされてる。


 指でその球体をつつく。


 ブニブニしてて、気持ちの悪い触り心地。


 その球体をつついた時だった。


 球体がもぞもぞと動いた。


 と、思ったら。


 クワッ


 と、その球体に大きな裂け目のようなものが浮かんだ。


 口だ。


「ウワアアアアアアア!!!」


 普段、たこ焼きは食べるものだけど。


 今日は俺がたこ焼に──────…





 グシャッ




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― 新着の感想 ―
[良い点] 徳田さんはシュールな感じの世界を創るのが得意なのかもしれませんね。 巨大たこ焼きの中はとても熱そうです(笑)
2023/10/24 07:13 退会済み
管理
[良い点] 人間を飲み込む巨大タコ焼きとは、何ともミステリアスですなぁ。 中にはクラシックなタコ型が潜んでいて、飲み込んだ人間によからぬ事をしているのかも知れないですね。
[一言] むむむっ、今までの徳田タクトさんの作品(←と言っても、全部は読めてないんですが…。すみませんm(--)m)とは、一味違う感じが…。 でも、面白かったです。いきなり、現れるのが、コワイっっっ…
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