表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
望みは影より来りて  作者: 名録史郎
5/9

4日目(金曜日)

「デート行こうぜ」

 

 いつものファミレスで、幸せを噛みしめていたら、健太がそんなことを言った。


「わざわざそんな言い方しなくても」


 たまに休みの日も一緒にいるのだ。


 大体、どちらかの家で映画を見るぐらいだけど。


「わざわざ言うからいいんだろう」


 健太はそんなことをいう。


 健太の狙い通りあたしは健太のことを意識してしまう。


「付き合ってほしいっていう俺なりのアピールだよ」


「うん。いいよ」


「よし、どこいく?」


「そうじゃなくて……付き合ってあげるって言ってるの」


「へっ?」


 昨日の健太は、本当にかっこよかった。


 もしかしたら健太は、本当の健太じゃないかもしれない。


 それでも、ここで後悔したくない。


「付き合ってあげる。ううん。あたしと付き合ってお願い」


 あたしは素直な気持ちを言った。


「ああ、ありがとう」


 健太は、照れたように笑った。


「よろしくな」


「うん!」


 胸いっぱいに幸せな気持ちが広がる。


 それと同時に不安に心乱される。


 怪異は、今のところあたしの影がなくなった。

 それだけ。


 きっと大丈夫。


 きっと……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ