今度こそ、妻と娘を守る!
お父さんがやり直しして頑張る話です。
ではどうぞ(  ̄ー ̄)ノ
「これは一体・・・」
何度もカレンダーの日付けと周り風景・・・そして、幼い自分の姿を鏡でみて俺は驚愕した。
「俺は確か処刑されたはず・・・なのにどういうことだ?」
俺は処刑された。
理由は娘が王子の婚約者として不義を働いたというのと、俺が領地で不正を働いていたというものだ。
どちらも冤罪なのだが、全てを知った時には遅く、俺は娘を命からがら逃がして処刑台へと登った。
すべては、俺が取り仕切る公爵家を敵視する奴等に仕込まれたことらしく、俺はまんまとその罠に飛び込んでしまったらしい。
そいつらを恨みながらも娘をなんとか逃がせたと自己満足に浸りながらおれは命を落とした・・・はずだった。
ところが、俺が意識を取り戻すと何故か幼い姿の俺の体と今はもうないはずの若い頃の自室が目にはいって、さらにはカレンダーの日付けはどうみても20年前・・・俺が10才の頃だ。
理解が追い付かず、呆然としていると扉がノックされて懐かしい人物・・・父の頃の執事のバトラーが入ってきた。
「おはようございます。坊ちゃま。」
「じいや・・・だよな?」
「その通りですが・・・いかがいたしました?」
「・・・変なこと聞くが、俺は今いくつだっけ?」
「確かに異なことですな。坊ちゃまは今年で10になられました。」
「そうか・・・すまない。寝ぼけていた。」
なんでもないように首をふった。
信じられないが、どうやら俺は過去に戻った・・・というか、未来の記憶を持ってるのか?
感覚ではさっきまでの大人の自分が強いので過去に戻ったと言えるのかもしれないが、どちらにしろ信じられないことが起きたようだ。
しかし、これは・・・もしかしたら俺は今度こそ救えるかもしれない。
妻と娘を・・・
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
俺は2度結婚した。
いちどめは、昔からの婚約者の妻との結婚。
俺は彼女を心底愛していたし、彼女も俺のことを愛してくれていた。
しかし、彼女はとある茶会の帰りの馬車で賊に襲われて殺されてしまった。
賊はその後すぐに捕まえて処刑したが、俺は愛しい妻を亡くしたショックでしばらくは失意に落ちてしまった。
その当時、娘はまだ4、5才で母親としてとにかく誰かに導いてあげて欲しかった俺は愚かにも別の女を妻に迎えた。
それが、間違いのはじまりだった。
その当時は知らなかったが、どうやら新しい妻は娘を教育と称して虐待していたようなのだ。
俺は、その当時は娘がだんだんと母親に・・・俺の愛した妻に似てきたのをみて、耐えられず距離をとっていたので気づかなかった。
娘も俺の前では気丈に振る舞うし、家の者も妻に脅されていたらしく、誰一人として報告はなかった。
そんな折に俺はよかれと思って娘に王子との婚約の話を持っていった。
娘は俺の期待にこたえて王妃として申し分ない能力を得てくれたようだが、俺はそれでも心のどこかで亡くなった妻と娘の姿がかぶり、素直にはなれなかった。
ある時、奇妙な噂を聞いた。
それは王子が婚約者を放置して、平民の女に夢中というもの。
最初は鼻で笑っていたが、調べるとどうやら本当のようだった。
しかも、前まで良かったはずの娘の評判が落ちてきたのだ。
様々な噂があって、調べると娘はどうやらその平民を苛めたりしていると誰かが意図的に噂を流していた。
そして、調べていくと不審な点が多数あった。
平民の女の経歴や交遊関係が違和感しかないのだ。
出生についてはこの国の人間とのことだったが、腕利きの俺の部下によると、かつて滅んだ王国の1つの可能性が高いとのことだった。
何故かと問えば、その平民は滅んだ王国の王族の証である紋章が体に刻まれていたらしい。
これには流石に俺も驚いた。
そして、彼女の交遊関係も男ばかり・・・それも王子やその側近候補の貴族の子息ばかりの上、その平民の女はどうやら我が公爵家と敵対関係にある家の長と密会をしていたらしい。
これは不味いかもしれない・・・そう思って対処をしようとしたが、すでに手後れだった。
娘は国王主催の夜会で王子たちから婚約破棄され、同時に王子の寵愛を受けていた平民を苛めたとして断罪された。
そして、同時に我家にありもしない不正の疑惑をかけられ、俺と娘は牢に入れられた。
幸いにも、一緒の牢に一時的に入れられた上に、監視の人間は俺の部下が根回した人間だったので、俺は脱走騒ぎをおこしてて囮になっている間に娘には逃げてもらった。
「お父様!」
今でも思い出すのはあの時の娘の表情。
信じられないような驚愕したあの顔。
久しぶりに真っ直ぐにみた娘は母親そっくりの美人になってて、俺はそんな娘に最後の最後で本当に久しぶりに・・・言葉をかけた。
「今まですまない。元気でな。愛しい娘よ。」
そう言ったときの娘の悲しげな表情をみて俺は・・・笑顔で駆け出した。
後ろでは騒ぎだしそうな娘を部下がなんとかおとなしくさせて連れていくのが見えたので、俺は安心した。
ーー生きてくれーー
今さらながらに俺は娘を・・・愛しきれなかった後悔と最後の死に場所を得られたことに少なからず満足した。
しばらく俺は騒ぎたててから警護の部隊に捕まり、そのまま牢に戻された。
外からの噂で娘は逃げ切れたようだと知れて俺は安堵した。
それから、しばらくして俺は処刑された。
憎しみと後悔と・・・娘の幸せを祈って。
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過去に戻って・・・記憶を取り戻して?から8年の年月が経った。
俺と妻は無事結婚できた。
俺の体感では2度目の結婚式は1度目よりも鮮やかに俺の脳裏に焼き付いた。
花嫁姿の妻も、誓いの言葉の場面での宣誓も、誓いのキスも・・・何もかもが俺には鮮やかに見えた。
ーーー今度こそ守るーーー
そう心に誓っていると妻は俺の手を握ってくれた。
見ると、妻の表情は慈愛に満ちた表情でこちらを見ていた。
「旦那様。大丈夫ですよ。」
その一言で俺の肩に入っていた力が抜けていく。
彼女は見抜いていたのかもしれない。
具体的には知らずとも俺の心に温かな光をくれる彼女。
はりつめていた心はその一言に自然と緩んでいき、俺はこの日・・・再び彼女に惚れ直した。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
妻と結婚してしばらくして娘が生まれた。
時期的には前と同じで、俺は心底安堵した。
子供は廻り合わせだと聞くので、もしかしたら娘は俺の元に来ないのではと心配していたが、杞憂に終わった。
前と同じく、娘には「ローズマリー」という名前を与えた。
ローズはすくすくと育っていった。
前回は、仕事にかまけて幼少の頃もあまり相手はできなかったが、今度こそはと、無理矢理にでも仕事を片付けて屋敷に戻り妻とローズと時間を共にした。
妻とも新婚の頃となんら変わらないほどの愛情を育めていると思う。
つい先日、二人目の子供がお腹にいると医者に言われた時には歓喜した。
新しい家族が出きることにみんなは大いに喜んだ。
ローズも姉になると伝えると最近は言葉も話せるようになって、「おねーたんだ!」と舌ったらずに言われた時には妻と二人で頭を撫でた。
そんな折、運命の時は近づいていた。
ある日、安定期に入った妻が近所のお宅の奥様とお茶会に出たいと言った時に、俺は嫌な予感がしたので送り迎えを俺がついていく条件で許可を出した。
あと、フォローとして娘を同行させるのも忘れない。
ローズは年の割にしっかりとしたところがあるので、時々ぬけている妻のフォローにはうってつけの人材だ。
行きは何事もなく済み、俺は帰りの護衛の数を密かに増やして待機した。
しばらくして妻と娘が戻ってきたので、二人を連れて帰宅をすると、嫌な予感は的中した。
いきなり馬車が止まったと思えば、外が騒がしくなる。俺は二人に少し待つように言うと外に出てみた。
予想通りというか、前に妻を殺した賊と同じやつらが襲ってきていた。
が、数は密かに配備していたこちらが上で質も圧倒的な差がありすぐに鎮圧できたのか、護衛の一人が賊の頭と思われる男を俺の前に縛って持ってきた。
その男の顔には見覚えがあった。
前回捕らえたときに俺が怒りから殴った男だ。
真っ先に処刑したのもこいつだった。
あの時は怒りが先行して特に聞き出すこともなく殺したけど・・・
「誰に雇われた?」
「・・・・・・」
「黙りか。まあいい。後でゆっくりと聞くとしよう。連れていけ。」
その一言で賊は連れてかれた。
馬車に戻ると妻と娘が心配そうに待っていたので笑顔で応えた。
「旦那様。大丈夫でしたか?」
「大丈夫だよ。もう終わったから。それじゃあ、帰ろうか。」
「おとうさま?」
「ローズもそんな不安そうな顔はするな。何があっても守るからな。」
笑顔でそう言ってやれば安心したのか「うん!」と無邪気に頷いてくれた。
妻も心配そうにしていたが、手を握って微笑んだら安心してくれた。
第一の悲劇は止められた。
とはいえ、おそらくこれは裏がある襲撃だったはずだ。
それの犯人にはきっちりと落とし前をつけさせる。
そう心に決めて俺は家族と一緒に屋敷へと帰った。
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少し暴力的なお話をしたら、賊の連中は正直に答えてくれた。
どうやら、依頼したのは我家を敵視する家による依頼らしい。
しかし、ゴロツキのような賊の話を信じてもらえるとは限らず、尚且つ証拠も足りない。
俺はとりあえず、国の警備隊に連中の身柄を渡して処罰と捜査を頼んだ。
それから、俺は部下に命じて、相手の弱味を見つけることにした。
優秀な部下のお陰で情報は集り、叩いた埃がまあ、でるわでるわで呆れるほどに順調に進んだ。
最初は、いっそのこと、同じ思いをさせてやるべく、相手の家族を奪おうかと思ったけど、それでは相手のやり方と大差ないどころか同じであると思い、それは諦めた。
かわりに、不正の告発で相手を地に落とそうと思ったが・・・しばらく待つことにした。
何故かと言うと、娘が王子の婚約者候補に選ばれてしまったからだ。
家柄的にも年齢的にも釣り合うのは我家かもう一家しかなく、そちらは婚約者がいるので現状では、我家しかないのだ。
もちろん、最初は断った。
しかし、あまりにしつこい国王に仕方なく了承してしまった。
だが、条件はつけた。
まず、二人の関係は婚約候補のままで、もし学園を卒業までに王子かローズが好きな相手を見つけられなかったら、正式に婚約させるというもの。
そして、もし好きな相手を見つけた場合に理不尽な形で関係を切ろうとしたら然るべき措置を取らせるというもの。
国王は不思議そうにしながらも了解してくれた。
本当はあんな馬鹿な王子にローズをくれたくはないが、俺の記憶と大きく違うと後に困るので仕方なくだ。
ローズにはしっかりと「婚約者候補」と伝えておいて、好きな相手が出来たら言いなよ。と言っておいたので大丈夫だろう。
王子の方は、何を勘違いしたのかローズを正式な婚約者だと思っているらしい。
周りもそう思っているので都合がいいと、俺はそのままにしておいた。
このまま王子が何もしなければいいがやはりというか運命の通りになってしまった。
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それは、ローズが学園に通いはじめてからのこと。
親としては寂しいが、まだ息子と娘が新しくできて、でもローズも帰って来ないかなーと仕事をしていた時だった。
ローズの護衛に密かにつけていた部下からの伝令で王子が平民の女と親密に過ごしているとの情報が入った。
俺はそれを聞いて、すぐさま国王へと謁見を求めて事の次第を報告した。
国王は冷や汗を流していて止めようとしたが、当初の約束は約束だ。
ローズも王子に思慕しているわけではないので大丈夫だろう。
しかし、結局国王は確かめると言って保留にしてしまい、その日はダメだった。
それからも何度か打診はしたが、返事は返って来ないまま、あの忌まわしき、夜会の日になってしまった。
ローズをエスコートして会場に入ると視線は一気にこちらに集まった。
そりゃ、まあ、王子が婚約者を放置して他の女をエスコートしていたら好奇の視線は集まるよな。
しばらくして、そんな視線にさらされていると王子は前と同じように高らかに宣言した。
「ローズ!お前とは婚約破棄する!今までよくもマリーをいじめたな!この性悪が!」
その王子の言葉に会場はざわめく。
俺はそっとある人物に視線を向けると、やはりというか、実行犯の一人の我家を敵視する連中はこの状況に笑みを浮かべていた。
そんなやつらをみて俺は内心でほくそ笑み。
ーーーさあ、決着だ!ーーー
「殿下。そのお話少々お待ちください。」
俺がそう言うと王子はあからさまに不機嫌にこちらを睨み付けてきた。
「なんだ!婚約破棄も娘の罰も取り消さないぞ!」
「殿下。一応、言っておくと前提が間違いなのです。」
「なんだと?」
「そもそも、娘とあなたは正式には婚約してませんから。」
その一言に会場はざわめく。
まあ、今まで婚約者という認識だったからね。
いきなりの否定はみんな驚くよね。
中には俺が罰を受けないために嘘をついてるかもって人もいるだろうけど・・・
目の前の王子とか。
「で、デタラメを言うな!どこに証拠が・・・」
「こちらに。」
そう言って取り出したのは、国王の署名つきの婚約者候補の誓約書。
それをみせた王子は本物だと確認するとあからさまに戸惑ったようにこちらに怒鳴った。
「だ、だが!父上が・・・」
「ローズはちゃんと知ってましたよ。だよな?」
「はい。お父様。」
「な・・・ならば何故否定しなかった!」
「特に気にする必要もなかったので。だって、私にとっては殿下との婚約など最初から眼中にありませんでしたから。」
「だが、お前は俺に惚れているのだろ?」
「え?何故ですか?私が殿下のどこを好きになれと?」
「だ、だが、お前はその嫉妬でマリーをいじめていたのだろうが!」
「嫉妬も何も、私は殿下のことなど異性としても人間としても好きにはなりませんよ。それに私の好きなタイプはお父様みたいなかっこいい人ですから。」
そう言って微笑んだローズに俺は思わず内心で喜んでしまう。
俺のようなタイプか・・・いるのかな?
そんなことを考えていると諦めきれない王子がなおも言い募ろうとしていた。
仕方ない・・・
「殿下。そもそも 娘はいじめなどしてませんよ。」
「そんな訳ないだろ!マリーがこうして・・・」
「そのマリーとかいう小娘は我家を嵌めるために用意された道化ですよ。そうだろ?モンテスト公爵殿と、ハイデルト伯爵殿。」
突然話をふられた2家の長は動揺しながらも毅然と答えた。
「なんの話かさっぱりですね・・・」
「まったくです。」
「ああ、大丈夫。すでにあなたたちの仕業と判明してますので。証拠もありますし、なんなら密会での会話も録音済みです。それは国王へと提出したので話はそちらでしてください。あと、あなたたちの裏での悪事も公にしたので・・・まあ、頑張ってくださいね。」
「「なっ!」」
「衛兵。連れていけ。」
俺の言葉で控えていた衛兵が二人をつれていき、あたりは騒然となる。
が、王子はまだ諦めていないようだ。
「だ、だがマリーは・・・」
「殿下。私も暇ではありませんので簡潔に言いますね。まず、その平民は前に滅ぼした国・・・アルバへレム国の元王女です。そして、彼女はこの国に復讐のためにあなたに近づいたのです。そうですよね?マリー嬢?あ、無理な言い訳とかはいらないですよ。なんならあなたの腕の紋章を見せてもらってもいいですよ?」
そう言うと平民の女は笑いながらこちらに視線を向けた。
「驚きました。どこで知りました?」
「ま、マリー?」
「ああ、王子様。ごめんなさいね。ばれてしまったから正直に答えるとそこの男性のおっしゃる通りなの。」
「う、嘘だよな・・・」
「私は、祖国のために.あなたに近づきました。いずれ王妃になって経済的に国を傾けさせようと・・・まあ、ばれたのでもう無理な話ですが。それに、あんな簡単に騙されるとは・・・面白かったですよ?で・ん・か。」
「な、あ・・・・」
「うまくやったのに・・・まあ、仕方ないですね。あ、ローズ様。あなたのことは割りと好きでしたよ。もしもう少し性格が歪ならなお私好みです。」
放心する王子を残して平民の女は衛兵に連れてかれた。
残されたのは騙された哀れな王子だけだ。
「とりあえず・・・ローズ帰るぞ。」
「はい。お父様。」
俺は娘と手を繋いて帰宅する。
ようやく守れた愛する家族の元へと・・・
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
それからのことを少し話すと、王子は継承権剥奪の上で城に軟禁になった。
もともと、平民の女の裏切りで精神的にきていたらしく、部屋から出られはしないようだが。
側近候補たちも王子の暴挙を止められずにそれぞれ家での処罰が下った。
一応、王子の下の弟が王太子になる予定になり、婚約者はローズにされそうになったが、丁重に断った。
正直、あんなぼんくらな王子とは違い弟君はいい王になるだろうが、王族にはローズを入れてほしくなかった。
ローズはそのあと学園で同級生の伯爵家の男と恋に落ちて、結婚することになり、俺は娘を取られた父親として当然のように妻に慰めてもらった。
それでも、一応ローズの結婚相手の男はなかなかにいいやつだったのでなんだかんだと気に入ってしまったのは仕方ない。
それから他の子供も大きくなり、俺は隠居して妻と二人でゆったりと余生を過ごした。
時々、思うのは何故俺はやり直す機会を貰えたのか?
わからないことは多かったが、隣で笑う妻の顔をみればどうでもよくなった。
孫ができて、賑やかになりながら、俺は妻とともに一生を終えられた。
俺の最後の言葉は決まっている。
「幸せな・・・人生だった・・・」
守れなかった過去があったからこそ、守れた今。
願わくは1度目の時の娘が・・・幸せであってくれと強欲にも祈る。
俺が愛せなかった、愛しい娘。
彼女にも幸福を・・・
俺はそんな思いで最後に瞼を閉じた。
お読みいただきありがとうございます。
当初は「悪役令嬢のお父さんが頑張る」というスタンスで書きはじめたのに、何故かこんなことに・・・
作中内では明確に表記はしませんが、タイムリープとも未来の記憶を手に入れたとも言えない曖昧な感じにしました。
どちらかは読者の方の想像に任せます。
娘サイドの話も書こうか悩んでますが、少くともループ前の娘話だと確実に暗いやつですね。
ちなみにループ後だとファザコンな娘の話かな(笑)
要望があれば書くかもです。
ではではm(__)m